今だったらこうします「道具編」
どんな趣味でもそうだと思うんですが、長年やっていると
 
「あの時はあ〜したけど、こ〜しとけば良かったな〜」
 
みたいなコトが多々あります。
 
と言う訳で、今回から「もし豆鉄砲が今からエアライフルを始めるならどう言う選択をするのか?」
をテーマに「道具編」、「射撃編」、「ハンティング編」と3編に分けてお送りしたいと思います。
 
狩猟免許の選択
エアライフルでしかハンティングをしない人でも、狩猟免許を取得する時は、将来「装薬銃もするかも?」
と案外保険を兼ねて、装薬も可能な第一種を取ったりします。
では、豆鉄砲がもう一度免許を取るならどうするのか・・・?
豆鉄砲の答えは、やっぱり「第二種」の取得です、だって取得がラクですモン(笑)
 
それに正直、装薬でシカやイノシシが獲れても、解体出来るような施設も設備も豆鉄砲にはありませんし、
家庭の台所で無理なく出来る解体サイズの限界は、カモ・キジ程度の大きさだと思ってます。
(以前、エゾシカの前足一本分の肉を頂いて、あまりのデカさに半泣きになったのはいい思い出です)
それに、あんな山を駆け巡る体力の必要な大物猟なんて豆鉄砲からすれば狂気の沙汰ですよ(笑)
ですから、豆鉄砲の基本姿勢として、シカやイノシシのお肉は人様に頂くモノとして認識しております。
 
逆に、装薬銃を持つ予定もないのに、保険代わりに第一種を取得する人に豆鉄砲は言いたい
 
「この軟弱者!」←セイラさんの声で脳内再生をお願いします(笑)
 
銃の選択
エアライフルには、スプリング・ガス・ポンプ・プレチャージと方式がある訳ですが、ある程度の
知識を持った人だと、銃の選択の中からスプリングとガス方式の銃は除外すると思います。
その理由は恐らく一つで「んなモンで獲れる訳ね〜じゃん!」と言うのが大半だと思います。
 
ですが豆鉄砲はあえて言います、
 
スプリングやガス銃でカモやキジを獲るのは可能です(キッパリ
 
大半の人が「んな訳ね〜だろ!」と言うと思いますが、気持ちは十分に解りますよ、豆鉄砲だって
目の前でソレを見るまで信じられなかったし、見た後でもしばらくは理解出来なかったですモン(笑)
ただココで間違えていけないのは、スプリングやガスでカモやキジを獲るには50mからの射撃なんて
寝言は言ってられません。
最低でも30m程度まで慎重にストーキングする必要がありますし、実際は20mかそれ以下まで接近しています。
実際に現場で見てると圧巻ですよ〜、その動きはまるで映画に出てくるスナイパーそのものです(笑)
 
それで冷静に考えて、銃を持ったばかりの素人さんがスプリングやガス銃で獲物が獲れるか?
と言えば、やっぱりムリです(笑)
やはり趣味としてハンティングをする以上、ある程度の猟果が無いと気持ちが続かないと思いますし、
最悪、ハンティングではダメでも、射撃で本領発揮するケースもあると思うんで、豆鉄砲のオススメは
グルーピング性能の良いプレチャージです。
 
ドコのプレチャージを買うか?
プレチャージ自体工業製品ですから、選択する時の一つにその国の車があったらあなたは買うか?
と言う基準で選ぶのがいいかも知れません。
で、こんな遠回しな書き方してもツマラナイんで、ストレートに書きますと、Airarms・Daystate・FX
この中からしか豆鉄砲は選択しません。(2011年現在の選択として)
 
射場でこれまでに鳴り物入りでデビューした上記以外の銃を見てきましたが、正直、ヒドイものでした。
無論、グルーピングは銃+射手の能力なんで一概に言えませんが、ソレを勘案してもダメなモンはダメです。 
エアライフルでは、初弾の命中率=捕獲率みたいなモンなんで、50mで最低でも30mm程度のグルーピングが
無いと話になりません。
 
当然、20mとか30mに接近出来るテクニックがあればどんな銃でもイイですが、初心者にそんなストーキングの
テクニックなんて最初から出来る訳がありません。
結局、最初の頃は50mオーバーでの射撃が多い訳で、そんな状況下で安定した命中率を誇るのは上記の
3メーカーです。
 
そして調子に乗ってもっと書いちゃうと、上記3メーカーの2倍とか3倍近いパワーを誇る銃が多々ありま
したが、そのグルーピングは実にお粗末なものでして、
 
「当たらなければどうと言うコトはない」 ←ビームライフルで狙われた時のシャア少佐のお言葉
 
を見事に体現しておりました。
 
5.5mmのプレチャージのパワーとしては30FP前後あれば十分です。
獲物へのインパクトだのパンチだのと訳の解らんコトを言う人がいますが、100m先の獲物を貫通するような
パワーを持つ上記3メーカーの銃であれば、なんの問題もありません。
そして30FP前後のパワーがあれば、最優先すべきは命中精度の高さです。
 
あとは各銃で、「長いor短い」、「重いor軽い」などがあって色々悩むかも知れませんが、グルーピング
性能に問題が無ければ、後は馴れの問題なんであまり深刻に考える必要はありません。
そしてもう一つ大事なのコトは、連発式を選ぶコトです。半矢の時の素早いフォローショットに連発式は
欠かせません。
 
豆鉄砲のS410の場合、最初の頃は確かに全長が長くて、猟場では少し長いかな〜?と感じるコトもあり
ましたが、その長さに馴れてしまうばなんの問題もありませんでした。
 
それよりも、初心者が安いからと言って、ど〜しようもない銃を買う方が、猟場で使い物にならなくて
困ります。
 
豆鉄砲も将来的にはスプリング銃とアイアンサイトでカモやキジを獲ってみたいですが、現実問題として
無理なモンはムリなんで、初心者は素直に性能の良いプレチャージを買ってラクをして下さい。
 
スコープの選択
光学機器と言うのは、金額がそのまま性能に比例するモノなんで、最終的にはお財布と相談になりますが、
別に最高級品でないとダメかと言うと、そんなコトはありません。 
では、どのようにスコープを選択すべきか、2万円のスコープでアレだけの猟果を上げる豆鉄砲の考えです(笑)。
 
単倍orズーム
単純な光学性能だけを考えると単倍でしょうが、猟場で使うならズームの方が、断然使い勝手がイイです。
ただし、豆鉄砲の場合、4〜12倍のズームスコープを使ってましたが、通常は12倍固定で使用してました。
 
ではどんな時に倍率を変えるかと言うと、匍匐などで物陰に隠れたまま射撃ポジションに移動し、獲物の
位置を予め確認しないまま銃を構え、スコープで獲物を確認したらそのまま発射する時に、視野を稼ぐのと
素早いサイティングの為に最低倍率を使用していました。(この時の獲物との距離は大体20m以下です)
 
どの程度の倍率を選ぶか
上記のような状況の場合、必要な最低倍率は視野を考えると大体3〜4倍です。
ズームスコープの場合、最高倍率は、最低倍率×3〜4 ぐらいなので、最大でも16倍程度までが猟に
使うのに最も適した倍率だと思います。 
また、この倍率程度までが視野の関係上あまりレティクルを調整しないまま100m程度まで狙える範囲だと
思います。
 
レティクルのデザイン
今は色々なレティクルが出ていますが、エアライフルの場合、狙い越しなどをする関係上ミルドットなどの
ある程度細かい狙いの調整が出来るデザインが良いと思います。
ただ、タクティカル系のスコープの中には、ミルドットを更に細かくしたようなデザインのレティクルも
あって、見た目にも大変かっちょイイんですが、あまり細かすぎると、素早いサイティグする時に迷ったり、
間違ったりする可能性もあると思うので、細かいながらもある程度シンプルなレティクルを選ぶのが良いと
思います。
 
とは言え、最終的には馴れの問題ですし、part.43で紹介したような簡易チャートを作成すれば、迷いや
間違いに対し、ある程度の対策にはなると思います。(※簡易チャートの作成方法は豆知識でどうぞ)
 
エレベーション・ヴィンテージ調整部
このレティクルを上下左右に調整する部分のデザインでスコープのイメージが随分と変ってきます。
今時流行りのタクティカル風だと、ターレットがムキ出しでそのまま調整が出来て、見た目にもかっちょ
イイんですが、豆鉄砲の選択としては、昔ながらの、キャップが被っているタイプがイイです。
その理由としては、
 
・猟場では、まず撃つ前に悠長にダイヤルを調整していられない。
・各距離で、正確に何クリックも動かすのは面倒
・別にレティクルのセンターで狙う必要もない(センターで狙う方が光学性能が・・・とか言うのはバカの証拠)
・簡単に調整出来ると言うコトは、ターレットを廻したコトを忘れミスショットをする可能性がある
・まず有り得ないが、運搬中にターレットが回転してしまう恐れがある
・そもそも貧乏で安物のスコープしか買えないので、ターレットのトラッキング性能や精度に期待出来ない。
・ミルドット+簡易チャートを使っていて、今までなんの問題も無くラクだから。
 
などがあります。とは言え、所詮は趣味の道具なんで最後は本人の好みですが、別にタクティカル風の
デザインだからと言って、猟で絶対的なアドバンスがある訳じゃありません。
ただ、メーカーは流行を取り入れざる得ないんで、最近のエアライフルに使えそうなスコープには、
タクティカルっぽいモノが多いですが、実猟ベースで考えるとシンプルな道具の方が使い勝手がイイです。
 
マウント
昔と違って、今は結構精度の高い良いマウントが普通に入手可能みたいです。
とりあえず、予算1万円程度を目安に加工精度の良さそうなマウントを選んでみましょう。
今まで豆鉄砲が確認出来ている範囲では、sportmatch、Pro-Mount、BKLなどの舶来品はデキが良いです。
 
マウントの加工精度の確認方法ですが、2個を並べて銃に取り付けてみて、リング内部を指でなぞってみて
段差などか無いか確認をします。腐れマウントだと、この段階で段差が確認出来るので、とっとと他のモノに
変更しましょう。
 
・マウントのラッピング加工
多分と言うか、エアライフルには絶対に要らないと思います。逆にラッピング加工を推奨する
お店には・・・
 
「ラッピング加工しないとダメな加工精度のマウントを売ってるの?」
 
と聞いてみたいですね(笑) そもそも、装薬銃から比べれば無振動・無反動で、100m程度まで
しか狙わないエアライフルには全く不要な加工と断言しておきます。また、加工しないと
スコープのボディにストレスが・・・と言う方には「アンタのスコープは紙で出来てるの?」
と聞いてみたいです(笑)
 
・スコープシム
必要なら適切なサイズのシムを使って下さい、詳しくはpart.43を参考に。
 
スコープの取り付け方
大事なコトは、銃の垂直とスコープの垂直を一致させるコトに尽きます。ではその手順です。
 
用意するモノ 
・銃をある程度固定できるようなモノ(レスト台とかサンドバック)
・水平器(100均のモノは多分ゴミレベルなんで、こんな感じのちゃんとしたモノを買いましょう)



・錘
・ある程度太めのタコ糸(視認性を上げる為、出来れば黒くして下さい)
・マスキングテープ
 
1.銃にマウントを取り付け、スコープを仮組みする。(アイリリーフの確認なんで水平出しは不要)
2.猟で使用する予定の倍率でアイリリーフを確認する(不明の時は最大倍率で)
 ※この時、着ている服の厚みでも微妙にアイリリーフが変るので、拘る人は猟期の服でどうぞ
3.アイリリーフを確認したらスコープの説明書を確認し、それが異常のない数値か確認する
4.問題無ければ、マスキングテープなどでマウントの固定位置をマーキングし、一旦スコープを外す。
5.10m程度先に錘を付けた糸を垂らす(コレが鉛直方向の基準となります)
6.銃をレスト台などに固定し、銃の中で平面が出ている場所(マウントベースなど)に水平器を置いて
 銃の水平を出す。
7.銃の水平が出たら、基準を壊さないようにスコープを取り付ける。(マウントリングの上部パーツは
 まだ付けない)
8.スコープを覗き、錘を付けた糸の鉛直と、レティクルの垂直を一致させる。
9.銃orスコープの水平・垂直がズレたと思ったら6〜8を納得するまで繰り返す。
10.マウントリングの上部パーツを取り付け、スコープを固定するネジを平均的に対角線の順番に
  なるように締める。
 
大体、コレが基本パターンです。建築関係とかでレーザー水平器とかある方はそう言うのを利用する
のもアリですね。
ただ、基準となる水平垂直は、なるべく精度が高いほうがイイので、銃とスコープの両方をバブル式
の水平器を使って出すのは止めた方がイイと思います。
以前射場で、100均の水平器でスコープの上にバブル式の水平器を置いてスコープの取り付けの講釈を
垂れてたバカが居ましたが、皆様はくれぐれもそう言った恥ずかしいマネは止めましょう。
 
そしてこれらのスコープの取り付け、「私にはムリです!」って場合は素直に販売店に頼んでみましょう。
銃やスコープを纏めて買ってれば、案外サービスでキチット取り付けてくれるケースもあるようです。
そして有料の場合は、あくまで技術を買う訳ですから、素直に払いましょう。
よく何でも言わなきゃ損とばかりに、こう言った取り付けなどの技術料に対しても値引きを要求する人が
居ますが、ソレはとっても恥ずかしいコトで、技術者に対して最も失礼なコトなんで素直に言い値で
受け入れましょう。
 
ネジロック剤
プレチャージなどの振動レベルでは、ネジロック剤などを使用しなくてもネジが緩むコトは経験上ありません。 
それよりも、ネジロックの種類の選択を間違えてネジが外れないと言う困ったケースも多いみたいです。
コレを回避する方法ですが、一番はよく商品を確認してから買うなんですが、魔が差すのかロクに確認しない
ままに買って使用するケースが多々あるようです。
 
コレを回避するには、間違いようの無いモノを買うのがベストでして、実はプラモメーカーのタミヤが
出してるネジロック剤も結構使えます。(コレは一種類のみで、外すことが可)コレならどんな田舎の
プラモ屋さんにも在庫が置いてあると思うので一度使って見る価値はあると思います。
 

30FP前後のパワーを持つプレチャージを買ったなら、とりあえずFX16gr弾を選んでおけば問題ないです。
だってこの弾、「良く当たる・安い・量がある・どこでも買える」と言うメリットが炸裂ですから他の
弾を選ぶ理由がありません(笑)

世間では、「もう少し重たい弾が〜・・・」とか、「もう少しインパクトが〜・・・」とか、「貫通力が〜・・・」とか、
「精度が〜・・・」とかヘチマとか言われてますが、100m先の獲物に命中し、胴体を貫通出来るほどの有り余る
パワーがある銃と弾の組み合わせで、なんでこれ以上のインパクトとか貫通力が必要なんでしょうか?
豆鉄砲としては、かなり理解に苦しみます(笑)
 
また風の影響を考えて重い弾を選ぶと言う方が居ますが、風の影響は弾の滞空時間も関係します。
パワーが同じであれば、重い弾の方が滞空時間が長いので、結果的に風の影響は重い弾も軽い弾もほぼ同じです。
また風が強い時、風の影響をモロに受ける場所に獲物は居ないので、あまり風の影響については神経質に考える
必要はありません。
 
それとFX16gr弾を選ぶのは、まず猟期前に国内で売り切れるコトが考えられないからです。
例えば、海外から個人輸入などで弾を入手したり、あまり世間で見かけない弾を選択して射撃練習を行い、
グルーピングや充填圧のデータを収集して、イサ猟期に入ったら「弾がありません・入手出来ませんでした」
じゃ話になりません。
その点、FX16gr弾などの国内に潤沢に在庫がある弾を選択しておけば、そう言うコトはまず起きないので
安心して猟期を迎えるコトが可能です。
 
エアタンク
タンクについては一度part.38で取り上げてますので、費用などに関してはそちらを参考にして下さい。
今回は、買った方が誰もが一度は考える「コレ、爆発しないよな・・・?(汗)」と言う疑問についてです。
一応話しを分かりやすくする為に、200気圧のスチールタンクを例にとり、タンク本体とバルブ部分を分けて
考えます。
 
・タンク
まずタンクの耐圧なんですが、コレはタンクの肩の辺りに刻印が押してありまして「TP:32.7M FP:19.6M」
とか押してあります。コレの意味ですが、FPは使用圧力で、この場合だと200気圧ってコトですね。
それでTPは耐圧試験圧力なんですが、この場合だと約330気圧ってトコです。
 
耐圧試験の方法なんですが、密閉出来る水槽の中にタンクを沈めまして、規定まで圧を掛けます。
それで水槽からは細いパイプが出ていて、目盛りが付いています。
タンクは圧力を掛ければ当然膨張しますので、パイプの中の水位が変化します。
この時、規定の範囲内で水位が動くと耐圧試験に合格なんだそうです。
また、このとき規定より多く水位が動いたり、逆に水位が動かない場合は不合格になるそうで、タンク
自体はTPまでは一時的なら耐えられると考えて大丈夫なようです、よ〜知らんけど(笑)
 
・バルブ
タンクはTPまで耐えられるコトが判明しましたが、バルブの方がソコまで耐えれるかというとダメです。
実は、規定以上に温度や圧力がタンクに掛かると、バルブに付いたヒューズが作動し、安全に圧力を
リリースします。 ※ヒューズの場所が分からない時は、充填するときに聞くと教えてもらえます。
 
ヒューズの奥には0.2〜0.3mm程度の穴が開いているので、ソコから空気が出るのですが、圧力が高いコトも
あって、タンクが固定されていないと噴出の勢いでタンクが倒れ「ねずみ花火」のようにグルグル回ってソレが
足に当たったりすると骨折などの大怪我につながるそうなので、タンクが暴れても倒れないようにある程度の
固定をしておくのがイイようです。
 
・ヒューズの作動条件
コレはネットを探しても具体的に書かれていないので、ある程度色々な条件から予想しなくてはなりません。
まず作動温度ですが、沖縄や南国のダイビングでは、炎天下の桟橋にタンクを置いておくと、ヒューズが
作動することはそれほど珍しいコトではないようです。で、この時の温度ですが、どうも40℃辺りが一つの
目安みたいです。
 
次に作動圧力ですが、高圧ガス法の基準だと、200気圧と言うのは35℃の温度での圧力なんだそうです。
そうなると、冬に充填したタンクが夏になるとどの程度の圧力になるか心配になります。
で、一定の容積で、温度が変化した時の計算方法がありまして、ボイル・シャルルの法則を使うと計算が
可能となります。
 
ボイル・シャルルの法則  (圧力×体積)/絶対温度=一定
 
コレを使うと、タンクの圧力が温度でどのように変化するのか計算が可能となります。
 
200気圧タンクの温度による圧力変化


(℃)
40
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-15
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225
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243
247
35
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203
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203
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25
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203
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20
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10
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184
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215
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224
5
178
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187
190
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174
177
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204
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168
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196
200

220気圧タンクの温度による圧力変化


(℃)
40
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25
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5
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224
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236
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199
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233
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242
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195
198
202
205
209
212
216
220
224
228
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198
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224
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208
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216
220
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190
194
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201
204
208
212
216
220
224
-20
178
181
184
187
190
193
197
200
204
208
212
216
220

250気圧タンクの温度による圧力変化


(℃)
40
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258
263
267
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281
287
292
298
303
309
35
246
250
254
258
263
267
272
277
282
287
293
298
304
30
242
246
250
254
259
263
268
272
277
283
288
294
299
25
238
242
246
250
254
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263
268
273
278
283
289
294
20
234
238
242
246
250
254
259
263
268
273
279
284
290
15
230
234
238
242
246
250
254
259
264
269
274
279
285
10
226
230
233
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246
250
254
259
264
269
274
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5
222
226
229
233
237
241
246
250
255
259
264
269
275
0
218
222
225
229
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250
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216
220
224
228
232
236
241
245
250
255
-20
202
205
209
212
216
220
223
228
232
236
240
245
250

300気圧タンクの温度による圧力変化


(℃)
40
35
30
25
20
15
10
5
0
-5
-10
-15
-20
40
300
305
310
315
320
326
332
338
344
350
357
364
371
35
295
300
305
310
315
321
327
332
338
345
351
358
365
30
290
295
300
305
310
316
321
327
333
339
346
352
359
25
286
290
295
300
305
310
316
322
327
334
340
347
353
20
281
285
290
295
300
305
311
316
322
328
334
341
347
15
276
281
285
290
295
300
305
311
316
322
329
335
342
10
271
276
280
285
290
295
300
305
311
317
323
329
336
5
266
271
275
280
285
290
295
300
305
311
317
323
330
0
262
266
270
275
280
284
289
295
300
306
311
317
324
-5
257
261
265
270
274
279
284
289
295
300
306
312
318
-10
252
256
260
265
269
274
279
284
289
294
300
306
312
-15
247
251
255
260
264
269
273
278
284
289
294
300
306
-20
242
246
250
255
259
264
268
273
278
283
289
294
300

 
ここで一つ書き忘れてたんですが、このボイル・シャルルの法則は理想気体での話なんで、色々混ざった
空気だとこのままでは使えないので、高圧ガス法では、0.9の係数を掛けて計算するようです。
今回は傾向を知るのが目的なんで、詳しい数値が欲しい方はご自身で計算してみて下さい。
当然のコトながらpart.38で示した圧力の変化も理想気体で計算してますので、正確を求める方は
ご自身で再計算するコトをオススメします。(一割引いて見れば大体okなんですけどね)
 
それで作動圧力に戻りますが、普通に充填する時の温度は、平均でせいぜい20℃前後だと思います。
そしてその温度で充填したモノが35℃まで温度が上昇すると・・・豆鉄砲の考えでは、恐らく235気圧辺りに
ヒューズ作動の圧力条件があるんではないかと思っています。
 
そして、このタンクの項目を読んでいて、感の良い方だと「○○○を×××とかで△△△したら・・・」
とか考えるかも知れませんが・・・結構イケますよ〜(笑)、それに◇◇◇なんて使った日には・・・(爆)
 
充填アダプター
豆鉄砲は充填アダプターを個人輸入で入手しましたが、個人輸入をされる方は一緒にボンデットシールも
輸入しておくコトをオススメします。
実はボンデットシールが劣化して、ある年の猟期中に充填が出来なくなりました(笑)
 
で、どうしたかと言うと、少なくとも代理店にトボけたフリして「パーツ売って」なんてみっともない
マネは死んでもイヤなんで、別ルートでナントカ入手しました。
昨今、個人輸入を推奨し、壊れたときの修理を全て輸入代理店に頼もうとする恥知らずなバカが
増えてるみたいですが、個人輸入と言う、ある意味「代理店に弓を引く」ようなマネをしている
訳ですから、その辺りの覚悟はしておきましょう(笑)
 
ちなみに、入手したボンデットシールは国産品だったのですが、オリジナルのモノよりイイ感じでした。
それと入手した予備の樹脂やゴムパーツは紫外線で劣化するので、アルミホイルとかで密封して
保存するのがイイと思います。
 
レスト台
前後分離されたタイプを素直に買いましょう、買っても知れてます(笑)
車のジャッキを利用したタイプや、一体のタイプ、果ては手作りまでいろいろとレストがありますが、
最高のグルーピングを目指すつもりでしたら、ベンチレストをしている方々がどんなレストを使って
いるかを参考にレスト台を選ぶとイイと思います。サンドバックの中身は人によって色々あるみたい
ですが、豆鉄砲は余っていたシリカゲルを使いましたし、ある知り合いなどは水槽に使うセラミック
フィルターを利用したりもしていました。
 
それで、猟日記にも登場するAさんから教えてもらった。正しいと言うか由緒正しいリアバックの
使用方法を紹介します。
 
・一端皮を濡らして銃を固定します。
・そのまま乾くまで放置すると、皮が硬化してストックの型がついたリアバックが完成します。
・皮が軟化しては意味がないので、オイルなどは塗らずにおきます。
・使用前には、リコイルの処理用に滑りをよくする意味でベビーパウダーを塗布して使うとイイみたいです。
・そしてこのようにチューニングしたリアバックは、それぞれの銃専用となります。
 
ちなみに豆鉄砲は、こんな手間なコトはせずに買ったままの状態で、お気楽に使用しています(笑)
 
バイポッド
人によって好みが分かれるようですが、豆鉄砲としては、ベルサのようなチルト機構のついたモノが便利だと
思っています。コレだと銃を構えた時、傾きをすぐに修正できるのと、リコイルの処理がしやすいからです。
中には、銃を置くとき固定されていないので、銃が倒れてイヤだと言う方もいるみたいですが、そう言うのは
本末転倒な話なので、もう少し冷静になってモノゴトを考えてみましょう。
 
ガンケース
ハードとソフトがあり、豆鉄砲は両方使ってみましたが、ソフトの方が断然扱いやすかったです。
エアソフトガンで使われるようなモノはクッションが薄いので中身の保護と言う意味では効果が少ないですが、
値段と実際の利用を考えると使ってみて、ソレほど不満は無かったです。
ただしナイロン生地の為、草の種などが大量に付着して後処理が大変でした。
出来ればキャンバスタイプの方が後処理がラクなのかも知れません。
 
ガンカバー(銃袋)と迷彩化
実は豆鉄砲、ガンカバー(銃袋)は使っていません。移動時は必ずガンケースに入れて移動しています。
と言うのも、ガンケースをマット代わりに使用したりすることもありますし、後は銃袋がそれほど便利な
モノでないと思っているからです。
かつて、ガンブレラのようなモノを買ったコトもありましたが、イヤになるほど使いにくく、導入後3分で
使用を中止しました。(袋の中に手を入れて構えるようになるので、どうしてもストレスを感じます)
 
ただ、迷彩テープ(布・ビニール両方)を使用して銃に迷彩は施してあります。
迷彩テープは、布タイプをそのまま金属面に貼ると、水分などが付着した時、水分を保持したまま乾き
にくい為、錆びが発生しやすくなります。
そこで、ビニールタイプの迷彩テープを下地に貼り、その上から布タイプの迷彩テープを貼っています。
そして最後に、銃身のシルエットを誤魔化す意味で、ガンソックスのような伸びるタイプの生地を使った
迷彩袋を被せてあります。
 



 
クリーニング用品
とりあえず、好きなモノを選べばイイと思いますが、取り扱いのラクさから考えて、クリーニングペレットと、
オーティスのドライルブの組み合わせをオススメします。
あとはどうしてもバレルに鉛が堆積するようなので、クリーニングロッドorボアスネークなどの金属ブラシが
使えるクリーニング用品をそろえるとイイと思います。
 
また、クリーニング用品を正しく使う為にも、使い方が分からない時は素直に販売店の人に聞きましょう。
ヘタに自称ベテランとかに聞くと、場合によっては悪意がないままに間違ったコトを教えられるケースも
あります。
この間違ったコトを最初に正しいと刷り込まれると、途端に販売店が主張する本当は正しいコトもウソの
ように感じてしまい、正しいコトを理解するまで無駄とも思える大量の時間と労力が必要になるので、
注意して下さい。
 
ケミカル用品
とりあえず、銃本体の錆びが防げれればokですので、上記のドライルブかWD-40などを布やティッシュに
染込ませて銃の表面を拭いて下さい。この時、布やティッシュが茶色くなれば、ソレは表面が錆びてる
証拠なんで、無色になるまで磨き続けましょう。
その昔、豆鉄砲は上記のような布が茶色になるのを見て、「磨きすぎてガンブルーが禿げてるんだ(汗)」
と思い、あまり磨かずにオイルの塗布だけをメインにしておりました。←単なるバカですね(笑)
 
特にシリンダー周りは断熱膨張により結露しやすいんで、初期の段階でシリンダー周りをビニール製の
迷彩テープなどを貼っておくと、錆びが防げてラクが出来ると思います。
 
また、トリガー周りなど、ヘタに注油するとホコリを呼び込んでトラブルの元になる可能性もあるので、
くれぐれも注油過多だけには注意して下さい。
 
オーバーホール
3年に一回更新があるので、トラブルが無くても、その時期を目安に販売店にオーバーホール依頼を出しましょう。
一部の方々は、「自分でメンテするのが一流のエアライフルマンの証(キリッ」とばかりに自分でメンテするコトを
自慢していますが、皆さん、自分の車のオイル交換とか自分でしてます?大体の人は業者に頼むでしょ?
オイル交換自体そんな難しいコトじゃありませんが、「餅は餅屋」でプロに任せてラクをすればイイんです(笑)
 
大体ですね、「自分でメンテしよう〜!」と思い立った方が用意する工具って、ドライバーはホームセンターで
1000円もあれば買える10本セットだったりとか、マトモにメンテしようとすれば、それなりのレベルの工具が
必要なんです。また、メンテする以上Oリングなども揃える必要がありますが、そう言うの用意出来てます?
 
「ナニ?ホームセンターのOリングがサイズが多少違っても利用出来る?」
 
あのですね、大体自分でメンテしようとする人って、「オレはミリ単位のグルーピングを求めてるんだ〜」
って方が大半です。なんでミリ単位のグルーピングを求める人が、多少サイズの違うOリングを躊躇なく使用
するんでしょうか?豆鉄砲のはその考えのアンバランスさが理解出来ません(笑)
 
業者に頼めば、3年に一回、2万もあればキッチリメンテしてもらえて、その後も実に気持ちよく使えるコトを
考えると、販売店の技術を買っている訳ですから、実にリーズナブルな価格設定だと思います。
 
そして高い技術を持った販売店が蓄積した情報量と言うのは実に膨大です。一度、とあるガンスミスさんとお話
出来る機会がありましたが、その時に、その情報量とノウハウの蓄積には大変驚かされました。
正直、個人が一生掛けて蓄積するノウハウを、プロは恐らく1日で蓄積しているのでしょう。
やはりプロのこなす絶対的な数と言うものは、素人がどれだけ頑張っても埋めるコトは出来ないモノです。
 
とは言え、獲物が獲れないけど世間に格好を付けたい方が、自分の銃をオーバーホール出来ると吹聴するのは、
自己の虚栄心が満たせれる唯一の方法なのかも知れません(笑)
 
レンジファインダー
ハッキリ言います、「絶対便利!、買え!いいから買え!とにかく買え!」と申し上げます。(笑)
技術がない分はテクノロジーで補えばイイんです、ソレが現代のスマートなハンターのやり方なんです。
 
当然ながら、過去において
 
「実際にそんなコトしている時間はある?」
 
と言う疑問があった訳ですが、そんなコトをする時間がないような獲物にバレるような横着な接近する時点で、
獲物は獲れないと覚悟した方がイイと思います。
それでレンジファインダーなんですが、当然、レンズモノの常として、値段と性能が比例いたします(笑)
計測距離に関しては400mまでのモノで十分です。あとは価格によって池に一匹だけ浮く鴨が計測できないとか
あるみたいですが、豆鉄砲の持っているNikonのレンジファインダーでは、そう言うケースはほぼ無かったですね。
 
ただ、「足りん足りんは工夫が足りん」と申しますので、普通に計測してダメだった場合は応用を利かせて、
機械が苦手とする部分を人間様が補ってあげましょう。
 
たとえば、上記の池の鴨のケースなどでは、前後の計測可能な場所を測って予測をしたり、獲物との距離を
保ったまま、円弧状に測定場所を移動させて計測するとか色々あります。
製品に文句を言うのは簡単ですが、ソレを選んだのは自分自身の選択なんで程々にしておきましょう。
 
双眼鏡
最初の頃は、レンジファインターを単眼鏡代わりに使っていましたか、ある方から双眼鏡をプレゼントして頂いて
使って見ると、その視野の広さに感動しました。←このプレゼント、豆鉄砲の機種指定だったりします(笑)
豆鉄砲の場合、近視の乱視でコンタクトは絶対イヤなヘタレなんで、双眼鏡を選ぶときに最初にチェックするのは、
アイリリーフの長さです。現在豆鉄砲が使っているのは、既に廃盤となっていますが、NikonのスポーターTです。
この双眼鏡、アイリリーフが20mmもあるので、眼鏡をしていても全く問題無く便利に使ってますが、やはり使用する
メインは車の移動中に獲物を探す時ですね。
猟場で歩いて移動するときは、さすがに大きくて重たいので車に置いていきます。
眼鏡とか問題ない方は、ポケットサイズの双眼鏡を利用されても便利だと思います。
 
ここまでのまとめ

と言う訳で、今だったらこうします「道具編」をお送りしました。
当然、この書かれている内容に異を唱える方が居るとは思いますが、選択や批判が出来る自由があると言うのは
イイことですし、この内容、それほど異端なコトが書いてある訳ではないので、使える部分はどうぞ、こ自由に
ご利用下さい(笑)