200気圧タンクの限界
ダイビングタンクからの充填を始めて、早5年・・・もうハンドポンプには戻れない体になってしまいました・・・(笑)
しかし、現在は猟期の間だけ、不本意ながらハンドポンプを利用しています。
なぜ、便利なダイビングタンクを利用せずにハンドポンプを利用するのか・・・
じつは、Aさんとご一緒に猟をするようになってから、泊まりの猟が増えました。
銃は当然、部屋に持ち込んでいますが、重いタンクは車内に置いたままにしてあります。
冬の時期ですので、当然車内の温度は下がり続けます。そうなると、200気圧のボンベだと
氷点下に下がる気温の前では、豆鉄砲の要求する圧力を割り込んでしまいます。
最初の時は部屋にタンクを持ち込んで、タンクが冷えるのを回避したのですが、
実際に銃に充填しても、外気が低い為、銃のシリンダーの温度はどんどん低下して、
元の木阿弥・・・○| ̄|_
そんな訳で、意味の無いコトが分ったので、現在は猟期に限って、仕方なくダイビングタンクと
ハンドポンプを併用しています。
300気圧タンク
以前タンクについて紹介した時は国内に300気圧に関して、充填所も情報も少なかったのですが、
最近は300気圧の充填所の情報がチラホラ出てきています。
そんな訳で、この辺りでもう一度、300気圧のボンベについて考えてみたいと思います。
タンクの種類
現在国内で調達できるタンクの材質と圧力の一覧です
材質 | カーボン | スチール | カーボン | スチール | アルミ | カーボン |
容量(L) | 6.8 | 10 | 9 | 8 | 10 | 4.6 |
圧力(気圧) | 300 | 250 | 300 | 300 | 220 | 300 |
価格(円) | 185.000 | 60.000 | 195.000 | 134.000 | 50.000 | 120.000 |
※価格については以前調べた時の価格ですので変動があります
圧力と温度の関係
そこで、気温による圧力の変化を計算してみました
う〜ん、どうやら220気圧以上あれば、真冬でもハンドポンプの出番は無くせそうです。
タンクにまつわるetc
そこで、更に情報収集すべくダイビングショップの店長さんに色々相談してみました。
タンクの寿命
スチールタンクは検査を受けて合格すれは半永久と言う話がありますが、実際にはメーカー
としては10年で廃棄を推奨しており、充填所も15年を過ぎたタンクには充填してくれない
ケースがほとんどだそうです。
アルミタンクお断り
地域によって違うらしいのですが、場所によってはアルミタンクの充填をしない地域がある
そうです。また、ショップによってはショップ独自の判断で充填しないケースもあるそうです。
アルミタンクの悲劇
アルミタンクは220気圧までの充填が可能なタンクがほとんどですが、ダイビングシッョプにあ
るコンプレッサーの充填能力の多くは公称200気圧までで、コンプレッサーによっては220気圧
までの充填が可能だか、メーカーの保証は200気圧までの充填で、設定を変えると保証が受けら
れないので、200気圧までしか充填してくれないケースが多々あるそうです。
タンクバトル!ドレが一番安いのか?
こうなると、カーボン、スチール、アルミそれぞれメリット、デメリットがありそうです。
そんな訳で、タンクの寿命を15年として、豆鉄砲が現在使用しているタンクを基準として、
年間12回の充填をして、検査を受けた場合のコストをレンタルタンクも含めて計算してみました。
利率とは200気圧12Lに対しての何倍使えるのかの値です。
※最初から不利と思われる小型カーボンタンクについては除外しました。各種価格については豆鉄砲
独自の調査によるもので、実際の金額とは違います。また、充填費用に関しては、宅配送料も含めて計算に
入れております。検査費用は、15年分を計上しました。
材質 | カーボン | スチール | カーボン | スチール | アルミ | スチール |
アルミ
レンタル | カーボン |
容量(L) | 6.8 | 10 | 9 | 8 | 10 | 12 | 10 | 4.6 |
圧力(気圧) | 300 | 250 | 300 | 300 | 220 | 200 | 220 | 300 |
利率 | 2.8 | 2.1 | 3.8 | 3.3 | 1.3 | 1.0 | 1.0 | 1.9 |
価格(円) | 185.000 | 60.000 | 195.000 | 134.000 | 50.000 | 30.000 | | 12.000 |
充填価格(円) | 4.500 | 4.500 | 4.500 | 4.500 | 1.500 | 1.500 | 2.300 | 4.500 |
検査費用(円) | 47.000 | 20.000 | 47.000 | 20.000 | 47.000 | 20.000 | | 47.000 |
これに、タンクの重量を考えると・・・う〜ん、それぞれ一長一短があるな〜
ここまでのまとめ
猟期前にタンクに充填をする為にダイビングショップに行ったのですが・・・
店長さん「豆鉄砲さん、このタンク、来年の3月で検査切れるんでウチで検査してね〜(笑)」
さて、ど〜しましょうか(笑)
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