一煎目 封印解除 〜前編〜
え〜皆様、豆鉄砲でゴザイマス。
2013年の1月末には最終更新も終了し、
「やっとコレで更新のプレッシャーから開放された!(嬉)」
と思っていた訳ですが、とある事情により、
「豆鉄砲、恥ずかしながら戻って参りました!」
と宣言せざるを得なくました(汗)
 
と言う訳で、このサイトの『えくすとら版』として、
 
 豆鉄砲の日本で2番目にいい加減な茶話会』 
 
と題しまして、一時復帰でゴザイマス。
 
コトの始まり
それはこのサイトが誕生10周年を迎える一ヶ月ほど前のコトでした。
正直言いまして今のこのサイトの状況は、幸いにもエアライフル関連で検索を掛けるとかなり上位に
ランキングされ、初心者の方でもかなり初期の段階でこのサイトの存在を知ってもらえるようになりました。
これはアクセス解析の結果からも読み取れまして、このサイト設立の初期目的でもあった
『情報収集にあまり苦労することなく銃の所持が出来て、猟場に立つコトが可能になるようなサイト』
がある程度達成出来たのではないかな〜、と思える状況になりました。
 
しかし豆鉄砲には少し心残りがありまして、それは恐らく表に出るコトもなく消えてゆく運命だと思って
いたのですが、Aさんからの一本の電話が状況を一変させました。
 
Aさん(電話)  「ども〜豆ちゃん久しぶり〜、元気〜?」
豆鉄砲(電話) 「Aさんども久しぶりです、まぁ息災ってトコですね」
Aさん(電話)  「そうなんだ〜、そりゃ良かった(笑)」
豆鉄砲(電話) 「ところでどうしたんです?なんか用ですか?」
Aさん(電話)  「そうそう、返納するんで連絡しとこうと思って」
豆鉄砲(電話) 「?ナンすか『へんのう』って?」
Aさん(電話)  「だから鉄砲辞めるのよ(笑)」
豆鉄砲(電話) 「アンタもかよ・・・ (呆) ○| ̄|_ 」
Aさん(電話)  「だってさぁ〜、火薬の管理とか面倒だし(笑)」
豆鉄砲(電話) 「面倒ってさ、じゃあライフルとか散弾も含めて全部かい?(汗)」
Aさん(電話)  「当たり前でしょ、火薬と弾の管理が面倒なんだから(笑)」
豆鉄砲(電話) 「確かアアタのライフルって、獲物ナンも獲ってないよね?」
Aさん(電話)  「そりゃ紙に穴が開けばイイしね(笑)」
豆鉄砲(電話) 「穴が開けばokなら『300win mag』なんて必要ないでしょうよ?(汗)」
Aさん(電話)  「ナニ言ってんのよ、アレは反動を嗜む為のモンだよ(笑)」
豆鉄砲(電話) 「せめてさ、最後に北海道でシカでも獲ってきたら?」
Aさん(電話)  「イヤだよ、寒いし(笑)」
豆鉄砲(電話) 「一頭獲れば、シカ食べ放題だよ?」
Aさん(電話)  「豆ちゃん、シカ一頭獲ると何キロの肉になると思ってるの?」
豆鉄砲(電話) 「ん〜と、50〜60キロのシカ獲って、歩留まり3割で約20キロの肉かな?」
Aさん(電話)  「ボクのトコの家族構成知ってるよね?」
豆鉄砲(電話) 「老夫婦二人の慎ましやかな生活ですよね?(笑)」
Aさん(電話)  「老夫婦だけ余分じゃ!(笑)」
豆鉄砲(電話) 「現実を受け入れなさいよ〜(笑)」
Aさん(電話)  「大体さ〜、そんな量の肉あったって処分に困るだけだよ」
豆鉄砲(電話) 「いいじゃない、アアタ『♪今日もコロッケ、明日もコロッケ〜』の世代でしょ?」
Aさん(電話)  「そりゃボクのオヤジの生まれる前だよ!(怒)」
豆鉄砲(電話) 「そうなの?(汗)」
Aさん(電話)  「シカ肉が欲しければ、知り合いに言えば美味しいトコ持って来てくれるからそれで十分だよ」
豆鉄砲(電話) 「個人的に大量の肉に途方に暮れるトコ見たいんですけどね(笑)」
Aさん(電話)  「豆ちゃんだって、肉貰って途方に暮れたんでしょ?」
豆鉄砲(電話) 「前足一本分で半泣きでしたな(笑)」
Aさん(電話)  「まぁそう言うコトだから(笑)」
豆鉄砲(電話) 「でもライフル返納したら、再取得にまた10年掛からない?」
Aさん(電話)  「散弾で10年の経験はあるから大丈夫(笑)」
豆鉄砲(電話) 「ところでさ、鉄砲止めてナニすんの?」
Aさん(電話)  「パチンコと網(笑)」
豆鉄砲(電話) 「ドッカで聞いたコトあるような話だなヲイ(汗)」
Aさん(電話)  「そう言う訳で、例の『封印ネタ』公開してokだから(笑)」
豆鉄砲(電話) 「アレ公開するの?(汗)」
Aさん(電話)  「そうだよ」
豆鉄砲(電話) 「もうサイトの更新止めてるんですけど・・・?(汗)」
Aさん(電話)  「だから?」
豆鉄砲(電話) 「だもんで今頃になって更新ネタは・・・、それにアレはAさんの没後に公開する予定だったでしょ?」
Aさん(電話)  「だってボクの没後以前に、豆ちゃんのサイト自体が消滅する可能性の方が高いでしょ?」
豆鉄砲(電話) 「確かにそうですけどね・・・(汗)」
Aさん(電話)  「だからさ、返納するコトだし、だったらサッサと公開して世間の役に立てばイイナって思ったの」
豆鉄砲(電話) 「それで公開しろと・・・?(汗)」
Aさん(電話)  「当たり前でしょ?あの時ボクに何て言って説得したのよ?ボクは覚えてるよ」
豆鉄砲(電話) 「まぁそうですけどね・・・(汗)」
Aさん(電話)  「まさか口から出任せだったと?」
豆鉄砲(電話) 「いや〜そう言う訳じゃ・・・(汗)」
Aさん(電話)  「んじゃ約束の履行をヨロシク〜(笑)」
豆鉄砲(電話) 「こんな形で復活かよ・・・、なんて言って復活しよう・・・(汗)」
Aさん(電話)  「いいじゃん『恥ずかしながら戻って参りました!』とか言えば(笑)」
豆鉄砲(電話) 「小野田少尉じゃあるまいし・・・(汗)」
Aさん(電話)  「ちなみに『恥ずかしながら・・・』は横井さんね(笑)」
豆鉄砲(電話) 「もうそんなの、この際ドッチでもイイですよ(呆)」
Aさん(電話)  「ナニ言ってるのよ、エライ違いだよ?(笑)」
豆鉄砲(電話) 「あのですねぇ、もうどうやってネタを構成するのかで、既に頭がイッパイなんですよ(汗)」
Aさん(電話)  「いい傾向だねぇ〜(笑)」
豆鉄砲(電話) 「面倒なコトになっちゃったよ・・・(悩)」
Aさん(電話)  「んじゃあ頼んだよ〜(笑)」
 
今回公開します『封印ネタ』の内容は、ハンティングのテクニックに関するモノです。
かつて豆鉄砲は、part.59『今だったらこうします「狩猟編」』で
 
 期待していた方に予め釘を刺しときますと狩猟のテクニックにおいて、「銀の弾丸」に
 相当するようなモノは存在しません。
 豆鉄砲も、そう言う「銀の弾丸」みたいなモノが無いかと探しましたが、結局は泥臭い
 までの地道な努力の積み重ねでテクニックを磨くしかないです。
 
と、してたんですが、正直に言いますと今回公開するテクニックに関しては、
豆鉄砲の感覚からすると、限りなく『銀の弾丸』に近いテクニックです。
 
このテクニックは、猟日記の中にヒントと言うか、その痕跡が記してありました。
しかし、このテクニックを知らないと、その痕跡部分を読んでも全く気付くコトは有りません。
テクニックが分った後にもう一度猟日記を読むと、その痕跡に気付けるようになります。
 
では何故今まで公開しなかったのか、それには少し理由があります。
 
説得
話は豆鉄砲がAさんと共猟を始めて2年目の、part.41「師匠」の時の会話まで遡ります。
 
実は2005年にAさんからのお誘いで共猟に参加し始めた訳ですが、今でこそAさん相手に躊躇無く楯突つき、
丁々発止遣り合って平気で悪態をつく豆鉄砲ですが、何も最初からこうだった訳じゃないんですよ(笑)
 
当然、最初は探り探りでAさんとの距離感みたいなモノを探っていまして、猟日記に関しても同行する前の
段階で、ネットに猟日記を公開した場合のリスクを説明した上で、猟の様子を日記として公開して良いかを
確認していました。(Aさんの存在や猟果などに関して)
Aさんからは、『猟場に関する情報だけに注意してもらえばいいよ』と言うコトで同意をもらったので、
あの猟日記を執筆出来るコトになりました。
 
※豆鉄砲の考えでは、あの猟場はAさんが見つけたモノなので、ソコにお邪魔する豆鉄砲の立場は
  完全に部外者なので、その取り扱いについてはAさんの考えを尊重するつもりでした。
  それなので日記に公開するコトを拒否されたら、Aさんの存在を含めて完全に沈黙するつもりでした。
 
しかしAさんのハンティング技術に関して、実はそのテクニックなどは猟日記には殆どと言うか、意図的に
書かずにいました。
 
と言うのも、確かに「スゴイなぁ〜」とは思いましたが、豆鉄砲自身のテクニックが未熟過ぎて、Aさんの
テクニックがそれほど特段のコトだとは認識してなかったのと、テクニックに著作権みたいなモノがあるとは
思っていませんが、安易にそれを世間へ公開してイイものだとは思ってなかったからです。
 
それと2005年の猟日記に関しては、本当はもっと出撃していて書く内容はあったのですが、part.31
「if〜もしも、アレを目撃したら〜」で心が折れて猟日記が書けなくなったと言うのが真相です(笑)
 
それなので2005年の猟日記は、それ以降の日記と比べると随分とアッサリした内容になっています。
 
そして2006年、この時はAさんとの共猟も2年目で距離感みたいなモノも段々分かり始め、豆鉄砲も色々な
意味で余裕が持てたので、冷静にAさんのハンティングに関するテクニックみたいなモノを、じっくり
観察するコトが何回も出来ました。
それまではAさんが豆鉄砲に発砲のチャンスを譲ってくれてばかりいたので気付くコトも無かったのですが、
実際に獲物への接近方法などを見ていると、プレチャージの圧倒的戦力で横着なコトが出来る豆鉄砲と違って、
非力な豊和55Gを使うAさんは、慎重に極限まで獲物に接近しないと獲れないので、接近の仕方も豆鉄砲とは
雲泥の差な訳です。
 
そうなってくると、出来るコトなら猟日記にそれらのテクニックの一部を掲載して猟日記を魅力的にしたく
なるのがサイト管理人の悲しい性であり本能なんです。
 
そこでAさんとの世間話の中で、猟日記に関してもう少し細かい描写をしたいコトを告げました。
Aさんからは『猟場に関する情報が発覚しなければokで、後は好きにすればイイよ』と言う返事だったので、
そこからは少しづつ猟での描写を増やす方向で日記を書いてゆき、日記の公開前にはAさんに「早出し」
してアップする前の猟日記を読んでもらい、Aさんの確認後に一般公開する方式にしていましたが、2〜3回
そのようなコトを続けていると、Aさんから「信用しているから好きに書いていいよ」と言う話になりました。
そしてそんな話しの流れの中で、Aさんの持つハンティングのテクニックをドコまで公開するかの話しに
なりまして、part.41「師匠」の時の封印されし未公開の会話に繋がって行きます。
 
密約
豆鉄砲 「実はAさん相談があるんですけど」
Aさん  「ナニ?」
豆鉄砲 「猟日記のコトなんですけどね」
Aさん  「ハイハイ」
豆鉄砲 「現状、猟日記の描写に関しては結構制約しているじゃないですか」
Aさん  「まぁそうだね〜」
豆鉄砲 「それでですね、meme(模倣子)の件もあるんですが、オイラの希望としては、出来ればもう少し
      踏み込んだ内容にしたいんです。」
Aさん  「ウンウン」
豆鉄砲 「まぁ現行、オイラの『ココまでなら書いても大丈夫だろう』って思う内容と、
      Aさんの『ココまでならok』って思う内容の間には、少し相違があると思うんですよ」
Aさん  「まぁ確かにそうだろうね〜」
豆鉄砲 「それで普通なら細かい部分を詰めて確認していけばイイんですが、漏れもあると思うんですよ」
Aさん  「だろうね〜」
豆鉄砲 「それなんで、誠に勝手なお願いなんですが、『コレだけはダメ!』ってのだけ決めて、
      後は制約ナシのフリーハンドのお任せに出来ないですかね?」
Aさん  「う〜ん・・・」
豆鉄砲 「守るべき領域がシッカリ決まっていれば、それに合わせて隠蔽するのも容易になるんで」
Aさん  「そうだな〜・・・」
豆鉄砲 「とりあえず、現行は存在すら匂わせてないですけど、出来れば○○なんか公開出来ると
      イイんですけど、アレはマズイでしょ?(今回公開するテクニックのひとつ)
Aさん  「出来ればアレは秘密にしときたいなぁ(笑)」
豆鉄砲 「だもんで、隠蔽する技術をシッカリ決めておけは、他の記述からソレが漏れるコトを
      防げるじゃないですか」
Aさん  「そう言うコトか」
豆鉄砲 「現行オイラの考えで、ある程度広範囲に隠蔽してますけどね」
Aさん  「そうだな〜」
豆鉄砲 「ぶっちゃけ言いますとね、公開したトコロでAさんにメリットなんてナンモ無いですよ。
      只ですね、これはオイラの完全なエゴですけど、オイラのサイトって名前はあるけど、
      所詮はネット上に存在する実態の無いモノじゃないですか」
Aさん  「そうだね〜」
豆鉄砲 「でもね、実態の無いサイトですけど、もしもそれが目の前に具現化して出てきた時、
      ソレに刃物を突き刺したら、熱いヌラヌラした生臭い血の流れるモノにしたいんですよ。」
Aさん  「・・・」
豆鉄砲 「所詮ネットの世界なんで、その気になれば幾らでもウソやハッタリを書けますけど、
      そう言うインチキとかは絶対したくないんですよ。
      オイラのサイトなんて、客の数もまだ少ないショボイサイトですけど、少ないからこそ
      そこにホンモノが持つリアルを書きたいんです、猟場の息遣いの聞こえてくるような。」
Aさん  「・・・」
豆鉄砲 「まぁテクニックもAさんの開発したモンなんで、オイラは単純にAさんの上前撥ねて
      書くだけですけど、オイラとしては、よく世間にある散々自慢しておいて最後は、
     『ノウハウだから秘密です』みたいに勿体つけるクソみたいな連中が大っキライ
      なんですよ、『だったら最初から黙っとけよ』って」
Aさん  「・・・」
      「だもんで基本的にそう言うクソみたいな連中に対して、『うるせぇよバカ!』って中指立てて、
       ノウハウだって自慢して隠してるモンを、
      『ガタガタ能書き抜かしやがって、隠してるノウハウってコレのコトだろ?』
       ってネタバラシしてやって、そう言う連中の鼻ッ柱をヘシ折りたいんですよ」
Aさん  「・・・」
      「その上でコッチのノウハウみたいなモンとかは基本全部公開して、その上でソレをマネした人が、
       『マネ出来ん、ナゼだ・・・?(困)』ってなる方が粋だし、そう言う高みを目指したいんですよ。」
Aさん  「そうだなぁ〜・・・」
豆鉄砲 「どうでしょう、特定のテクニックを除いて、基本全部公開って方向に出来ませんか?」
Aさん  「まぁ確かにボクも『ノウハウだから秘密です』って連中は大っキライだし、
      確かに『だったら最初から黙っとけよ』とも思うし、そう言う考えはボクも好きだ(笑)」
豆鉄砲 「んじゃドコまでokです?」
Aさん  「○○と××を除いて完全公開の方向にしようか?(笑)」
豆鉄砲 「ありがとうゴザイマス」
Aさん  「あとさ、○○と××のテクだけど」
豆鉄砲 「なんです?」
Aさん  「ボクの死後なら好きに公開していいよ」
豆鉄砲 「公開してエエの?だったら今公開してもエエんじゃないの?(汗)」
Aさん  「一応さ、バカ用に一子相伝の秘伝の技術みたいなのがあってもイイじゃん(笑)」
豆鉄砲 「つまりAさん流の奥義とか秘伝ってヤツですな(笑)」
Aさん  「そうそう、バカ用には、そのぐらいの飛び道具的な秘伝が無いと、一人前になれそうもないし(笑)」
豆鉄砲 「あのさ、もう少しオブラートに包むような言い方とか出来ないの?(汗)」
Aさん  「そう言うのはね、崖を降りれるようになったり、全力で走って獲物を回収出来るように
      なってから言いなさいよ(笑)」
豆鉄砲 「でもこれで、猟日記がもっとリアルに書けるようになりますよ」
Aさん  「まぁ楽しみにしとくよ〜(笑)」
 
 〜そして時が流れて、part.62「密猟志願」でのホテル内の会話の続き〜
 
Aさん  「豆ちゃんさ・・・」
豆鉄砲 「なんです?」
Aさん  「ホント上手に隠して書いたよね〜(汗)」
豆鉄砲 「そうでしょ(笑)」
Aさん  「コッチは分ってるから隠してある痕跡に気付けるけど、普通は気付かないよね(汗)」
豆鉄砲 「だと思います、疑問に思ったり引っ掛かる人は居ない様子です(笑)」
Aさん  「みたいだね〜、案外気付かないモンだねぇ〜(笑)」
豆鉄砲 「別にヨイショする訳じゃないですけど、どうもAさんって相当高度なコトしてたみたいですよ」
Aさん  「ちょっと信じられないけどね〜」
豆鉄砲 「まぁ、アレはAさんの死後に公開なんで、その時までに世間が気付くか勝負ですな(笑)」
Aさん  「正味な話し、豆ちゃんはどう思う?」
豆鉄砲 「そうですね〜、向こう10年は安泰かと(笑)」
Aさん  「そんなに持つかなぁ?」
豆鉄砲 「ネットで情報を集めて安心するだけで、自分で考えない人が殆どなんで、結構平気ですよ(笑)」
Aさん  「案外気付かないモンだねぇ〜」
豆鉄砲 「その代わり□□から始まって、その製品版とも言える△△は売れてるみたいですね」
Aさん  「みたいだね〜」
豆鉄砲 「まぁアレはコロンブスの卵みたいなモンなんで、言われれば気付くんですけど普通はムリですね(笑)」
Aさん  「生きてるうちに、世間の反応を見たかったな(笑)」
豆鉄砲 「今からでも公開します?」
Aさん  「いや、一応秘密にしとく、世間と勝負したい(笑)」
豆鉄砲 「もしも返納したらどうします?」
Aさん  「まぁ有り得ないけど、返納したらそん時はok(笑)」
豆鉄砲 「じゃ、返納する時は教えて下さい」
Aさん  「まぁ、そん時は頼むよ(笑)」
豆鉄砲 「了解です〜(笑)」
 
とまぁ本当はこんな事情と言うか裏話がありまして、今まで豆鉄砲もAさんもオトボケを決め込んできた
訳ですが、Aさんから隠蔽解除の要請が出ましたので、こうして引退した豆鉄砲がオメオメと出てきた
次第です(笑)
 
と言う訳で、今回公開されるハンティングテクニックは全部で2つです。
公開に当たって、ネット上に同様のテクニックの公開や記述が無いかと探しましたが、2013年4月の時点では
確認出来ていないので、恐らくネット上では初公開のテクニックになると思います。
見た目は物凄く地味なテクニックですが、その効果は非常に大きいです。
 
隠蔽されてた技術 その1 〜植木鋏〜
この写真のブツを見て「なんじゃそりゃ?」と思う方が多数だと思いますが、この植木鋏こそ
豆鉄砲の猟果を支えていたキーアイテムであり、テクニックの1つです。


写真のような、刃がストレート
なタイプの鋏がベストです。
俗に言う、刃がカーブしている
「剪定鋏」では使いにくいです。
そのままポケットに入れておくと
破れるので、写真にあるような
ケースを自作するか、革のケー
スが販売されているので、それ
に入れて運びましょう。
豆鉄砲の着ていたフィルソンの
右ポケットには、常にこの鋏が
定番ツールとして入っていまし
た。

このハサミの使い方ですが、豆鉄砲の猟日記を読んだ方なら記憶にあると思いますが、豆鉄砲の場合、
大抵の射撃シーンで「バイポッド+伏射」で射撃をしていたと思います。あとはコトある毎に
 
 『最低でもバイポッドorレスト出来るモノ+伏射or安定した射撃姿勢』
 
が必要だと力説してきましたが、実際に猟場で「バイポッド+伏射」をしようとすると「ある問題」
出てきます。その「ある問題」を解決する方法の1つが、三脚を利用したレストであり、その三脚レストから
進化して製品となった1つの形態が、眉唾さんで売られている「デッドショットフィールドポッド」です。
※「□□から始まって、その製品版とも言える△△」とは「三脚」と「デッドショットフィールドポッド」です。
 
多分、豆鉄砲の猟日記を読んで「バイポッド+伏射」で獲物に挑もうとした方の多くが「ある問題」
遭遇し、その後、猟場で三脚を使ったレストや、特に「デッドショットフィールドポッド」を知って実際に
使ってみると、そのメリットに感激したと思います。
 
 だって草が邪魔にならないし(笑)
 
そうなんです、普通に猟場で「バイポッド+伏射」をしようとすると、大抵は草などに射線を邪魔されて、
物凄くストレスになるんです。
射撃ポジションに入って時間的な余裕があれば、銃をセットしている最中に気付いた射線上にある
邪魔になりそうな障害物や草を避けて再度ポジションを調整出来ますが、時間的余裕が無い時や、
射線上の障害物に気付かずに射撃をすると、外す訳が無い距離の射撃でも有り得ないトコロに着弾して
 
 「なんで?(汗)」
 
となりますし、周囲を見て射線上に撃たれて倒れた草や原因となる障害物を見つけようモノなら
 
 「ウソでしょ?マジでありえねぇよ・・・勘弁してくれよ・・・ ○| ̄|_ (涙)」
 
となります。
その点、高さを稼げる三脚や「デッドショットフィールドポッド」を使えば、そう言ったストレスや
トラブルをある程度回避するコトが出来ます。
 
そしてもう一点、例えばこの三脚や「デッドショットフィールドポッド」を使わず、教科書通りのセオリーで
 
 「身近に委託出来るモノ+膝射or座射」
 
だとどうなるかと言うと、高確率で確実に失敗しますが、コレも道理を考えれば当然なんです。
 
全ての常識を疑え
例えば、射撃場でベンチレストをして50mで25mmのグルーピングが出せる場合、コレを
 
 「身近に委託出来るモノ+膝射or座射」
 
で射撃をすると、グルーピングはどう考えても50mで25mm以上になります。
これは訓練しようがナニをしようが、毎回委託するモノが違っていて、射撃時の条件が違っているので
当然と言えば当然の話でして、過去の射程がせいぜい30m程度の時代ならこんな方法でも問題無いんですが、
現在のプレチャージを利用するコトを前提とする、射程が普通に50mをオーバーするような現在では、
全く通用しない過去の遺物的射撃方法なんです。
 
ちょっと計算すれば分るんですが、例えば「身近に委託出来るモノ+膝射or座射」で50mで35mmのグルーピング
だった場合、70mでは49mmのグルーピングとなります(実際の50mのグルーピングはもっと大きいとは思います)
そしてこのグルーピングで手羽元辺りのバイタル(25mm)を狙おうとしても、実際に命中率の計算をしてみると、
物凄く低い確率であるコトが判明します。
 
命中率=(バイタルエリア25mmの1/2)2π÷(70mのグルーピング49mmの1/2)2π×100
     =(12.5×12.5)π÷(24.5×24.5)π×100
     =26%  
        ※委託して70mで35mmのグルーピングであれば命中率は51%
 
こんな確率では確実に当てようとするとボディ狙いになり、益々獲物をゲット出来る確率は低くなります。
 

各距離によるグルーピングの
変化とその命中率
(mm)
(%)
50m
60m
70m
80m
90m
100m
25
30
35
40
45
50
100.0
69.4
51.0
39.1
30.9
25.0
35
42
49
56
63
70
51.0
35.4
26.0
19.9
15.7
12.8
45
54
63
72
81
90
30.9
21.4
15.7
12.1
9.5
7.7
55
66
77
88
99
110
20.7
14.3
10.5
8.1
6.4
5.2


これは、50mで25mmのグルーピングを基準
として、25mmの標的を狙う場合の、各距離
によるグルーピングの変化とその命中率の
変化ですが、実際の猟場で「身近に委託出
来るモノ+膝射or座射」を多用されている方
が、ご自身のグルーピングをどの程度と想定
しているかは分りませんが、過去に獲物を獲
り逃がして、悔しい思いをされたコトがないで
しょうか?
そしてそう言う方々の多くがどのような考えに
行き着くのかと言うと「もっとパワーがあれは・・・」
と言うパワー信仰に考えがシフトし、完全に負
のスパイラルに陥ります。
 
 

またこの「もっとパワーがあれは・・・」から派生する考えの1つに、ホーローポイント弾への信仰があります。
FX弾に代表されるようなラウンドノーズの弾と、クローマグナムに代表されるようなホーローポイント弾、
同じ距離ならどちらのグルーピングが良いのか、答えは誰でも知ってますよね?
では、50mを超えるような遠距離でホーローポイント弾を使用し、「身近に委託出来るモノ+膝射or座射」
ような、ベンチレストと比べれば明らかに命中率が劣る射撃方法でまともに獲物が獲れると思います?
 
 んなモン、まともに獲れる訳きゃないですよ(笑)
 
結局、ちゃんと冷静になって考えてみれば、どう考えても無茶な方法で獲物に対峙し失敗した挙句
 
 「もっとパワーがあれは・・・」(切望)
 
と根本から間違った考えに基づき、獲物が獲れなかった原因を分析していた訳です。
 
よく言われる話しで「22LRが許可されればなぁ〜」と言うモノがあるんですが、確かに現在獲れてなくて、
「もっとパワーがあればなぁ・・・」と思っている人は、22LRが使えるようになれば獲れる可能性は高くなります。
ですがプレチャージ登場の初期に、その評価が高かった理由を考えたことがあるでしょうか?
それまでポンプ銃や炭酸ガス銃の射程がせいぜい30mしかないトコロに、50mオーバーでも確実に高精度に
獲物を狙えるプレチャージが登場するコトで、それまで30mまで苦労して獲物に接近するコトが当然だった
人達にとっては、獲物に50mまで接近するだけで確実に獲れるプレチャージを使用する猟は、朝メシ前の
余裕なコトだったハズです。
 
だから初期のプレチャージ使いの方々は、その当時では有り得ないような猟果を得るコトが出来ました。
しかし、その後に豆鉄砲を含めて、プレチャージがあるコトを前提にこの世界に入った世代にとっては、
獲物まで50mの距離に接近するコトが非常に難しくなりました。
それは獲物自体が学習してハンターとの距離が50mでも警戒するようになったのと、ハンター自体が、
獲物に30mの距離まで接近しなくても獲れるような道具を持ってしまった為、獲物に30mの距離まで接近する
テクニックを必要としなくなったのと、テクニックそのものを知らなかった(マスターしなかった)からです。
 
そして『ハンティングのテクニックと言うのは、銃の性能に対して上位互換しか出来ません』
ポンプ銃や炭酸ガス銃で獲るテクニックを持った人にとっては、そのテクニックはプレチャージでも通用
しますが、プレチャージで獲るテクニックしか無い人は、ポンプ銃や炭酸ガス銃などの低威力な銃では、
そのテクニックが全く通用しません。
 
豆鉄砲がある程度安定した猟果を得られたのも、Aさんと言う、豊和55Gを使って獲物を獲る方法を
開発した人が身近に居て、そのテクニックを身近に学べたからに過ぎません。
ただ豆鉄砲の場合、Aさんの持ってるテクニックのせいぜい60%程度しかマスター出来ていなかったと
思いますが、足りない分は、ブレチャージの圧倒的戦力で補完していたので獲物が獲れていただけです。
 
そうなると、この負の連鎖から抜け出すのにはどうしたら良いのかと言うと、その方法の1つが、
 
 『最低でもバイポッドorレスト出来るモノ+伏射or安定した射撃姿勢』
 
コレで獲物に対峙するコトです。
 
但し、バイポッドなどを使用して伏射をすると、どうしても草などで射線が邪魔されるので、
ソレを回避する為に『植木鋏』を使用します。
 
使用方法
まずは普通に射撃ポジションに侵入し、射撃体勢を取った後、射線上にある草などの邪魔になるモノを
発見したら、ハサミでチョキチョキと切ります。(あとの手間を減らせるように根元に近いトコロから切りましょう)
 
そして射撃が終わったら、獲物が獲れても獲れなくても「猟場の整備」として、再度同じ場所でチャンスが
あった時にスムーズに利用出来るように、射線の邪魔になるような草や障害物を切りましょう。
この少しの手間が、その後の捕獲率の向上に繋がります。
 
「バイポッド+伏射」が使えるようになると、射撃ポジションに入ってから伏せるなら、最初から匍匐で
射撃ポジションに入れば、獲物へ発見される確率はかなり低く出来ます。
それは同時に、レンジファインターなどを使って、獲物までの距離を計測する時間が稼げるコトを意味します。
 
1.伏射のポジションを取って、邪魔になる草や枝をカット
 
2.射撃終了時に次回用に猟場の整備を行い、射線の邪魔になるものの排除と、カットした草や枝を
 利用してプラインドの設営
 
3.自分が隠れる分のブラインドを確保して、射線の邪魔になるモノは排除します。
 この時、ブラインドの高さは高い方がイイですが、高くし過ぎると他のハンターに利用されてしまうので、
 特にハンターに遭遇するコトが多い猟場では、匍匐をする人しか使えないように60cmぐらいの高さで
 設営するのが良いと思います。
 
豆鉄砲 「と言う訳で、隠しテクの通称「チョキチョキ」を公開しましたんで、補足をお願いします。」
Aさん  「ん〜と、その前にもっと大事な基本的なコト話してもイイ?」
豆鉄砲 「いいですけど、何の話?」
Aさん  「こう言うテクニックとか言う前に、最も重要な『安全』についての話」
豆鉄砲 「ああ〜、そうですね〜」
Aさん  「こうしてブラインドを設置する場合や、この後に公開するテクニックにも関係するんだけど、
      必ず事前に、矢先の方向にナニがあって、ドコにどんなモノがあるのか、必ず自分の眼で確認
       してから猟を始めないと物凄く危険だからさ」
豆鉄砲 「確かにそうですね〜、一応、part.59の中の「ハンターマップ対策」でも触れてますけどね」
Aさん  「本当はハンターとして、最も基本となる重要なコトで、全てに最優先すべきコトなんだけど、
      実際にはかなり軽視されてるしね〜」
豆鉄砲 「以前よりも沈静化しましたけど、一時はGPS化を声高に主張している人も多かったですからね〜(汗)」
Aさん  「本来はベテランが率先して、安全に関してだけは口煩く思われるぐらいに啓蒙すべきなんだけどね〜」
豆鉄砲 「下手すりゃ、自称ベテランが初心者焚き付けてGPS化を推奨ですからね(汗)」
Aさん  「それだけ底の浅い考えなんだよ(呆)」
豆鉄砲 「挙句、初心者に『銃禁の横が穴場』とかアドバイしてるし(汗)」
Aさん  「なんで銃禁になったのか考えられないのかね?(呆)」
豆鉄砲 「考えられないほどバカだから、したり顔でアドバイスとかするんでしょうね(呆)」
Aさん  「自分自身で『そうでもしなきゃ獲れません』って言ってるのと同じなんだけどね(汗)」
豆鉄砲 「下手すりゃ、取り巻き連中が神様扱いしてヨイショですから(笑)」
Aさん  「正に『類は友を呼ぶ』か・・・(汗)」
豆鉄砲 「バカの再生産です(笑)」
Aさん  「誰か言うヤツは居ないのかい?」
豆鉄砲 「神様には逆らえませんよ(笑)」
Aさん  「バカな神様信仰したって御利益無いよ?(汗)」
豆鉄砲 「バカは御利益が無いコトに気付かないですから(笑)」
Aさん  「ボクを信仰してくれれば、少しは御利益があるんだけどね〜」
豆鉄砲 「だからオイラが信仰してるじゃないですか(笑)」
Aさん  「あれだけ神様に楯突く不良信者は要らない(笑)」
豆鉄砲 「数少ない信者なんですから、もっと大事にしないと(笑)」
Aさん  「挙句、勝手に改宗したし(笑)」
豆鉄砲 「アアタも鉄砲止めて改宗するんでしょ?」
Aさん  「そうだね・・・」
豆鉄砲 「じゃあ神様も廃業だ(笑)」
Aさん  「ですね・・・(寂)」
豆鉄砲 「ならいいじゃん(笑)」
Aさん  「話し戻していいですか?(汗)」
豆鉄砲 「続けなさい(笑)」
Aさん  「ハイ・・・」
豆鉄砲 「しかし、ソコまでして獲物欲しいんですかね?」
Aさん  「まぁ、釣り師とかにも多いしね〜、根こそぎ釣りたがる人とか」
豆鉄砲 「でも、そうやって持ち帰った獲物って、大体が冷凍庫に放り込まれて劣化するまで放置か、
      自分じゃ食べるのがイヤになって、人に押し付けて終了でしょ?」
Aさん  「大体そうだね、まぁ獲物の数を自慢しているうちはロクなモンじゃないよ(笑)」
豆鉄砲 「必要な分だけ獲ってくるって概念が無いんですかね〜?」
Aさん  「ソレが無いから獲り尽くす勢いでやるんだろうね(呆)」
豆鉄砲 「育ちが悪いと言うかナンと言うか・・・(呆)」
Aさん  「だから猟果が最優先になって安全が疎かになるんだよ」
豆鉄砲 「なんで猟果と安全を天秤に掛けたら、猟果の方が重くなるんですかね〜?」
Aさん  「たかが趣味なのに『獲れた方がエライ!』って勘違いするバカが多すぎるんだよ」
豆鉄砲 「所詮、趣味なんだから安全第一ですりゃいいのに(呆)」
Aさん  「まぁ、そのうち猟果自慢しても意味が無いって気付いた世代が出てくるよ」
豆鉄砲 「ソレに期待しますか」
Aさん  「いや、そうしないと、この話し終わらないから(笑)」
豆鉄砲 「あっそうだ! この話題がメインじゃなかった(笑)」
Aさん  「と言う訳で、まずは安全確認だね、あくまで趣味なんだからリスクを管理してってコト」
豆鉄砲 「他に、本題に入る前の注意点ありますか?」
Aさん  「あとはブラインドとかを作る場所だね〜、カモの付き場みたいなコトに関して」
豆鉄砲 「ああ、そうですね〜」
Aさん  「ある程度経験があると分ると思うけど、カモの付き場って大体同じなんだよね〜」
豆鉄砲 「そうですね〜、大体付き場のパターンがありますからね」
Aさん  「まずは、ある程度見通しが利く場所だね」
豆鉄砲 「そうですね〜」
Aさん  「多分、猛禽類とかに襲われた時に逃げる方向が限定されないようにだろうけど、
      案外、両側が崖みたいになっている急峻な谷底には居ないからね〜」
豆鉄砲 「なんとなく警戒する方向が限定出来て便利そうですけどね〜」
Aさん  「過去の経験からしても、まず居たコトが無いね」
豆鉄砲 「あと矛盾するけど、見られにくい場所に居ますよね?」
Aさん  「そうだね、自分自身は警戒監視し易いけど、相手からは見えない場所に居るね」
豆鉄砲 「後はどんなのが有りましたっけ?」
Aさん  「後は日当たりがイイとか、エサが確保しやすいとかだね〜、シーズンに入ると段々と居つく場所が
       変ってゆくけどね〜」
豆鉄砲 「シーズンの最後の方なんて、ホント狭い日陰みたいなトコに隠れてますもんね」
Aさん  「だから結局は、ある程度同じ猟場に通い続けて、猟場情報の蓄積が必要だね」
豆鉄砲 「ですよね〜、猟場ってシーズン通して変化し続けますからね〜」
Aさん  「だから経験値の高いハンターが有利なのは当然なんだよね〜」
豆鉄砲 「でも初心者ハンターだって、通う猟場をある程度限定すれば短期間で経験値稼げますよ」
Aさん  「まぁその辺は其々の考えだけど、蓄積した猟場情報があれば、『猟場の整備』をする場所も
       ピンポイントで効率良く出来るからね」
豆鉄砲 「まぁこの辺は、経験積むしか無いですよね」
Aさん  「そうだね〜、ある程度基本的なコトをマスターしたら、あとは経験値の問題だからね」
豆鉄砲 「じゃあ大体こんな感じで、始める前の注意点はokですか?」
Aさん  「多分イイと思う」
豆鉄砲 「それでは、改めまして・・・・・・
      と言う訳で、隠しテクの通称「チョキチョキ」を公開しましたんで、補足をお願いします。」
Aさん  「ん〜大体イイけど、草を刈る時の注意点として、『邪魔なモノだけを切る』ってトコかな」
豆鉄砲 「あ〜確かに慣れてないと、必要以上に刈っちゃいますモンね〜(笑)」
Aさん  「豆ちゃんが最初に一人で刈った時なんで、ほぼ丸裸にしちゃったモンね(笑)」
豆鉄砲 「まぁ〜アレって見切りと言うか、加減が難しいんですよね〜」
Aさん  「自分が見難いってコトは、獲物からも見難いってコトだからね」
豆鉄砲 「とりあえず、経験積んで感覚を覚えるしかないですかね?」
Aさん  「絵とかで分りやすく説明しないの?」
豆鉄砲 「絵ですか?(汗)」
Aさん  「じゃないと感覚が掴めないよ」
豆鉄砲 「一応描いたんですけどね・・・(参考画像)」
Aさん  「コレはナニカの暗号かい?(汗)」
豆鉄砲 「一応、分かり易い『説明画』を描くつもりだったんですが・・・(汗)」
Aさん  「・・・もうちょっと、どォ〜にかならんモンかい?(汗)」
豆鉄砲 「ちょっと待ってて下さい、なんか無いか探しますんで・・・」
Aさん  「下手な絵でも内容が伝わればイイけど、アレじゃ『象形文字を解読』する方がラクだよ(笑)」
豆鉄砲 「絶対に『象形文字の解読』の方が難しいって(笑)」
Aさん  「大体ね〜、ネットにアップした内容なんて永遠に残るんでしょ?
       そう言うトコに、こんなチンケな絵を残したら永遠に笑われるだけだよ?」
豆鉄砲 「ホント、好き勝手言いたい放題だな・・・(汗)」
Aさん  「豆ちゃんのトコも何だカンダ言ってソコソコ読者居るんでしょ?
       未だ見ぬ読者も居るんだろうから、そんな未来の読者が落胆しないように、
       ソレなりのモノを用意しないと・・・(笑)」
豆鉄砲 「じゃあ、アアタが描きなさいよ!(怒)」
Aさん  「ボクは喋りが専門だから(笑)」
豆鉄砲 「役に立たねぇな・・・(悩)」
Aさん  「ゴメンね〜、足引っ張るぐらいしか出来なくて(笑)」
豆鉄砲 「まぁいいや、こんな感じでどう?」



Aさん  「おっ、コレならさっきよりマシか(笑)」
豆鉄砲 「家内制手工業の極み、みたいな体勢で作ってるんだから文句言わないの!(怒)」
Aさん  「多分、豆ちゃんもそうだったけど、最初は加減が分らないから、結構広範囲に根こそぎ草を
      刈っちゃうと思うんだ」
豆鉄砲 「こんな感じですよね」



Aさん  「そうそう、最初に豆ちゃんがチョキチョキした時は、正にこんな感じだったね(笑)」
豆鉄砲 「でも、こんな広範囲に草を刈る必要は無いんですよね」
Aさん  「そうそう、獲物が居る場所なんて大体同じなんで、刈る場所もピンポイントで方向を定めて、
      限定的に刈ればOKだね」
豆鉄砲 「こんな感じでイイですよね?」



Aさん  「そうだね、この絵だと左右2方向だけど、実際には1方向だけで十分だよ」
豆鉄砲 「一応、『右利き用・左利き用』ってコトで(笑)」
Aさん  「でも実際、1方向だけで十分だったでしょ?」
豆鉄砲 「そうですね〜、猟場をしっかり見切れば、1方向だけで十分ですね」
Aさん  「それで出来れば、何かブラインドになるモノのトコロに設定するのがいいね」
豆鉄砲 「こんな感じですよね?」



Aさん  「この丸いのナニ?」
豆鉄砲 「一応、木の下だと思って下さい(汗)」
Aさん  「そうだね、こんな感じで自然のブラインドを利用するのが基本だね」
豆鉄砲 「それでもっと効果的にするなら、その周囲をこんな感じで覆うと・・・」



Aさん  「昔、豆ちゃんが作った一人用のブラインドそのモノだね、サイズも説明したら?」
豆鉄砲 「テントみたいに見えるのは、サイズ的には、一人用のシェルターテントと変らない大きさですね。
      この絵だと縮尺的に少し大きいですけど」
Aさん  「このタイプは鳥屋と言うのには小規模だけど、ブラインドよりも効果があるしね」
豆鉄砲 「獲物が全く警戒しませんからね」
Aさん  「ココに隠れて伏射で狙えば簡単でしょ?」
豆鉄砲 「そうですね〜、警戒感が無いから事前にレンジファインターで距離も測れるし、
      バイポッドを使っての伏射なんで、安定した射撃体勢を作れますからね」
Aさん  「こう言うのが分ると、ますます同じ猟場に通って猟場環境を整えるコトの重要性が分るんだよね」
豆鉄砲 「あと、無意味な遠射をする必要が無くなるんで、益々捕獲率が上がりますね」
Aさん  「結局、エアーなんて動いてる獲物は狙えないんだから、こう言う工夫が必要なんだよね」
豆鉄砲 「まぁ、どうしても情報が少ない分、散弾のハンティング方法をそのままエアーに流用している
      ケースが多いですからね」
Aさん  「まぁ、こうして情報公開しているんで、今後は変るでしょ(笑)」
豆鉄砲 「チョキチョキに関して、他に何か追加の説明ありますか?」
Aさん  「まぁ〜こんなモンでイイんじゃないの?(笑)」
豆鉄砲 「ところで、このハサミでチョキチョキって、どんな切欠で考え付いたの?」
Aさん  「単に狙ってて邪魔だったから、『だったら切ればイイっか』ってだけだよ」
豆鉄砲 「そんだけ?なんか悩みに悩んで、悩みぬいた末とかじゃないんだ?」
Aさん  「んなモン、邪魔だったら素直に切ればイイだけじゃん(笑)」
豆鉄砲 「いや〜コッチとしては、最初に見た時はビックリしたんで(汗)」
Aさん  「なんで?」
豆鉄砲 「いや〜『そんなのアリかよ!』って(笑)」
Aさん  「そんなに驚いたんだ?」
豆鉄砲 「今まで、射線上の草とかに邪魔されて失敗した経験があるんで余計ですね。
      あと、伏射がイイのが分ってたんですけど、『草の問題』が解消出来なかったんで余計ですね」
Aさん  「ああやって草刈って伏射すればラクでしょ?」
豆鉄砲 「ですねぇ〜、安定してるし」
Aさん  「プレチャージがいくら高性能なグルーピング出せても、射手がそのグルーピング性能を発揮出来るような
      射撃方法を実践しないとダメなんだけどね〜」
豆鉄砲 「いや〜、もっと早くコレが公開出来てれば『怪しい伝説』シリーズで、無駄なコトしなくても
      済んだんですが(笑)」
Aさん  「でもまだ居るんでしょ?『エアは気温の変化で弾道が・・・』とか思ってる人?(笑)」
豆鉄砲 「まぁ〜居るでしょうね〜(笑)」
Aさん  「あのさぁ、ベンチレストレベルのグルーピングを、猟場で毎回条件が変わる不安定なレストで
      再現出来ると思ってるのかね?」
豆鉄砲 「さぁ〜どうでしょう?思ってるんじゃないですか?(笑)」
Aさん  「射撃場で猟場のレスト環境を再現して撃ってみれば、グルーピングなんてスグ分るよね?」
豆鉄砲 「そりゃ分ると思いますよ(笑)」
Aさん  「大体さぁ、今時のブレチャージなら、50mベンチレストで、5発20〜25mm位でしょ?」
豆鉄砲 「まぁ、そんなモンだと思います」
Aさん  「そのグルーピングを出すのには、レストが大事って分ってるよね?」
豆鉄砲 「だと思いますよ」
Aさん  「じゃあさ、なんで50mオーバーの距離なのに、そんな不安定なレストで毎回撃つのよ?」
豆鉄砲 「そんなコト仰られても・・・(笑)」
Aさん  「昔みたいに、射程が30m程度なら身近なモノでレストもいいよ、距離が短い分ブレも少ないしさ。
      でもさ、今時のブレチャージみたいに50mオーバーが当然の時代に、なんでその辺の不安定なモン
      でレストして撃つのさ?」
豆鉄砲 「まぁ、本やネットにそう書いてますから(笑)」
Aさん  「やれMOAだMILだナンだのと、射撃関連の用語とか理論とかを得意気に語ってるんじゃないの?(汗)」
豆鉄砲 「結局、言葉だけでコトの本質を理解してなかっただけかと・・・(笑)」
Aさん  「銃もそうだけど、ミルドットのスコープとかレンジファインターとか、持ってる道具は最新のテクノロジー
      満載のモノを揃えるのに、どうして頭の中の『狩猟用射撃管制ソフト』は前世紀のままなのよ?
       射程レンジが増えてるんだから、それに合わせて射撃方法も考えてソフトのアップデートしなきゃ
       ダメじゃん(呆)」
豆鉄砲 「まぁ、当たらなきゃ『気温の変化で弾道が変化したから・・・』『パララックスが〜』とかで
      言い訳出来ますんで(笑)」
Aさん  「あのさぁ、獲物の後ろに標的紙があって、射撃後にどの位ズレたとか後でちゃんと確認出来るの?」
豆鉄砲 「多分、スコープの中で一瞬見えたとか、弾道が見えた気がするとかのレベルかと・・・(笑)」
Aさん  「そんなモン、不安定なレストで撃っておいて、グルーピングはベンチレスト並だと思ってるのかい?」
豆鉄砲 「ほら、都合の悪いコトは忘れるのが長生きの秘訣ですから(笑)」
Aさん  「自分の頭でちゃんと考えないから、こう言う根本的なコトに気付けないんだよ(呆)」
豆鉄砲 「まぁまぁ、抑えて抑えて(笑)」
Aさん  「大体全ての物事は、後から計算すると起こるべくして起こって、成るように成るんだよ。
       だから猟の射撃結果も同じで、後から計算してみれば、獲れる時は獲れるべくして獲ってるし、
       外す時は外すべくして外してるんだよ。」
豆鉄砲 「まぁ、そうですね〜」
Aさん  「あとさぁ、獲物に関して『○○は××に比べて難しい』とかあるじゃん?」
豆鉄砲 「ありますねぇ」
Aさん  「アレも獲物には失礼な話しだよね」
豆鉄砲 「まぁ、コッチは鉄砲やらナンやら持って道具フル装備のチート状態ですからね(笑)」
Aさん  「脳の容量からしてもコッチが桁違いなんだから、難しさの比較なんて無意味だよ(笑)」
豆鉄砲 「ですよね〜」
Aさん  「そりゃ獲物の生息数によって『発見の難しさ』はあるよ、ヤマドリみたいにさ。
      でも見つけれたら、獲るコトの難しさはドレも同じだと思うよ。」
豆鉄砲 「だと思うんですけどね〜」
Aさん  「どう考えても『失敗する=本人のミス』でしか無いんだけどね〜」
豆鉄砲 「ソレじゃ困る人が一定数居ますんで(笑)」
Aさん  「まぁ、獲れない言い訳しているうちは半人前だね(笑)」
豆鉄砲 「耳や目から血が出てる人がイッパイ居ると思います(笑)」
 
ここまでのまとめ

Aさん  「でもマジな話し、プレチャージが世に出て10年以上経過しているんだから、そろそろ
      今のブレチャージの特性に合わせた猟法とか、ちゃんと考えないとダメだと思うよ」
豆鉄砲 「まぁハードは最新でも、ソフトが前世紀の遺物に近いですからね(笑)」
Aさん  「ソフトの全部がダメな訳じゃないけど、とりあえず射撃部分の書き換えは必要でしょ?」
豆鉄砲 「まぁ、明らかに必要でしょうね」
Aさん  「ボクはパソコンとか疎いからあまり知らないけど、そう言うのを今時の人はネットで
      情報交換とかするんだよね?」
豆鉄砲 「あ〜、ソレ幻想です(笑)」
Aさん  「幻想なの?」
豆鉄砲 「ハイ(笑)」
Aさん  「なんで?」
豆鉄砲 「ソレの説明を始めると、しばらく終われませんが・・・(汗)」
Aさん  「じゃあ別の機会にでも解説してくれない?」
豆鉄砲 「了解です、じゃあ『チョキチョキ』の件は、これで終わりでイイですか?(笑)」
Aさん  「終わって下さい(笑)」
豆鉄砲 「では『前編』終了です」
Aさん  「分割するのね?」
豆鉄砲 「流石に想定を超えた長さになったんで(笑)」
 
と言う訳で、後編に続きます。