猟銃所持許可申請

無事に銃も決まり、鉄砲屋さんで書類一式をもらったんで、必要事項を書き込み、警察に申請するコトになりました。
この申請書類の中に、過去10年間の住所というモノがあるんですが、日付まで要求しまず。
一般人は引っ越した住所ぐらいは覚えていますが、日付となると覚えている人は皆無だと思います、豆鉄砲もその一人でした。
で、どうしたモノかと調べてみると、戸籍抄本を取るときに、「別表も一緒に下さい」って言うと、
コレまでの住所の遍歴を書いた紙を一緒くれます。そう言うコトで、書類一式を書き込んで、所轄の警察署に向かいました。


猟銃所持許可申請へ
生活安全課に行って、担当の方に書類一式を提出しました。書類一式に目を通すと、担当の方の話では、
1ヶ月位で許可が下りますとのコトでした。そう言うコトで何の問題も無く警察署をあとにしましたが・・・


突然の電話

家に帰って、1時間もしないうちに警察の担当の方から電話がありました。
担当者:担 豆鉄砲:豆

担 「ども、担当ですが〜」

豆 「何か、書類に不備でもありました?」

担 「いえ、ちょっとお聞きしたい事がありまして、お時間ありますか?」

豆 「わかりました、今から向かいますんで」

てな訳で、再び警察署に戻ってまいりました。で、担当の方の所に・・・。担当の方、何だか表情が厳しい・・・?
豆鉄砲の頭の中では、何の話だろうと考えていました。各HPを見ても、こんな呼び出しのコトは書いてありません・・・。
で、担当の方は、会議室と書かれた取調室のような部屋に入るように言われて、席につく事に・・・。

担当者:担 豆鉄砲:豆

豆 「お話って、なんでしょう?」

担 「この書類に書いてある事ですが、書き漏らしはありませんね?」
   そう言って、担当の方は、犯歴などを書き込む書類を出してきました。

豆 「?いえ、無いと思いますが・・・」
   豆鉄砲は犯歴の部分に、過去の違反キップの件は書いておきました。それ以外の犯歴って、全く記憶に有りません・・・、
   豆鉄砲、首を傾げるしか有りませんが、そんな豆鉄砲を見た担当の方は、呆れた感じで、
   豆鉄砲に幾つかのキーワードを言ってきました・・・。

担 「○○警察署、海水浴、○○××(←ヒトの名前)・・・思い出しませんか?」

   豆鉄砲、このキーワードを聞いて、封印した記憶が甦りました・・・(冷汗)
   ええ、この記憶、豆鉄砲の中で厳重に封印され、死ぬまで思い出すコトは無い記憶のハズが・・・。
   甦った記憶は、豆鉄砲の頭の中で駆け回り、鉄砲所持はムリだな・・・と言う答えが出てきました。

豆 「思い出しました」

担 「思い出しましたか・・・事件の事、話してもらえますか」


その事件とは?

数年前のコトです、豆鉄砲は、野郎数名と、おねーちゃん数名で海水浴に行きました。
野郎のうち2名は、豆鉄砲の友人の友人と言うコトで現地集合だったんですが、現場で会った時、既に手には、
モルツの1Lの缶が握られていました(この時すでに、いやな予感はしました)で、このモルツ男が事件を巻き起こすのは、
数時間後のコトでした。
状況が状況だけに、酒がガンガン入って、デフォルトで急性アルコール中毒の患者を出すハメに・・・。
しかし、アルコール中毒で救急車を呼ぶのをためらっていたのですが、このモルツ男が、溺れたコトにして、
救急車を呼ぶと言い始め、なれた感じで携帯から救急車を呼びました・・・しかし、このモルツ男、相当酒が入っていたハズですが、
豆鉄砲を含めた他人から見ると、シラフに近い状況に見えました。
で当然、会はお開きとなる訳で、撤収の準備を始めると遠くから救急車の音が聞こえてきました。
豆鉄砲はココで撤収の作業をするコトにして、、他の連中にアルコール中毒の患者を任せるコトに・・・。

救急車が止まって、しばらくすると、叫び声か、雄叫びのような怒声が救急車の止まった方から聞こえてきます。
更に救急車は、サイレンを鳴らして通り過ぎていきます・・・なぜ?そう思ううちに、全くの他人が、
「アンタの仲間が暴れてるからナントカしてよ(怒)」と豆鉄砲に声を掛けて来ます・・・?仕方なく、
撤収作業を一時中断して現場に向かうと・・・なぜかモルツ男が友人に取り押さえられています・・・?
しかも、意味不明のコトを叫んでいます・・・?状況が飲み込めずに居ると、近くのヒトが教えてくれました。
何でも、モルツ男がやってきた救急車を止めて誘導を開始しようとした時に、救急隊員は、患者の事を聞いたらしいです。
しかし、この救急車は、別の場所で溺れた男の子を助ける為に出動した救急車で、ココの患者の救急車は、すぐ後にやって来るから
それまで待ってくださいとモルツ男に伝えました。
・・・至って普通の会話内容だと思うまですが・・・このモルツ男ナニを思ったのか「患者を助けるのが救急車と違うんかい〜!
ベキッ!(←救急車のドアを蹴る音)」最悪です・・・、当然救急隊員は警察を呼ぶコトに・・・、
アルコール中毒患者の為の救急車が到着すると同時にパトカも到着・・・。ソコからは・・・思い出したくもないです(泣)
結局、モルツ男が罪を認め、救急車の被害金額を弁償する事で穏便に済むと思ってたんですが、
その時いた野郎全員が、容疑者と言う事で、後日警察署に呼ばれ、犯罪者のように、三面写真と指紋10本分、
更に掌紋(手のひらの指紋)が取られました・・・(泣)
以上のコトが事件の内容なんですが、当然記録には一連の事件の当事者として記録されていたんでしょう・・・。


場所は戻って警察署


以上のような事件のあらましを担当の方に話しました

担 「困りますね、こう言う事を隠していると・・・(怒)」

豆 「すいません、ホントに忘れていたんで」

担 「隠し事をしても、すぐに解るんですよ、もう他にはないですか?」
   豆鉄砲、真剣に頭の中をかき回して、コレ以外の事件はないかと考えましたが、もう
   無いハズです・・・。

豆 「もう、無いはずですが・・・」

この後、担当の方は、この件で所持許可が下りない可能性があると言ってきました。
しかし、この担当の方、事件について調べるので、所持許可の処理はそれまで止めておくとの事でした。
豆鉄砲の銃の所持許可の道はココで途絶えると思っていましたが・・・


留守番電話

数日後、豆鉄砲が仕事から帰宅すると、留守電の点滅ランプが光っています・・・?
再生すると、近所の交番からの電話で、銃の所持に関してのお宅訪問の電話でした。
夜の10時を廻っていましたが、入っていた電話番号に電話をするコトに・・・

警察官:警  豆鉄砲:豆

豆 「すいません、銃の所持許可に関して電話もらったんですが〜」

警 「ハイハイ、で、お宅訪問なんですが、何時が空いてます?」

豆 「昼間は仕事なんで・・・2日後の昼間なら大丈夫ですが・・・」

警 「2日後ですが・・・私が非番なんですよね、コレやんないと処理が進まないんですがね・・・」

豆 「困ったな・・・今からなら大丈夫なんですが・・・」

警 「じゃあ、今から行きますよ」

豆 「えっ?今からですか?10時廻ってますけど・・・」

警 「警察は24時間営業ですから大丈夫ですよ、それじゃ、30分程後でお伺いしますから」

豆 「解りました、お願いします」

そう言う訳で、夜の11時過ぎに、警察からのお宅訪問となりました(笑)聞かれた内容は、所持許可申請を出す時に書いた内容を
口頭で答えると言ったトコでしょうか。後は、ガンロッカーの設置場所などを聞かれました。
時間にして、20分ぐらいだったでしょうか、最後に私の住んでいる近所での犯罪傾向などを聞けて、有意義をお宅訪問となりました。
ちなみに、犯罪は車上狙いが多いと言う話てした。


ついに許可証が

警察のお宅訪問から1週間程で、警察署から電話があり、許可が下りたんで受け取りに来るようにという事で、警察署に向かいました。
で、前回の取調室いや会議室に・・・

担当者:担 豆鉄砲:豆

担 「この前話してくれた事件について、私調べてきました」

豆 「はい」

担 「残念ながら、事件の調書は残ってなかったんですが、担当の方が居ましたので、当時の状況を聞きました」

豆 「はい」

担 「結果、大筋で豆鉄砲さんの言っている事と同じで、当事者と言うより巻き込まれたんですね」

豆 「はい、そうなんです」

担 「今後は気を付けて下さいね、許可を受けた後、こう言った事があれば、問答無用で許可取り消しますから」

豆 「はい、今後は気を付けます」

担 「じゃあ、コレが許可証になります、銃を買った後、そのまま、ココに持ってきてください、確認しますから」

担 「後、銃の確認の時にガンロッカー設置の写真を持ってきてください」

豆 「はい、わかりました、ありがとうございます」

そう言って。担当の方は許可証を渡してくれました・・・、長かった・・・苦労した・・・苦節1ヶ月(短か!)
そう言う訳で、その日のうちに鉄砲屋さんに行って、鉄砲一式を受け取りましたが・・・!
ガンロッカーの大きさに驚きました。冷蔵庫並の大きさがあります・・・。しかも、銃が5丁ぐらい入るみたいです・・・。
で、銃は夕方に受け取ったんで、次の日、警察に銃の確認をしてもらいに再び警察署に・・・。


銃の確認

普通のHPであれば、銃の確認なんて、数行で終わりますが・・・ココは豆鉄砲のサイト、まだまだ一波乱あります。
銃自体は、ダンボールの箱に収まっていましたが、ムキ身で入っています。銃を固定するスペーサーみたいな物も入っていません・・・、
なんかエアソフトガンの方が高級な箱に入っています・・・こっちはホンモノの銃なのに・・・。
そう言う訳で、箱を持って動かすと、中の銃も動きます・・・。
しかし、許可証をもらう時、担当の方はそのまま持ってきてと言っていたので、この箱に入れて、生活安全課に・・・。

担当者:担 豆鉄砲:豆

豆 「ども、鉄砲受け取ったんで、確認をお願いします」

担 「ああ、豆鉄砲さん、確認ですね」
   そう言うと、担当の方は銃を置く板を用意し、銃をココに置くようにと言いましたん
   で、箱を開けて銃を置くと・・・

担 「・・・この箱に入れて銃を持ってきたの?」

豆 「はい、「そのまま、ココに持ってきて」って言ったでしょ?」

担 「ハァ〜、そう言う意味に取ったの・・・あれはね、銃を受け取ったら直ぐに持って来てと言う意味なんです」

担 「銃だけ受け取って、確認を先送りにして2週間過ぎたら、もう一度許可申請しなくちゃならないでしょう」

担 「そう言う意味で、「そのまま、ココに持ってきて」って言ったんです」

豆 「そうだったんですか、ハハハ・・・」

担 「今後は言い方変えんといかんな〜」

乾いた笑いが室内に響きました・・・、そりゃ豆鉄砲も最初はおかしいと思いましたが、担当の方がああ言っている
以上そうなんだなと思ってしまいました。で、無事に確認ももらって、後は、狩猟の申請をするだけの段取りとなりましたが、
コレは鉄砲屋さんにお任せとなったので、狩猟許可証が出るのを待って、狩猟解禁日を待つだけとなりましたが、解禁日までは、
まだ色々と準備が必要です。


ここまでのまとめ

銃の所持許可が一番の難所だと思いますが、書類に不備が無く、過去の経歴に問題無ければ、誰にでも許可は下りると思います。
豆鉄砲の場合、運が悪ければ、許可は下りなかったと思います。後は、許可の更新を間違えなく行えば、
末永く銃を持っていられると思います。