猟銃所持許可講習申し込み

仕事の都合で先に狩猟免許を取った豆鉄砲ですが、この所持許可を貰わんコトには、狩猟免許は、
ただの紙切れ以下の価値しか有りません。
所持講習の申し込み書類は、鉄砲屋さんでもらっているので、必要な物を持って、所轄の警察署を目指します。
取り合えず、警察署に着いて、生活安全課の場所を探します・・・どうやら、別館に有る様なので
そっちを目指しますが・・・、何だか、妙な緊張感を覚えます。
すれ違う、恐らく警察官なんでしょうが、目付きは鋭いです。で、生活安全課に着きましたが、
先客が居ましたのて、しばし待つことに・・・先客はおじいさんでしたが、話の内容から、
鉄砲関係でココを訪れているようです。で、私の番となりまして、
「猟銃所持許可の講習を受けたいんですが・・・」と話を切り出しました。
すると、奥から担当の方が出てきて、私の提出した書類に目を通した後に、質問タイムとなりました・・・。

担:担当者 豆:豆鉄砲

担 「なんで、鉄砲持ちたいの?」

豆 「え〜っと、狩猟をやりたいんで・・・、免許も取ったんですが・・・」

担 「そうですか、どなたかお知り合い方が、鉄砲持ってるの?」

豆 「いや〜、居ませんが・・・」

担 「じゃ〜、何で?」

豆 「ネットで、ハングリーハンターと言うページを見まして、ソレがきっかけなんですが・・・」

担 「そうですか、しかし、せっかく銃の所持許可を受けても、眠り銃になるケースが多いんですよ」

豆 「そうなんですか」

担 「で、そう言うケースの場合、鉄砲検査で判明するので、廃銃の指導を行いますので」

豆 「はぁ」

担 「廃銃にして、中古で売っても、銃の場合二束三文の値段にしか、なりませんよ」

豆 「はぁ、でも狩猟免許も取得したんで、所持したいんですが」

担 「そうですか、解りました。銃の所持は講習を受けても最後に試験があります。
   難しいのでしっかり勉強してください」

そう言って、担当の方は、猟銃等取扱読本を渡してくれました。
このようなやり取りは、狩猟関係のHPで、「何で持つのよ〜」、「他の趣味にしたら〜」等のイヤミがあるよ、
と言うケースが紹介されていましだが、豆鉄砲の所轄の警察では、そのようなニュアンスは感じられませんでした。
しかし、会話の最中、メモは取っていましたので、所持許可の講習の申請をする場合は、
想定問題を用意しておくとイイと思います。多くのケースで、この段階で諦める方が多いらしいです。


猟銃等所持許可講習

所持許可講習の申し込みは、所轄の警察署でしたが、実際の講習は本店(府警本部←豆は京都府なので)
で行われます。
で、当日、府警本部に入って、会場はドコだ?と探す前に、0.3秒で「所持許可講習の方?」と聞かれ、
名前を確認した後に、名札を渡され、会場に入りました。参加者は全部で、20名ほどでした。中には、
狩猟免許試験で見たことがある人も居ました。
講義内容は、主にと言うか、法令関係の説明が、猟銃等取扱読本にそって説明されました。
豆鉄砲は事前に、この「猟銃等取扱読本」と「鉄砲所持許可への道」(鉄砲屋で売ってます)
の2冊の本で予習をしていたので、比較的内容は理解出来ましたが、如何せん法律のコトなんで、
問題の言っている内容となると、結構なトラップが満載されています。よって、勉強内容は、
問題を読み取る力を付ける方向で行いました。
で、一日かけて猟銃等取扱読本の内容を講義しましたが、講師の方が「ココは重要です」とか
「ココはしっかり覚えて下さい」と言った内容は試験に出ていましたので、講義をしっかり聞いて試験に挑むと
よい結果が得られると思います。


所持許可試験

いよいよ試験が始まります。この試験、本当は考査と言うらしいんですが、結局は試験なんで、試験としておきます。
問題は20問、時間は1時間で、14問以上の正解で合格らしいのですが、得点は解らないシステムとなっております。
で、問題なんですが、解答後、試験のセオリー通り、見直すと・・・しっかり、トラップにかかってました(笑)で、
間違いを修正して、更に見直します・・・、多分OKだと思った頃に、30分経過となり、途中退出が認められます。
で、豆鉄砲は当然、皆さんが出ると思って、退出し一服タイムしてましたが・・・誰も出てこない・・・。
少し心配になりましたが、今更どうにもならんな・・・と、考えていると、少しして、今日講義をされた、
府警の銃器対策課の課長が話し掛けてきました。豆鉄砲ちょっと緊張です。

課:銃器対策課課長 豆:豆鉄砲

課 「どうでした、試験難しかったですか?」

豆 「はぁ、結構難しかったですが・・・」

課 「我々としても、落とすつもりで試験はして無いんですがね・・・」

豆 「そうですか・・・」

課 「今回も、1/3名程度が再受講してるんですよ、問題も前回と同じモノを使っているんでね・・・」

豆 「そうなんですか・・・、ちょっと心配になってきました」

課 「そう言う訳なんで、全員に合格してもらいたいんですがね・・・」

その後、この課長と銃の個人輸入に関して、幾つかの質問をしましたが、この件は後日書きたいと思います。


合格発表

試験時間も終了し、30分程度の休憩を挟んで、合格発表となりました。
発表は口頭で行ない、合格者のみ会場に残るシステムとりました。で発表・・・緊張の一瞬でしたが、
無事合格と相成りました。で、修了証書と言う、合格通知書を貰い、内容の確認をしていると・・
住所が間違ってます(笑)その事を伝えると、再発行するか、所轄の警察署で修正を行うどちらがイイか?
と聞かれたので、所轄の警察署での修正にしておきました。


ここまでのまとめ

銃の所持許可講習は、確かに簡単ではありませんが、しっかりと勉強すれば、確実に合格する試験だと思います。
難しさに関しては、運転免許の学科試験の30%増程度かなと思います。
これは、問題の内容も、パッっと見て答えると、トラップに引っ掛かる問題が多い気がするからです。
そう言う訳で、一発合格を目指す方は、鉄砲屋さんで、「鉄砲所持許可への道」を買い(300円程度)、
各種HPで勉強すると、その可能性は上がると思います。
ただ、銃の所持許可講習はコレで終わりましたが、実際に銃を持つまでには、まだ長い道のりがあります。