レンジファインダー
銃は持った、弾もある、後は獲物を探して撃つだけですが、その前にエアライフルでの狩猟を行う為に色々な
便利グッズがあります。
ハンティング関係のサイトをみれば色々なモノが取り上げられています。衣類では迷彩服なんぞがあります。
確かに猟友会では、危険防止の為にオレンジのベストを着用して狩猟をして下さいって言っていますが、
四足を狙う算段ならともかく、鳥狙いのエアライフルハンターにとって、オレンジベストを着用しての狩猟なんて、
トリに向かって「ココに居ます」って言っているようなモノです。
他にも、弾速計やクリーニング用品など、豆鉄砲の物欲に訴える商品が多々あり、お金がいくらあっても
足りない状況なんですが、そんな中で、銃の次にはナニを買うべきなのか、豆鉄砲の独断と偏見で選んだのは、
レンジファインダーです。このレンジファインダーと距離を測定する為の道具です。
弾道を知ろう
その前に銃の弾道について考えて見ましょう。
銃から打ち出された弾は重力の影響を受ける為、どんな種類の鉄砲でも、狙ったトコに着弾させる為、
弾道は放物線を描かせます。つまり、予め重力の影響で弾の位置が下がる分を考えて、こう言う弾道になる訳で、
ハイパワーな銃ほどその曲線はフラットになります。
弾道は今の日本では測定が難しいんで、弾道計算ソフトを用いて、簡単に弾道をシュミレートしてみますと、
以下のような結果になります。
S410でAAフィールド弾を使用 サイトと銃身の位置40.6mmに設定
50ヤードでゼロインにした場合の着弾位置
距離(m) ドロップ(mm)
10 0.10
20 27.7
30 39.2
40 30.3
50 0.00
ここで注目してほしいのは、弾道曲線が頂点になる辺りの距離です。
50mの狙点時より3〜4cm上を弾が通っていると言うコトです。
つまりは、通常使う時はこの弾道曲線を理解していないと、弾は全然当たらないと言うコトです。
素朴な疑問
そんな訳で、以前から何度かココに登場している、うっちゃんにレンジファインダーの重要性を説いたんですが、
うっちゃんからは、「言っているコトは解るけど、実際にそんなコトしている時間はある?」と言う至極
真っ当な答えが帰ってきました。
その当時の豆鉄砲はそれに対して、自身を持って答えるコトは出来なかったですが、
今はハッキリとレンジファインダーで距離を測定してから撃つべきだと言えます。
その位、エアライフルにとって、自分の使っているペレットの弾道曲線を知るコトと獲物までの距離を知るコトは
重要だと思います。
待てど暮せど
前置きは長くなりましたが、このレンジファインダーを買うコトに決めて、ネットで情報収集すると・・・
ニコンのレーザー400と言うモノが大体35000円前後で売られているコトが判明しましたが・・・もうちっと安くならないか
と言うのが人情と言うモノなんで、値引き業務を委託している友人に、そのコトを相談して3日目で、先方から、
価格は33000円でガンバルんで、納品時期は少し待ってと言う話が帰ってきました。
この時が12月半ばの話です。そんな訳で、猟期のコトなんぞを伝えて、2月15日以降の納品ならキャンセルで
と言うコトで話はまとまりました。
それから月日は流れて2月に入りました・・・コッチは首を長くして待ってるんですが、先方からは、
「もう少し待って」と言う返事しか返ってきません。
で、終猟3日前に連絡が入って、何とかレンジファインダーを手に入れるコトが出来ました。
使ってみると
早速レンジファインダーで色々な場所の距離を計測するコトに、そうすると・・・。豆鉄砲凹みました。
それまで、ある程度の距離は解っていると思っていたんです。家から、近所の電柱までの距離を測った訳です。
それまで距離は30m程度と思っていたんですが、結果は、23m・・・唖然です。
こんな距離感じゃ当たる弾も当たる訳は無いです。
その他にも色々と計測してみて解ったんですが、人間が距離の目測を行う場合は、
10m単位程度でしか距離が解らないと言うコトです(訓練すれば違うかもしれません)
目測で、50mと思っていたのが実際は63mだったり・・・改めて人間の目がいかにいい加減か解りました。
後日、うっちゃんにレンジファインダーを実際に使ってもらい、再び弾道についてのレクチャーを行いますと・・・
同じモノを買ってきました(笑)
ここまでのまとめ
距離に関しては、狩猟免許試験の時に距離の目測と言うのをやったと思いますが、あの試験で行ったのは、
大体の距離感を掴んでいるかどうかと言うコトで、正確な距離を知るコトは出来ないと思います。
ソレよりも、ボタン1つで正確に距離が判明するレンジファインダーを購入する方が、猟果に貢献できると思います。
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