2008年1月2日
気が付けば猟期も半分終了し、既に折り返し地点を過ぎてしまいました。今期は諸事情により単発での出猟しか出来
なかったものの、今回は3日間の連続出撃なので、猟果にも期待が持てます。そんな訳で夜中に自宅を出発し、Aさん
との待ち合わせ場所に向かいます。
豆鉄砲「明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします」
Aさん「こちらこそよろしく〜」
豆鉄砲「今回は気合入れて出撃ですよね?」
Aさん「そう言うの苦手なんだけどな〜(笑)」
豆鉄砲「今回は3日間の出撃ですよ、気合入れるの普通でしょ?(笑)」
Aさん「じゃ〜少し気合入れてみるか〜じゃ〜豆ちゃんも気合入っているのね?」
豆鉄砲「当然ですよ、気合十分ですよ(キッパリ)」
Aさん「その言葉にウソはないよね?」
豆鉄砲「当然です(キッパリ)」
Aさん「いや〜安心した、それだけ気合入っていれば、崖下の獲物の回収もバッチリだね?」
豆鉄砲「えっ?(汗)」
Aさん「獲物をダッシュで追いかけて回収するのも大丈夫だよね?」
豆鉄砲「え〜それは・・・(汗)」
Aさん「出来ないの?」
豆鉄砲「え〜っと、まぁ〜その〜・・・」
Aさん「気合入っていれば、そう言うのも出来るはずだね〜、いや〜今回はラク出来そうだな〜(笑)」
豆鉄砲「Aさん、なんだかお腹イタクなってきた・・・」
Aさん「気合入っているから大丈夫(笑)」
豆鉄砲「気合、抜けてきました・・・」
Aさん「随分と軽い気合だね〜」
豆鉄砲「ま〜日本で2番目にいい加減ですから・・・(笑)」
Aさん「気合入れなくても、猟果は十分あるんだからガツガツしなさんな(笑)」
豆鉄砲「ごもっともです」
Aさん「でも、今期は獲物が少ないし、少し気合入れて回るからね」
豆鉄砲「了解です」
そんな訳で、日の出と共に猟場を移動しますと、アオクビ様を発見です。
豆鉄砲「居ましたね〜」
Aさん「相当警戒しているし、手早く慎重にね」
豆鉄砲「了解です」
アオクビ様は厳戒体勢でソワソワしているので、レンジファインダーによる距離測定は中止して大胆かつ慎重に
アオクビ様に目測で30m程度までアプローチして、第一弾発射!
パシ! バスン←命中です
しかし、アオクビ様は、まだなんとか逃げれるような状態なので、つづけて第二弾発射!
パシ! バスン←命中です
今度はアオクビ様は腹を上に向けて昇天されましたので、手早く回収をしてアオクビ様をゲットしました。
豆鉄砲「仕留めました」
Aさん「ご苦労さん、ま〜そんなモンでしょう」
豆鉄砲「獲物シビアですね〜」
Aさん「猟期も中盤だからね〜」
その後、猟場を移動しますと・・・
豆鉄砲「居ましたね〜」
Aさん「アオクビだね」
豆鉄砲「オス・メスのセットですね」
Aさん「今回はボクが行くんで回収よろしくね」
豆鉄砲「了解です、回収ポイントに到着したら連絡します」
Aさん「了解」
早速、準備をして回収ポイントに入ります。
豆鉄砲(無線)「回収ポイントに到着、いつでもどうぞ」
Aさん(無線)「了解です、そちらから獲物の状況は監視出来る?」
豆鉄砲(無線)「こちらからはブラインドになってて見えません」
Aさん(無線)「了解、こちらのタイミングで撃つのでよろしく」
豆鉄砲(無線)「了解」
そして、しばらくするとAさんの銃の発射音が聞こえました。
Aさん(無線)「オスは仕留めたんで、続けてメスを狙います」
豆鉄砲(無線)「了解」
しばらくすると、再び、Aさんの銃の発射音が聞こえます。
Aさん(無線)「ブッシュに逃げ込まれたんで、捜索に入ります」
豆鉄砲(無線)「さっきのオスはどうなってます?」
Aさん(無線)「引っ掛かっているし、回収は後で大丈夫」
豆鉄砲(無線)「了解、回収ポイントで待機します」
3分後・・・
Aさん(無線)「飛ばれた〜」
Aさんからの無線と同時にブラインドになっている方向からカモの鳴き声が聞こえてきたので、その方向に視線を
向けると、クチバシと首から大量の出血しているアオクビ様メスが飛んで行きました。
豆鉄砲(無線)「クチバシと首、血だらけでしたよ」
Aさん(無線)「有り得えね〜よ、血だらけだよ」
豆鉄砲(無線)「でしたね〜撤収ですね」
Aさん(無線)「最初のアオクビ回収して撤収します」
豆鉄砲(無線)「了解です」
再びアオクビ様を求めて猟場を移動します。
Aさん「××の所には居ると思うんだよね〜」
豆鉄砲「でしょうね〜」
Aさん「それで、豆ちゃんは△△方面からアプローチしてポジションに入ってね」
豆鉄砲「了解です、じゃ〜Aさんは○○方面から回収ポイントに入るんですよね?」
Aさん「そうそう、それじゃココから二手に別れて行動ね」
豆鉄砲「回収ポジションに入ったら連絡して下さい」
Aさん「了解」
そこで、Aさんと別れて、アオクビが居ると思われる場所に慎重に移動しますと、前方にアオクビ様らしき姿が
見えます。距離と獲物の数を確認すると、50m先にアオクビ様8匹の団体様です。ここはアオクビ様に気が付かれ
ないように、アオクビ様を監視出来る場所で隠れて待機します。
しかし、アオクビ様は危険を察知したのか、5匹のアオクビ様は飛んで行きました。しかし、まだ3匹は残っている
ので、Aさんが回収ポジションに到着するまで残っていてくれるよう祈りつつ待機を続けます。
Aさん(無線)「回収ポイント入り口に到着、状況は?」
豆鉄砲(無線)「8羽確認しましたが、5匹が飛びました」
Aさん(無線)「もう少し待っててね」
豆鉄砲(無線)「了解」
Aさんの現在位置から考えると、あと3分もあれば回収ポジションに到着するはずですが、無常にも更に2匹が飛び
立ちました。
豆鉄砲(無線)「更に2匹飛びました」
Aさん(無線)「シビアだね〜」
豆鉄砲(無線)「もうヤバイかも知れません」
Aさん(無線)「急ぎます・・・」
その直後、最後の1匹も飛び立ちました。
Aさん(無線)「回収ポイントに到着」
豆鉄砲(無線)「全部飛びました」
Aさん(無線)「撤収しましょう」
豆鉄砲(無線)「了解です」
再び、Aさんと合流して猟場を流します。
豆鉄砲「恐ろしい程シビアですね」
Aさん「そうだね〜この後はどうする?」
豆鉄砲「獲物がシビアだし、鳥屋でも作って待ちますか?」
Aさん「そうだね〜無用なプレッシャー掛けるより、そっちの方が利口かもね」
豆鉄砲「それでは鳥屋を作ると言うコトで」
Aさん「了解」
鳥屋を作る場所に向かう途中でコガモの群れを発見したのでAさんと相談して、鳥屋作りを優先として、
コガモは後で攻めることにして、鳥屋作りに入ります。
作業を開始して1時間程度で、ある程度使えそうな鳥屋が出来ました。
Aさん「鳥屋も形になったし、そろそろコガモ攻める?」
豆鉄砲「コガモですか?ひよっとしたら鳥屋で待てばアオクビ入る可能性のありますよね?」
Aさん「ま〜そうだけど、確立低いと思うよ」
豆鉄砲「もう少し鳥屋を整備したいんで、オイラはお留守番します」
Aさん「コガモは撃ちたくないのね?(笑)」
豆鉄砲「え〜同じ獲物の処理をするなら手間が変らない分、アオクビの方がイイです、定数は5羽なんだし」
Aさん「贅沢になったね〜(笑)」
豆鉄砲「否定はしません(笑)」
Aさん「じゃ〜コッチはコガモを攻めるね、豆ちゃんは鳥屋の整備をお願い」
豆鉄砲「了解です」
1時間後、鳥屋は、ほぼ完成し、Aさんはと言うと、コガモを3匹ゲットしていました。
豆鉄砲「この後はどうします、鳥屋で待ちます?」
Aさん「鳥屋を作ったばかりだから、警戒して入ってこないと思うから、猟場を流そうよ」
豆鉄砲「了解です」
そんな訳で、猟場を流しておりますと、アオクビ様メスを発見です。
豆鉄砲「居ましたね〜」
Aさん「流れがキツイけど回収頼んだよ」
豆鉄砲「了解です」
そこでAさんと別れて回収ポイントに入ります。
豆鉄砲(無線)「回収ポイント到着」
Aさん(無線)「了解」
豆鉄砲(無線)「流れたら連絡して下さい、回収しますんで」
Aさん(無線)「了解」
しばらくするとAさんから連絡が入ります。
Aさん(無線)「流れたよ、回収よろしく」
豆鉄砲(無線)「了解」
Aさん(無線)「今○○を通過、頼んだよ〜」
豆鉄砲(無線)「了解」
しかし、待てど暮らせどアオクビ様は流れてきません
豆鉄砲(無線)「流れてきませんよ」
Aさん(無線)「確認してくるね」
豆鉄砲(無線)「了解」
Aさん(無線)「今△△の場所で滞留しているね」
豆鉄砲(無線)「あ〜見えました、で、どうします、反対側に廻ります?」
Aさん(無線)「しかないかな?」
豆鉄砲(無線)「万が一に備えて、こちらはココで待機しておきます」
Aさん(無線)「了解、じゃ〜反対側に廻って回収します」
豆鉄砲(無線)「了解です」
後は、Aさんが反対側の回収ポイントに到着するれば全て終わるハズでしたが、滞留していたアオクビ様が
とうとう流れ始めました。
豆鉄砲(無線)「回収中止、回収中止、流れ始めた〜!」
Aさん(無線)「流れたのね、了解」
豆鉄砲(無線)「回収に入るんで、しばらく交信中断します!」
Aさん(無線)「了解」
流れてくるアオクビ様を見据えたまま、アオクビ様が水面のどのラインを通過するのか、水面を流れるゴミを見なが
ら予想して、回収ネットを用意します。豆鉄砲の予想では、豆鉄砲の先5mを通過する予定なので、その長さに回収
ネットを伸ばして待機します。アオクビ様はと言うと、予想通りの場所を流れる気配・・・、さて回収しようとアオ
クビ様にネットを近づけると、なんと流れが変って、予想よりも遥か手前をアオクビ様が通過して行きます。ネット
を縮めて回収しようとするものの、焦って手間取ってしまい、アオクビ様は豆鉄砲の前を通り過ぎてしまいました。
普通ならここで諦めてしまう豆鉄砲ですが、何故か本能的にアオクビ様を追いかけます、足元からはバシャバシャと
言う音が聞こえ、終いにはジャブジャブと言う音がしますが、アオクビ様を追いかけます。
ええ、このクソ寒いシーズンに水の中に入ってアオクビ様を追いかけております・・・(笑)
結局、水の中に太ももまで浸かってアオクビ様を全力で追いかけましたが、アオクビ様は流されてしまいました。
普通なら、ここでAさんに連絡を入れるのですが、水の中に入ってまで回収したのに流されてしまった為、連絡を
取る気力もなく、トボトボとAさんが待つであろう場所まで戻ります。
Aさん「どしたの、水浴びなんかして(笑)」
豆鉄砲「流されました」
Aさん「何が?(笑)」
豆鉄砲「アオクビ・・・」
Aさん「流れちゃったんだ〜(笑)」
豆鉄砲「直前で流れが変って・・・」
Aさん「寒くないの?(笑)」
豆鉄砲「回収の最中は寒くなかったですが、回収に失敗したら急に寒くなってきました」
Aさん「そういうの、どう言うか知ってる?(笑)」
豆鉄砲「いいえ・・・」
Aさん「骨折り損のくたびれ儲けって言うのよ(笑)」
豆鉄砲「笑えね〜・・・」
Aさん「あ〜あ、折角の獲物がね〜」
豆鉄砲「・・・」
その後、再び猟場を流し、Aさんがコガモを1匹追加して終了となりました。
本日の猟果 アオクビ×1 (写真にはAさんの猟果も入っています)
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2008年1月3日
昨日は、このクソ寒い時期に水浴びをした豆鉄砲、体調を崩すかと心配したものの、そんな兆しは微塵を無く、
バリケートな自分の体に若干失望しております(笑)
そして昨晩はAさんと相談して、今まで有望だったキジの猟場が開発によって失われたので、新規開拓を兼ねて、
以前Aさんが通ったことのある猟場にキジ目当てで出撃します。出撃時間も毎度の10時では無く、8時にホテルを
出撃しまして、キジの猟場に向かいます。
豆鉄砲「今日の猟場は期待出来ますかね?」
Aさん「どうだろうね〜この数年は行ってないしね〜」
豆鉄砲「今までのキジ場が無くなったし、猟場がドンドン消えて行きますね〜」
Aさん「仕方ないね〜」
そんな会話をしながら猟場を流し、もう少しでお昼になる時間となるものの、出会いはゼロです。
豆鉄砲「居ませんね〜」
Aさん「今までのキジ場みたいには行かないね〜」
豆鉄砲「昼まで索敵して居なければ、アオクビにシフトしますよね」
Aさん「だね〜午後は出る確率も低いでしょ・・・おっと、キジだ!」
豆鉄砲「居ましたね〜」
キジが畑の隅でお食事中です、しかし・・・
豆鉄砲「あっ、畝の奥に入った」
Aさん「気が付かれたかな?」
豆鉄砲「ど〜します」
Aさん「撃たれた訳じゃないし、少し離れた場所で待てば、まだ出てくるよ」
そこで、場所を移動し、射撃体勢で待っていると・・・
Aさん(無線)「出てきたよ」
豆鉄砲(無線)「了解」
早速、距離を測ると30.5mと出ます、キジの首を狙って第一弾発射!
パシ! バスン←命中です
キジは一瞬、両方の羽をバタ付かせていますが、飛ぶことが出来ず、その後、静かになりました。
Aさん「おめでとう、今年の初キジだ」
豆鉄砲「やっぱキジは格別ですね〜」
その後、お昼を過ぎたので、いつもの猟場に戻り、昨日に作った鳥屋で昼食をとりつつ、獲物の飛来を待ちます。
豆鉄砲「今年は渡りが少ないんですかね〜?」
Aさん「かも知れないね〜コガモも昨日が今期初めてだしね〜」
豆鉄砲「ドコで渡りが止まっているんですかね〜」
Aさん「アオクビを生け捕りにして聞いてみる?(笑)」
豆鉄砲「生け捕りって・・・(笑)」
Aさん「おっと、アオクビ入ったよ」
見ると一匹のアオクビ様オスが着水しました。
豆鉄砲「ど〜します、待ちます?」
Aさん「いや、今期は数も少ないし、仕留めよう、任せるよ」
豆鉄砲「了解です」
距離を測ると50.5mと出ます。落ち着いて狙って第一弾発射!
パシ! バスン←命中です
しかし、動いているアオクビ様を狙った為、着弾がズレて羽に絡んだようで、アオクビ様の動きは遅くなったものの、
ブッシュに隠れようとしています。隠れられると面倒なので、続けて第二弾発射!
パシ! バスン←命中です
アオクビ様は対岸のブッシュ近くで昇天されました。
Aさん「豆ちゃん、またああ言う場所で仕留めるのね・・・」
豆鉄砲「仕留めちゃいましたね〜(汗)」
Aさん「ダレが回収すると思ってるの?」
豆鉄砲「オイラじゃないですね(キッパリ)」
Aさん「・・・ま〜いいや、この場所で待ってても可能性が薄いし、移動しよう」
豆鉄砲「了解です」
Aさん「回収行ってくるし、その間に××に居るコガモ仕留めといて」
豆鉄砲「コガモですか?」
Aさん「あ〜コガモをバカにしてるね、アレ美味しいんだよ」
豆鉄砲「いや〜バカにしている訳じゃないですよ、でもアオクビに比べると・・・」
Aさん「面倒な場所まで回収に行くんだし、手間賃としてコガモをゲットしなさい、これは命令です」
豆鉄砲「ハイ・・・」
そんなに訳で場所を移動し、Aさんは先ほど豆鉄砲が仕留めたアオクビを回収に向かい、その間に豆鉄砲はコガモを
狙う為に場所を移動します。
ポジションに入ると、コガモが射程内にゴロゴロしていますので、距離を測定し、43mの地点にいるコガモに向けて
第一弾発射!
パシ! バスン←命中です
コガモはそのまま昇天されました。残りのコガモは一斉に飛び立ちましたが、しばらくジッとしていれば戻ると言う
話を昨日Aさんから聞いていますので、そのまま待機していますと、10分程で再びコガモが戻って来ましたので、再
度距離を測定し、今度は50.5mのコガモを狙って第一弾発射!
パシ! バスン←命中です
再び、コガモはそのまま昇天されました。その後、アオクビの回収を終えたAさんと合流します。
Aさん「何匹ゲット?」
豆鉄砲「2匹ですよ」
Aさん「昨日話してた通り、ジッと待っていると帰って来るでしょ?」
豆鉄砲「ですね〜渡ってスグなんですかね〜?」
Aさん「だろうね〜、ところでこのアオクビ回収に苦労したのよ」
豆鉄砲「そんなに苦労したんですか?」
Aさん「水辺のブッシュに居たんだけど、足入れると沈むしね、ブッシュに絡んで回収しようにも取れないし・・・」
豆鉄砲「それはそれは(笑)」
Aさん「銃の性能はイイんだから、もう少し回収を考えて撃ってね」
豆鉄砲「銃の性能はイイんですが、腕がね〜(笑)」
Aさん「豆ちゃんの腕は昔から信用していないし」
豆鉄砲「腕が悪いんで、今後も回収に苦労して下さい(笑)」
Aさん「少しは努力しなさいな」
そんな訳で、終了の時刻が近づいてきましたので最後と言うコトで、再度猟場を流しますと、アオクビ様オス・メスを
発見です。
豆鉄砲「居ましたね〜」
Aさん「回収はするし、任せるよ」
豆鉄砲「了解です」
アオクビ様に気が付かれないように準備をして、Aさんからの連絡を待ちます。
Aさん(無線)「回収ポイント到着」
豆鉄砲(無線)「了解」
この場所は遮蔽物が無い為、一気に勝負する必要があります。獲物までの距離は30m程度なので、スコープを最低倍率
の4倍にして、膝射でアオクビ様メスを狙って第一弾発射!
パシ! バスン←命中です
アオクビ様は腹を上に向けて流され始めました。
豆鉄砲(無線)「ゲットしました、今流れて行きます」
Aさん(無線)「すぐ下にオスもいるし続けて!」
よく見ると、てっきり飛んだと思っていたオスがまだ残っています。慌ててコッキングしようとした所・・・
カチン!
なんと弾切れ・・・本日はキジを狙った後にマガジンの交換をしていなかった為、ココで弾切れになりました(汗)
大慌てでマガジンを交換するものの気配を察したアオクビ様オスは飛び立って行きました。
その後、Aさんが無事にアオクビ様を回収して本日は終了となりました。
本日の猟果 キジ×1 アオクビ×2 コガモ×1
2008年1月4日
本日は最終日なので、普通なら気合を入れて6時位に出撃するのでしょうが、お互いの気合はどこかに消え・・・
午前7時
豆鉄砲「朝っス・・・」
Aさん「眠い・・・」
豆鉄砲「じゃ二度寝します・・・」
午前8時
豆鉄砲「そろそろ、どうっスか・・・」
Aさん「朝は寒いんだからもう少し・・・」
豆鉄砲「確かに寒いっスもんね〜・・・」
午前9時
豆鉄砲「そろそろマジでヤバイっス・・・」
Aさん「仕方ない、起きるか・・・」
そんな訳で、お互いゴソゴソと支度をし、毎度の午前10時にホテルを出発します。
豆鉄砲「結局、毎度の時間ですね・・・」
Aさん「朝が早いと一日が長いしね〜」
豆鉄砲「ハンターは一日が長い方が嬉しいですけどね〜」
Aさん「一日が長いと疲れるから、この位が丁度イイのよ」
豆鉄砲「ありえね〜な・・・(笑)」
Aさん「何時に出ても結果が出せればOKなのよ(笑)」
そんな訳でアオクビを求めて猟場を移動しますが・・・
豆鉄砲「居ませんね〜」
Aさん「居ないね〜」
再度猟場を流すものの・・・
豆鉄砲「居ませんね〜」
Aさん「居ないね〜」
豆鉄砲「ど〜します?」
Aさん「そろそろキジの時間だし、キジにシフトして猟場を流そう」
豆鉄砲「了解です」
そしてキジの猟場を流すことしばし・・・
Aさん「キジだね」
豆鉄砲「居ましたね〜」
しかしキジはあっと言う間にブッシュに隠れてしまいました。
豆鉄砲「隠れちゃいましたね」
Aさん「気付かれたかな?」
豆鉄砲「ど〜します?」
Aさん「居るのは分ったから、30分ぐらい別の場所を流してみよう」
豆鉄砲「了解です」
そして他の猟場を流すコト30分、キジを発見した場所に戻ると・・・
豆鉄砲「居ますね〜」
Aさん「居るでしょ、撃たれたりしなければ結構、戻るモンなのよ」
豆鉄砲「では出撃します」
Aさん「距離も近いし、気付かれないようにね」
豆鉄砲「了解」
そこで、ブラインドを利用してキジに近づきます。この場所は以前距離を測定しているので距離は30mと判明し
ているので、慎重に狙って第一弾発射!
パシ! バシュ←ハズレ
キジの胸の辺りから羽が散りましたが、キジはそのまま飛んで行き、ブッシュの中へ・・・
豆鉄砲「失敗です」
Aさん「胸の辺りの羽は散ったのにね〜」
豆鉄砲「獲れると思ったんですけどね〜」
Aさん「ヘタなんだから仕方ないよ」
豆鉄砲「何もソコまで言わなくても・・・(涙)」
Aさん「若いモンに耳の痛いコトを言うのが年寄りの務めだしね」
豆鉄砲「都合のイイ時だけ年寄りなんですね・・・」
Aさん「ゲホゲホ、豆ちゃん、もうお迎えが・・・」
豆鉄砲「ハイハイ、移動しますよ」
Aさん「ハイ・・・」
そして猟場を移動することしばし、アオクビ様を発見しました。
Aさん「居たよ、速攻で攻めてね」
豆鉄砲「了解です」
早速準備して、アオクビ様を狙って30m程先のアオクビ様を狙って第一弾発射!
パシ! バスン←命中です
しかし、アオクビ様は飛べなくなったものの、元気に泳いでブッシュに逃げようとしているので、
続けて第二弾発射!
パシ! バッシューン←ハズレ
必死でブッシュに向けて泳ぐアオクビ様に続けて第三弾発射!
パシ! バッシューン←ハズレ
アオクビ様はブッシュに逃げ込んでしまいました。
Aさん(無線)「どう?」
豆鉄砲(無線)「ブッシュに逃げられました」
Aさん(無線)「当たってる?」
豆鉄砲(無線)「入っているハズです、飛んでませんし」
Aさん(無線)「どのブッシュに隠れてるか判る?」
豆鉄砲(無線)「判っているんで、追い出しに入ります」
Aさん(無線)「回収はスタンバイ出来てるし大丈夫だよ」
豆鉄砲(無線)「了解です」
そこで、アオクビ様が隠れているであろうブッシュに回りこみますが、アオクビ様は確認出来ません。
豆鉄砲(無線)「逃げられたかも」
Aさん(無線)「諦める?」
この時、普段の豆鉄砲なら諦めるのですが、この日の豆鉄砲、後にAさんよりエアーの神様が降臨したんじゃないか
と言わせる程の行動力を見せます(笑)
豆鉄砲(無線)「いえ、回収に入ります、Aさん、近くにこの下に降りれるハシゴがありましたよね?」
Aさん(無線)「あるよ、豆ちゃんの後方10mのトコロ」
豆鉄砲(無線)「了解です」
そこで、ハシゴを降りてアオクビ様の居るであろう場所に向かいます、ココは足元が悪く、一歩間違えると
初日のように水に入ってしまうハメになるので、慎重にかつ、素早くその場所に向かいますが・・・
豆鉄砲(無線)「居ない・・・」
Aさん(無声)「居ないの?」
豆鉄砲(無線)「泳がれた?」
Aさん(無線)「居たよ、豆ちゃんの後方を泳いでる」
豆鉄砲(無線)「えっ、後ろ?逃げられたか!」
Aさん(無線)「今、ボクの目の前のブッシュに入ったよ、弱ってるし回収出来ると思うよ」
豆鉄砲(無線)「了解」
そこでハシゴを登って、Aさんの誘導で、そのブッシュの上に到着します。
豆鉄砲(無線)「ココですか?」
Aさん(無線)「そう、ソコだよ、横にハシゴがあるから降りれるよ
豆鉄砲(無線)「いや、ここだと足元濡れちゃいますよ〜」
Aさん(無線)「じゃ〜上からネットで突付いてみたら?」
豆鉄砲(無線)「了解です」
そこで、ネットでブッシュを突付いてみますが、ブッシュからは無反応です。
豆鉄砲(無線)「ダメっす、逃げられたかな〜?」
Aさん(無線)「逃げてないと思うよ、ずっと見てるしね」
豆鉄砲(無線)「一端撤収します」
Aさん(無線)「了解です」
とりあえず、Aさんの居る場所に戻って対策を考えます。
Aさん「ど〜する?」
豆鉄砲「あれだけ突付いて無反応だし居ないんじゃないかな〜」
Aさん「それは無いと思うけどね〜、今回は長靴持ってない?」
豆鉄砲「ありますけどね〜」
Aさん「なら履いて回収に行けば?」
豆鉄砲「でもね〜」
などとグズグスしていたのですが、Aさんの説得により長靴を装備して回収に向かいますが、15年モノの長靴は
既に各所に穴が開き、少し深い所では浸水必至の状態です(汗)
しかし、覚悟を決めて再び、アオクビ様が隠れているブッシュを目指してハシゴを降ります。
慎重に近づいてブッシュに到着したので、ネットを近づけて回収に入りますが、またもやアオクビ様は不在です
Aさん(無線)「豆ちゃん、また後ろを泳いでる」
振り返るとアオクビ様は豆鉄砲の後方を必死で泳ぎ、またもやブッシュの中へ・・・
この時に豆鉄砲の中で何かのスイッチが入ったのでしょう、豆鉄砲、鬼の形相で再びアオクビ様を回収する為、
ハシゴを登ります。Aさんの話では、この時から回収までの素早い動きは今まで見た事がない動きだったそうです。
再びアオクビ様が隠れたブッシュを目指し、ハシゴを降ります。
今度こそ慎重にブッシュに近づくと、アオクビ様のお尻がブッシュの中に見えました!
慌てて回収ネットでゴソゴソしますが、またもやアオクビ様は不在!
Aさん(無線)「また後ろを泳いでるよ!」
またもや振り返るとアオクビ様は後方を泳いでいます。しかし、その動きは先ほどより明らかに鈍くなっています。
豆鉄砲、何かのスイッチに更にターボが入ったようで、川の中をガシカジ進んでアオクビ様を追いかけます。
Aさんはと言うと、豆鉄砲の動きに連動して下流側からアオクビ様の回収に入ります。
豆鉄砲から必死に逃げる為に下流に逃げたアオクビ様ですが、Aさんの回収ネットを見つけてUターンして今度は
豆鉄砲が待つ上流側に泳ぎ始めます。この間にも豆鉄砲はアオクビ様との間をドンドン詰めてゆき、5mのネットが
届く範囲に泳いで来ましたので慌ててネットを被せます。
しかし、ココでネットの部分が壊れ回収が困難になりかけましたか、力技で強引カモを回収すべく、回収ネットを豆鉄砲
の方に近づけます。半矢のアオクビ様ですが、豆鉄砲の中では確保後、即〆る気満々で、目は血走っていたと思います。
ですが、あとアオクビ様まで3m程となったところで、豆鉄砲の殺気に驚いたのかアオクビ様は最後の気力を振り絞り
回収ネットから脱出しました。
ですが、力を使い果たしているアオクビ様はAさんの回収ネットに捕らえられ、無事に回収が終わりました。
Aさん「おめでとう、スゴイ動きだったね〜」
豆鉄砲「もうね、気分は猟犬ですね」
Aさん「今までの動きからは考えられないね(笑)」
豆鉄砲「なにかが降臨したか、憑依したと思いますよ」
Aさん「エアーの神様じゃないの?(笑)」
豆鉄砲「正直ね、有り得ない動きで、手ぇ〜震えてます(笑)」
Aさん「ハハハ、ま〜この動きが出来れば安心して回収任せられるね(笑)」
豆鉄砲「エアーの神様が降臨か憑依しないとムリッス」
Aさん「大丈夫、次は電話して呼び出すし(笑)」
豆鉄砲「Aさん、取り合えず、今は冗談言える気力無いです」
Aさん「ハハハ、ま〜ちょっと休憩して次に行こう」
豆鉄砲「了解です」
休憩後、再び猟場を流すとアオクビ様を発見です。
豆鉄砲「居ましたね〜」
Aさん「居るね〜、でも近くで農家の人が作業しているよね〜」
豆鉄砲「ど〜します」
Aさん「黙って撃つとトラブルの元だし、一声掛けてくるね」
豆鉄砲「文句言われたら撤退ですね」
Aさん「多分大丈夫だと思うから準備しといて」
豆鉄砲「了解です」
その後、AさんよりOKの連絡が入ったので、アオクビ様に見つからないように猟場を移動します。
豆鉄砲(無線)「ポジションに入りました」
Aさん(無線)「いつでもどうぞ」
豆鉄砲(無線)「了解」
慎重にアオクビ様との距離を測ると33mと出ましたので、落ち着いて第一弾発射!
パシ! バスン←命中です
アオクビ様はヨタヨタと泳いでいます、先ほどのコトがあるので続けて第二弾発射!
パシ! バッシューン←ハズレ
アオクビ様の前方に盛大な水柱が上がります。しかしアオクビ様はすぐに腹を上に向けて流れ始めました。
豆鉄砲(無線)「流れ始めました」
Aさん(無線)「確認出来ているから大丈夫」
その後、無事に回収が終了しました。
ここで終了の時間となり、今回の出撃は終了しました。
本日の猟果 アオクビ×2
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