2008年11月18日
さて、本年度も解禁を迎えた訳ですが、相変わらず解禁日はお仕事・・・○| ̄|_
こんなご時世ですんで仕方ないんですが、なんだかな〜・・・
そこで、仕事を調整して18日に出撃可能となったので、
Aさんに連絡を入れますと・・・
豆鉄砲「ども豆ですが〜18日に出撃可能となりました〜(笑)」
Aさん「じゃ〜がんばってね〜ボクはダメだから(笑)」
豆鉄砲「マジで?」
Aさん「マジよ〜てか、真っ当な社会人がホイホイ休める訳ないでしょ!」
豆鉄砲「社会人の中でも限りなく自由業に近いお仕事ですよね・・・?(汗)」
Aさん「自由業ってね・・・知らない人が聞いたら勘違いするでしょ!(笑)」
豆鉄砲「じゃ〜洒落ヌキでダメっすか?」
Aさん「今回は無理だから、偶には一人で廻ってみたら? で、猟場の状況を見てきて」
豆鉄砲「一人だと大変そうなんですけどね〜」
Aさん「3年もあの猟場廻ってるんだから段取りは解るでしょ、一人でなんとかしなさいな」
豆鉄砲「了解です、じゃ〜ボチボチ廻って、鳥屋とかも作っときますね」
Aさん「鳥屋は頼むね〜完璧じゃなくてイイし、ある程度まで仕込んどいて」
豆鉄砲「了解です、じゃ〜当日、猟場のレポート中継しますんで」
Aさん「じゃ〜ヨロシクね〜」
てな訳で、Aさんと同行3年目にして「ひとりで出来るモン」をするハメに(笑)
Aさんと同行だと前日にホテル泊まりなんですが、今回は一人なので、
車中泊のつもりで夜中に家を出発し、猟場近くで仮眠しつつ朝を待ちます。
当然、日の出前からスタートするつもりだったのですが・・・
〜翌日〜
アレ、なんか明るくない?てか明る過ぎない・・・?えっ、今何時・・・?
7:30 え〜っと・・・(汗)
そんな訳で猟場を一通り廻りますと、以前使っていた猟場のうち何ヶ所かが開発されてました○| ̄|_
落ち込んでいても仕方ないので、猟場を流すことしばし・・・
以前、鳥屋を作った場所近くでアオクビ様発見!
距離も50m程ですので、ゴソゴソと準備をしますが、気配を察したアオクビ様は
飛んで行きました(涙)
う〜ん、9ヶ月のブランクで段取りが悪くなっているのかも・・・(汗)
しかし、気を取り直して、他を見ると、距離70mにアオクビ様です。
今度は落ち着いて準備して第一弾発射!
パシ! バッシューン!←ハズレ
アオクビ様の後ろに盛大な水柱が・・・○| ̄|_
仕方ないので、昨年作った鳥屋があった所に向かってみると、
30%ほど鳥屋の原型を留めていたので、軽く整備をしてアオクビ様が入るのを
待っていますと、コガモが入ってきました。
そこで、鳥屋の前に入ってくるまでジッと待っているのですが、
位置を確認する為、僅かに覗くと、相手から丸見えのようで、
コガモはUターンして遠ざかっていきます○| ̄|_
そんなコトを繰り返すこと数回・・・時計を見ると9:30です。
豆鉄砲の心は決まりました、鳥屋作り決定です(笑)しかし、手持ちの資材も無く、
一番近いホームセンターと言えるような場所でも、ここから1時間程度は掛かります。
ロスタイムは痛いですが、仕方ないです、他の猟場を流しながら
自称「ホームセンター」と言うお店まで向かいまして、鳥屋に使えそうな資材を購入して戻ります。
※ちなみに、その自称「ホームセンター」近くの出身者に言わせると、
日本一品揃えの悪いホームセンターだと コメントしておりました(笑)
そんな訳で、鳥屋作りをしたものの、スグに獲物が入る訳は無いので、
猟場を落ち着かせる意味で、別の猟場を流しますと、
視界の隅に灰色のシルエットが一瞬入りました。
一応、確認の為に車を降りてみますと・・・ドバトでした○| ̄|_
しかし、次の瞬間、足元からキジのオス・メスが飛び立ちました・・・(涙)
更に猟場を流し、今度はブッシュの中を慎重に進んで、アオクビ様が居るかと
確認しようとすると・・・
ガサガサ ??? ゴトゴト !!! バサバサ〜
3m横からキジ・オスが飛び立ちました・・・
え〜どうやら完全に運から見放された模様です(泣)
時刻もお昼になったので、ここでAさんに猟場レポートを入れます。
豆鉄砲「ども豆です」
Aさん「ご苦労さん、で猟場の状況は?」
豆鉄砲「え〜猟場の状況ですけど・・・」
〜10分程、猟場の状況報告〜
豆鉄砲「で、鳥屋作ってます」
Aさん「了解、で、猟果は?」
豆鉄砲「ゼロっす」
Aさん「ゼロってナニよ(笑)」
豆鉄砲「運に見放されてます(笑)」
Aさん「過去の豆ちゃんの猟日記を見ているみたいだね(笑)」
豆鉄砲「そんな過去もありましたな〜まっ、その再来ですな」
Aさん「泣きそう?」
豆鉄砲「涙も枯れました(笑)」
Aさん「マジな話、鳥屋に入れば猟果に繋がるでしょ」
豆鉄砲「もう、そのつもりです」
Aさん「じゃ〜後半戦がんばってね〜猟果期待してるよ〜」
豆鉄砲「了解です〜」
そこで、覚悟を決めて鳥屋に入りますと、キンクロハジロが鳥屋の近くに寄って来ます。
豆鉄砲(心の声)「オメ〜じゃね〜んだよ、オメ〜はイイからさっさとその場所、
アオクビと変わりやがれ!」
え〜だいぶ心が荒んでおります(笑)
豆鉄砲(心の声)「てかね、ココで万が一でもキミ撃ったりすれば、Aさんに末代まで
笑われるのよ自殺願望があるならココじゃムダなんで他所に行下さいよ
お願いだから・・・一生オイラ、キミ達は撃たないし」
そして、願いが通じたのか、アオクビ様が鳥屋から50m程の所に着水しました。
この場所は撃った場所によって、回収の手間が変りますので、
なるべく回収の手間が掛からなくなるよう、距離30m程度になるまで、ジッとガマンです。
アオクビ様は、多少の警戒感を出しつつ、鳥屋に近づいてきます、
距離もそろそろ30mです。慎重に狙って第一弾発射!
パシ! バスン!←命中です
しかし、アオクビ様は飛べないものの、必死で逃げようとしています、
そこで第二弾発射!
パシ! バスン!←命中です
今度は効きました、アオクビ様は顔を水面に付けつつ流されていき、
対岸の葦の生える場所に流れ着きます。
しかし、ここで最後の力を振り絞ってか、葦の中に逃げようと上陸しようとしています。
ここで上陸されると、回収の難度が上がりますので、第三弾発射!
パシ! バスン!←命中です
アオクビ様は命中の瞬間、両翼を広げるとそのまま突っ伏しました。
さて、ここまでは良かったのですが、今度は獲物を回収する必要があります。
これがAさんと同行していれば、一人は鳥屋に入ったまま獲物を待って、
もう一人が回収に向かうのですが(ま〜回収はいつもAさんがしてくれたのですが)
今回は一人なので、自分で回収しなくてはなりません。
このまま待って次の獲物を待つか、回収に向かうか悩んでいると、
近くのブッシュからガサガサと音がします!
何が居るのかとその方向をジッとみると・・・ネコでした。
しかも、ネコも目の前に突然人が居て驚いたようで、しばし目と目が合います(笑)
つまり、このネコはこの猟場の近くをウロウロしていて、
チャンスがあればトリを狙っている訳ですね(笑)
そんな訳で早速回収に向かいます。回収に向かう途中に障害物があるのですが、
なんとかクリアして今期初の獲物をゲットです。
ついでに気温も高いので、獲物の処理も場所を移動して行っておきます。
その後、再び鳥屋に戻り、アオクビ様の飛来を待ちますとアオクビ様・オス×2が
目の前に入りました!距離は30.5m 慎重に狙って第一弾発射!
パシ! バスン!←命中です
アオクビ様は飛べずに暴れていますが、それが逝く時の動きなんで大丈夫だと
思ってふと見ると、もう一匹が何事かとその場に居ます。
これはチャンスとスコープに捕らえますが、危機を察したのか泳いで逃げようとするので、
リードを取って、第二弾発射!
パシ! バッシューン!←ハズレ
アオクビ様の手前に盛大な水柱が上がると、アオクビ様は飛んで行きました。
最初のアオクビ様は先ほどと同じ場所に流れ着きました。
時刻は3時を廻っているので、その後の獲物の処理を考えるとあと、45分ほどしか無いので、
今度は回収は最後にすることにして、残りのチャンスを待ちます。
そして20分程すると、アオクビ様オス・メスが着水しました。
これが最後のチャンスです、アオクビ様オスを狙って慎重に第一弾発射!
パシ! バスン!←命中です
アオクビ様の顔は水面に半分入っていますが、なんとか泳いで逃げれるようなので、
あわててコッキングして第二弾の発射準備をしようとすると、
アオクビ様メスが茫然自失状態でその場に留まっています。
アオクビ様オスに止めを入れるか、アオクビ様メスを狙うか一瞬躊躇しましたが、
アオクビ様オスの止めはまだ間に合うと判断して、
アオクビ様メスに狙いを変更して、慎重に狙って第二弾発射!
パシ! バスン!←命中です
アオクビ様メスは、その場で暴れていますか、飛ぶことも泳ぐことも出来ない状態です。
そこで先ほどのアオクビ様に止めを撃とうと確認すると・・・
居ない・・・?
どれだけ廻りを見てもドコにも姿は有りません、アオクビ様メスに狙いを変更する
直前に水中を泳いで逃げるような感じでしたが、そんなに遠くに逃げれるハズはありませんので、
丹念に周りを探したのですが、ついに発見出来ませんでした。
その後、2匹のアオクビ様を回収して、豆鉄砲の初猟は終了しました。
本日の猟果 アオクビ×3
2008年11月23日
4日前・・・
前回は豆鉄砲一人でなんとか猟果が上がりましたが、やっぱり単独よりチームで動く方が
色々と便利ですね〜
てな訳で休みが確定したのでAさんに連絡を入れます。
豆鉄砲「ども豆ですが、23日休めます」
Aさん「そっか〜残念だけど、その日はムリなんだ、オヤジのトコ行かないと」
豆鉄砲「予定をズラすのは?」
Aさん「マジな話ムリだね〜」
豆鉄砲「じゃ〜次回も一人で行きますね」
Aさん「ま〜前回あれだけ獲ってれば大丈夫でしょ(笑)」
豆鉄砲「一人だと回収が大変なんですよ〜」
Aさん「そりゃ大変だろうね〜ボクも経験しているから解るよ」
豆鉄砲「だもんで、猟じゃなくて回収係で来ません?」
Aさん「冗談キツイな〜(笑)一人で苦しめ(笑)」
豆鉄砲「じゃ〜一人で廻りますね」
2日前・・・
Aさん「豆ちゃん、23日は休めるんだよね?」
豆鉄砲「休みですよ〜一人で出撃の予定です」
Aさん「あのね、Cさんから前日に連絡が入って、22日に情報交換を兼ねて集まるし」
豆鉄砲「じゃ〜夜中にファミレスですか?」
Aさん「なに言ってるのよ〜ホテルで泊まりだよ」
豆鉄砲「ホテルで泊まりですか?(汗)」
Aさん「当然でしょ」
豆鉄砲「あの〜世間は連休ですけど・・・この時期、ホテルに空部屋ありますかね?」
Aさん「連休なの?(汗)」
豆鉄砲「カレンダー見てないんです?」
Aさん「見てない・・・」
豆鉄砲「ひょっとして、野外でテント生活ですか?」
Aさん「ホントは前日から入って、初日は車中泊して、翌日にホテルの予定なんだけど・・・」
豆鉄砲「いつものホテル、今確認しましたけど、空部屋ないですよ(汗)」
Aさん「ホントだね〜・・・(汗)」
豆鉄砲「ど〜しますの?(汗)」
Aさん「ま〜明日ホテルに直接連絡して交渉してみるよ」
豆鉄砲「最悪テントで寝袋ですね・・・」
Aさん「お手数ですが、準備の程をよろしくお願いします」
豆鉄砲「寒い夜になりそうですね・・・」
Aさん「厚着して来てね」
そんな訳で、こりゃ〜テントかと覚悟していたものの、Aさんよりホテルが確保出来たと連絡が
入ったので、テントや寝袋を猟装備から外して22日の仕事が終わった後にホテルに向かいます。
ホテルに入ると、フロントで挨拶する前に顔を覚えられているようで、支配人の方からAさん
の部屋を教えてくれます(笑)
豆鉄砲「ども〜」
Aさん「いらっしゃい(笑)」
豆鉄砲「部屋、取れたんですね〜」
Aさん「正直、ヤバかったよ(笑)」
豆鉄砲「ココ、予備の部屋ですかね〜」
Aさん「そうみたいよ、支配人さんから、『いい部屋じゃなくてすいません』って謝られたよ(汗)」
豆鉄砲「次回からはカレンダー確認して下さいね」
Aさん「それよりも、今回が連休だって教えなさいよ〜!(笑)」
豆鉄砲「教えるもナニよりも、Cさんと二人で勝手に話し進めたんでしょ〜が!(笑)」
Aさん「まったく、苦労して部屋取ったのにそう言うコト言うか(笑)」
豆鉄砲「最初にオイラが話しをした時に決めとけば良かったのに」
Aさん「オヤジのトコに用事あったし、しゃ〜ないでしょ!(笑)」
豆鉄砲「そのオヤジさんの予定は?」
Aさん「調整しました(笑)」
豆鉄砲「やれば出来るんじゃないの(笑)」
Aさん「ハイ、なんとかしました(笑)」
豆鉄砲「ところでCさんは?」
Aさん「渋滞でハマってるって」
豆鉄砲「連休ですもんね〜」
その後、Cさんも合流してバカ話に花が咲き、毎度の深夜になりまして・・・
Cさん「それじゃ〜今年もヨロシクね〜」
豆鉄砲「この頃は、祝日に参観日があるんですね〜」
Cさん「ま〜仕事で平日は来れない人が居るしね〜」
Aさん「じゃ〜お子さんだけ2連休なの?」
Cさん「振り替え休日があるみたいよ」
豆鉄砲「なんか、去年も同じパターンでしたね〜(笑)」
Cさん「そうだね〜」
Aさん「ま〜気にしないでね、そうそうコレ、今日獲ったアオクビだし、お土産にどうぞ」
Cさん「えっ、うれしいな〜ありがとう」
豆鉄砲「やっぱメスですか?」
Aさん「ボクはメス専門だから(笑)」
Cさん「明日がんばってね〜」
こうして予定があるCさんは帰ってしまい、Aさんと明日の予定について話ます。
豆鉄砲「明日の予定ですが・・・」
Aさん「朝は6時に出発ね(キッパリ)」
豆鉄砲「ハイハイ、毎度の10時に出発ですね」
Aさん「そうしますかね・・・(笑)」
豆鉄砲「じゃ〜寝ますか」
Aさん「寝てください」
豆鉄砲「ところで、ココのエアコン、効きが悪くないです?」
Aさん「うん、調子悪いって支配人が言ってたよ」
豆鉄砲「寒い夜になりそうですね」
Aさん「贅沢は言わないの」
豆鉄砲「そうですね〜じゃ、オヤスミなさい」
Aさん「オヤスミ〜」
翌日・・・8:15
目が覚めると、即行動を起こして朝風呂に向かいます(笑)
十分に体を温めて部屋に戻った時には9時少し前ですが、Aさんはまだ夢の中です。
豆鉄砲「Aさん、もうじき9時ですんでソロソロ起きる準備を・・・」
Aさん「・・・わかった・・・」
10:00
Aさん「それじゃ〜行きますか」
豆鉄砲「毎度の時間ですね」
Aさん「継続は力なり(笑)」
豆鉄砲「使い方が激しく違うような・・・(笑)」
Aさん「今日はどうする?」
豆鉄砲「鳥屋を完成させましょうよ、今後も使うんだし」
Aさん「そうだね〜昨日、別の所にも鳥屋を作ったから」
豆鉄砲「ドコに作ったんです」
Aさん「○○のトコ」
豆鉄砲「××のトコから△△に入ったトコです?」
Aさん「そうそう、あそこも有望なポイントだからね」
豆鉄砲「オイラが作った鳥屋見ました?」
Aさん「見たよ、イイ感じだね〜材料は持ってきた?」
豆鉄砲「持ってきてますよ〜これで完成出来ます」
Aさん「じゃ〜鳥屋作りに入る前に、その下側を見てから鳥屋作りするか」
豆鉄砲「了解です」
そして猟場に移動しますと・・・
Aさん「コガモだ」
豆鉄砲「居ますね〜」
Aさん「じゃ〜バックアップをお願いね」
豆鉄砲「了解です」
早速、支度をしてポジションに入ります。
豆鉄砲(無線)「ポイントに入りました」
Aさん(無線)「了解」
しかし、銃声がする前にコガモは飛び立ちました。
Aさん(無線)「飛ばれた〜」
豆鉄砲(無線)「コッチでも確認しました〜撤収ですか?」
Aさん(無線)「撤収します」
豆鉄砲(無線)「了解です」
その後、Aさんと相談して午前中一杯、鳥屋作りに励みます。
豆鉄砲「だいぶイイ感じになりましたね〜」
Aさん「イイ感じだね〜コレで十分でしょ、後はボチボチ改修すればokだね」
豆鉄砲「じゃ〜入るのを待ちますか」
Aさん「そうだね〜」
そして待つコト2時間・・・
Aさん「一匹も入らね〜な(笑)」
豆鉄砲「なんかあったんですかね〜?」
Aさん「連休だし、別のハンターが入ったかも」
豆鉄砲「じゃ〜移動ですね」
Aさん「移動しよう」
しかし、猟場を移動するものの、カモの姿が見えません。
Aさん「おっかしい〜な〜」
豆鉄砲「珍しいですよね〜」
Aさん「おっと待てよ、アレ、アオクビじゃないか?」
豆鉄砲「ドコです?」
Aさん「あっ、ブッシュに入ったね。××のトコ」
豆鉄砲「あ〜あそこですね、じゃ〜オイラがここから入りますので、Aさんは向こうに回りこめます?」
Aさん「了解、じゃ〜ココで別れて別行動と言うコトで」
豆鉄砲「準備出来たら連絡をお願いします」
Aさん「了解」
そしてAさんと別れて連絡を待っていますと・・・
Aさん(無線)「準備okです」
豆鉄砲(無線)「了解です」
そこで姿を隠したブッシュに慎重に近づいて確認するものの、獲物の姿は無し・・・
既に移動したと判断して更に移動すると、アオクビ様のオス・メスです。
しかし、発見した喜びも束の間、警戒心全開のアオクビ様は、準備する間もなく飛び立ちました・・・○| ̄|_
Aさん(無線)「豆ちゃん、今ドコ?」
豆鉄砲(無線)「○○の辺りです」
Aさん(無線)「了解、じゃ〜××は確認できる?」
豆鉄砲(無線)「出来ますよ〜」
Aさん(無線)「その××の先に△△があるけど、その先にアオクビが入っているから」
豆鉄砲(無線)「了解」
そこで、Aさんの情報を頼りに、慎重に移動して見ますと、アオクビ様を発見です。
慎重に距離を測ってから撃ちたい所ですが、警戒心全開状態ですので、その時間はありそうに
無いので、目測30mと読んで第一弾発射!
パシ! バッシューン!←ハズレ
狙点が僅かにズレて、アオクビの後ろに水柱が上がり、アオクビは飛んでいきました。
Aさん(無線)「ダメ?」
豆鉄砲(無線)「ダメっす〜」
Aさん(無線)「じゃ〜撤収で」
豆鉄砲(無線)「了解です」
更に猟場を流しますが・・・
豆鉄砲「今日はガタガタですね」
Aさん「珍しいよね、連休とは言え」
豆鉄砲「前回から比べるとデフコンレベルが相当上がってますね」
Aさん「でも、1月後半から2月にかけてのレベルからすれば、大したコトないよ」
豆鉄砲「そりゃ〜そうですけどね〜」
Aさん「さて、そろそろ猟場だよ」
豆鉄砲「今日は難しそうです」
猟場を確認すると、アオクビ様オス・メスです。
Aさん「豆ちゃん、確認出来てる?」
豆鉄砲「ココからだとブラインドになってて確認出来ないです」
Aさん「○○と××の間ぐらいに居るから」
豆鉄砲「じゃ〜△△の辺りから入るしかないですね」
Aさん「そうだね、じゃ〜豆ちゃん頼んだよ」
豆鉄砲「えっ、オイラですか?」
Aさん「あのね、昨日も出撃したけど、なんか当たらんのよ」
豆鉄砲「オイラも今日は当たる気がしませんが・・・」
Aさん「あのね、実は知り合いから鹿肉のプレゼントがあるのよ」
豆鉄砲「それとオイラが撃つのと、どんな関係が・・・?」
Aさん「大アリだよ、カモと交換するって約束したのよ(笑)」
豆鉄砲「それって大事じゃないですか(汗)」
Aさん「ホントは、昨日に交換用のカモを確保するつもりだったけど、Cさんにプレゼントしたしね」
豆鉄砲「責任重大だな〜」
Aさん「s410ならパワーでナントカなるでしょ」
豆鉄砲「なんか、すご〜くガサツな銃って言ってない?」
Aさん「パワーで押せるプレチャージなんだから頼むよ(笑)」
豆鉄砲「知らん人が聞いたらドコに当たっても獲れそうに聞こえますよ」
Aさん「弾がカスっただけでもカモが獲れるでしょ(笑)」
豆鉄砲「わざと胴体に撃ちこんで半矢で飛ばしてあげましょうか?」
Aさん「出来るモンならやってみな〜バイタル狙いしか出来ないから(笑)」
豆鉄砲「出来ね〜よな〜胴体撃ちなんて恥ずかしくって・・・」
Aさん「そう言うコトでヨロシクね、誘導するし」
豆鉄砲「了解」
そこで準備を整えてポジションに入ります。
豆鉄砲(無線)「ポジションに入りました」
Aさん(無線)「了解、こっちでも確認出来てる。警戒してるし、そのまま待機」
豆鉄砲(無線)「了解」
そこでアオクビ様の警戒感が解けるまで地面に伏せて待ち続けます。
Aさん(無線)「ok警戒感解けた」
豆鉄砲(無線)「了解」
そして伏撃のポジションを取るべく、バイポッドを展開して準備に入ると・・・
Aさん(無線)「警戒してる」
豆鉄砲(無線)「了解、どんな感じ?」
Aさん(無線)「かなり気にしてるね、首伸ばしてソッチを見てる」
豆鉄砲(無線)「了解、オスは確認しているけど、メスはドコ?」
Aさん(無線)「オスのすぐ後ろ5m」
豆鉄砲(無線)「了解」
Aさん(無線)「また警戒感解けたけど、ソッチを見てるよ」
豆鉄砲(無線)「了解」
Aさん(無線)「状況がシビアだから返事しなくてイイよ、コッチから状況だけ伝えるから」
豆鉄砲(無線)「了解」
どうやらあまり時間は無さそうです、体をなるべく動かさないようにコッキングして、アオクビ様を
スコープに捉えます。
Aさん(無線)「また警戒している注意して」
スコープの中で、アオクビ様オスの首が伸び、警戒している様子が分かります。獲物確保を優先して
羽の付け根にスコープを狙って第一弾発射!
パシ! バスン!←命中です。
アオクビ様は一瞬よろめき、飛ばすに泳いで逃げようとします。そして、後方に居たアオクビ様メスは
と言うと、ナニが起こったのか解らず、その場に居ます。アオクビ様オスの動きが悪いので、
先にアオクビ様メスに狙いを変更して、第二弾発射!
パシ! バッシューン!←ハズレ
アオクビ様の喫水線辺りで水柱が上がり、アオクビ様メスはそのまま飛んで行きます。
それではアオクビ様オスに止めをと思うと姿がありません?
豆鉄砲(無線)「オスはドコです」
Aさん(無線)「後ろのブッシュに入ったよ」
豆鉄砲(無線)「飛んでないですよね」
Aさん(無線)「飛べないみたいだね」
豆鉄砲(無線)「回収は入れます?」
Aさん(無線)「そのつもり、回収に入るまで監視してて」
豆鉄砲(無線)「了解」
そして何気なく後方を見ると、アオクビ様のオス・メスが警戒感も無く居ます
豆鉄砲(無線)「予定変更、後方にアオクビなんで、先にソッチを狙います」
Aさん(無線)「了解」
豆鉄砲(無線)「回収のバックアップお願いします」
Aさん(無線)「了解」
体と銃の方向を変えるべく、匍匐でズリズリと方向転換し、アオクビ様に狙いを付けようと、ふと
マガジンを見ると、残弾が二発です。一瞬マガジン交換をしようかとも思いましたが、獲れるのは
どうせ一匹だろうと考え直して、アオクビ様オスに向けて、第一弾発射!
パシ! バスン!←命中です。
アオクビ様オスが一瞬よろめき、力なく泳いで逃げようとしています。止めを入れる為、コッキング
する為にスコープから目を離すと、今度もアオクビ様メスがそのままボ〜っとしています。
アオクビ様オスの方はと言うと、泳ぐ力が更に弱くなり、流れに負けつつあります。
これなら大丈夫とアオクビ様メスに狙いを変更して第二弾発射!
パシ! バスン!←命中です。
アオクビ様メスは一発で昇天し、流され始めました。アオクビ様オスの方もメスの後方5m程を流れに
乗って流されて行きます。
豆鉄砲(無線)「流されたんで回収します、バックアッフお願い!」
Aさん(無線)「了解」
無線に向かってAさんに叫んで、回収ネットを掴んでダッシュします。
全力疾走して40m程でアオクビ様オスと併走する形となりました。
走りながらランディングネットを展開して更にアオクビ様よりも10mほど先行した場所でアオクビ様オス
が流れて来るのを待ちますと、ゆったりとした流れにのってアオクビ様オスが流れてきます。
ランディングネットを伸ばしてアオクビ様オスをネットに入れます。
ネット内にオスを入れたままメスも回収しようと思いましたが、ネット内は結構一杯の状態なので、
一旦ネットを引き上げて、アオクビ様オスを取出して、今度はアオクビ様メスの回収に入ります。
アオクビ様メスはオスと同じラインに乗って流されてきますので、落ち着いてメスも回収して、
Aさんの元に行きますと、先ほどの豆鉄砲の射撃位置にAさんが居ました。
Aさん「オメデト〜」
豆鉄砲「(ゼイゼイ)←50mダッシュで息が上がっております」
Aさん「二匹居たんだ」
豆鉄砲「(ゼイゼイ)←首を前後に振って会話を成立させます」
Aさん「ドコに居たの」
豆鉄砲「(ゼイゼイ)○○の(ハァハァ)後方(ゼイゼイ)」
Aさん「いつもの場所ね」
豆鉄砲「いゃ〜疲れた〜(ハァハァ)」
Aさん「回収も上手いコト出来たね」
豆鉄砲「なんとか間に合ったです」
Aさん「二匹獲ったって知らなかったよ」
豆鉄砲「さっきと同じパターンですよ、オス撃ってもメスは飛ばないって言う」
Aさん「シーズン初めだし、まだその辺りは学習して無いんだろうね〜」
豆鉄砲「ところで、さっきのアオクビ様オスはどんな感じでした?」
Aさん「飛べないみたいだね〜、ただ、まだ元気な感じだったね」
豆鉄砲「バイタル狙いなんだけど、元気でした?」
Aさん「まだまだ逃げる余裕はあった感じだね」
豆鉄砲「ブッシュの中で生きてますかね?」
Aさん「場合によってはね」
そこで、Aさんに回収に入ってもらい、豆鉄砲は射撃位置でバックアップに入ります。
豆鉄砲(無線)「どうです?」
Aさん(無線)「居ないね〜」
豆鉄砲(無線)「とりあえず、コッチには逃げてないです」
Aさん(無線)「もう少し探すね〜」
15分程探しましたが遂に見つからず・・・
豆鉄砲(無線)「ダメですか?」
Aさん(無線)「ダメだね〜もう少し探す?」
豆鉄砲(無線)「いや〜それより日没まで1時間ほどなんで鳥屋に入らないですか?」
Aさん(無線)「残念だけど諦めるか〜」
そこで鳥屋に移動します。
Aさん「豆ちゃん、一人で鳥屋に入って」
豆鉄砲「Aさんはどうします?」
Aさん「鳥屋の逆側に回りこんで状況を確認するよ」
豆鉄砲「じゃ〜獲物が居たら、プレッシャーかけて鳥屋に移動させて下さい」
Aさん「うん、当然そのつもり」
豆鉄砲「それじゃ〜時間的にラストチャンスなんでお願いします」
そうしてAさんと別れて鳥屋に入ります。
Aさん(無線)「豆ちゃん、鳥屋の前にアオクビ居るよ〜」
豆鉄砲(無線)「確認出来てます」
Aさん(無線)「声が聞こえて警戒しているみたいだよ、そっちのタイミングでよろしく〜」
豆鉄砲(無線)「カチカチ←クリック音で対応してます」
警戒して移動したアオクビ様は、鳥屋の真正面に入って来ました。
距離も近いのでスコープの倍率を5.5倍に落としてアオクビ様オスを捕らえます。
しかし、移動して安心したのかアオクビ様は豆鉄砲の真正面から動く気配がありません。
そこで確実にバイタルを狙う為に、いつも使っている12倍に倍率を戻し、慎重に狙って
第一弾発射!
パシ! バスン!←命中です。
アオクビ様オスは一度ひっくり返った後、再度起き上がって泳ぎ始めましたが、それも束の間、
再びひっくり返って鳥屋の前からゆっくりと流されて行きました。
豆鉄砲(無線)「流されましたんで、回収お願いします」
Aさん(無線)「了解、こっちにも入ったし、こちらも始めます」
豆鉄砲(無線)「了解」
その後、銃声がするとアオクビ様が一斉に飛び立ちました。
Aさん(無線)「当たんね〜」
豆鉄砲(無線)「スランプですね〜」
Aさん(無線)「この三年、バカが撃ちまくって自分で撃つチャンスが無かったから腕が落ちたね」
豆鉄砲(無線)「単にヘタなんじゃ・・・(笑)」
Aさん(無線)「あ〜なんかアオクビが流れてきたな〜ダレ撃ったんだろう可哀想なことするね〜」
豆鉄砲(無線)「あの〜オイラが撃ったんですけど・・・」
Aさん(無線)「そんな酷いコトしたの!」
豆鉄砲(無線)「冗談はその辺にしてマジメに回収して下さいよ〜」
Aさん(無線)「ど〜しよっかな〜バカ弟子に思い知らせるべきだと思うんだよ(笑)」
豆鉄砲(無線)「あの〜、鹿肉と交換に必要なんじゃ・・・」
Aさん(無線)「あっ!回収はお任せ下さい(笑)」
豆鉄砲(無線)「さっきはバカ弟子がど〜こ〜とか言ってなかったでしたっけ?」
Aさん(無線)「とんでもない、優秀な弟子が撃った獲物ですよ、全力で回収します」
豆鉄砲(無線)「・・・ま〜とりあえずお願いしますね〜」
その後、Aさんより回収終了の連絡が入り、二箇所に分かれて日没まで粘りましたが、ついに獲物は
入らずに終了となりました。
本日の猟果 アオクビ×3
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