2007年11月18日
さて、今年もハンティングシーズンがやってまいりました。今年も、昨年同様、Aさん、Cさんと猟場を
回る予定なのですが・・・

数ヶ月前・・・

会社の人「豆鉄砲クン、そろそろ君もいい年なんだし、マジメに働いてね(笑)」
豆鉄砲 「過労死するまで、頑張ります!(嘘)」
会社の人「お〜その言葉を待っていたんだ、ほんじゃ、コレ辞令ね」
豆鉄砲 「・・・マジっすか?」
会社の人「うん、マジマシ(笑)」
豆鉄砲 「猟期よ、サヨナラ〜(涙)」

1ヶ月前・・・

Aさん 「豆ちゃん、今年は泊まれるの?」
豆鉄砲 「ムリっス(涙)」
Aさん 「ま〜仕事優先しなさいな(笑)」
豆鉄砲 「捨てないでね」
Aさん 「豆ちゃん、卒業って言葉知ってる?」
豆鉄砲 「知らない、知らない(汗)」
Aさん 「免許皆伝って言葉は?」
豆鉄砲 「知らない、知らない(汗)」
Aさん 「しゃ〜ないな〜(笑)」

1週間前・・・

Aさん 「どう、18日は?」
豆鉄砲 「3日前まで待って・・・」
Aさん 「破門って言葉知ってる?」
豆鉄砲 「知らない、知らない(汗)」

解禁日・・・

豆鉄砲 「18日、参戦出来ます!」
Aさん 「ムリしなくていいよ(笑)」
豆鉄砲 「それでですね、前日にホテル入りして、今年の作戦会議をしたいんですが・・・」
Aさん 「大丈夫、作戦は出たとこ勝負だし(笑)」
豆鉄砲 「そこをなんとか・・・武士の情けで・・・」
Aさん 「僕、商人だから情けは無いよ(笑)」


と、まぁ〜そんなやり取りがあったものの、前日にはAさん、Cさんとホテルで再会しまた。
しかし、Cさんは、翌日に町内会の用事なので作戦会議のみの参加です。
Aさんは、解禁日に猟場の偵察をしていますので、早速、作戦会議の予定でしたが、バカ話に花が咲き、
気が付けば午前3時・・・

豆鉄砲 「あの〜作戦会議は・・・?」
Aさん 「作戦?毎年出たとこ勝負でしょ(笑)」
Cさん 「次回は参戦出来ると思うよ〜それじゃ、さよなら〜」
Aさん 「帰り道に気をつけて帰って下さいね」
豆鉄砲 「お疲れ様です」
Cさん 「それじゃ〜」

Cさんは、帰ってしまいましたので、明日の出撃時間を聞きますと・・・

豆鉄砲 「明日は何時出撃です?」
Aさん 「6時出撃(キッパリ)」
豆鉄砲 「そんなコト言って、実際出るのは10時でしょ?」←昨年度実績(笑)
Aさん 「6時と言ったら6時なんだからね(笑)」
豆鉄砲 「朝は寒いから、ホテルでダラダラして、暖かくなってから猟場に出たいっス」
Aさん 「それじゃ、豆ちゃんは寝てなさい、先に行くし」
豆鉄砲 「それじゃ、6時出撃で、おやすみなさ〜い」
Aさん 「おやすみ〜」

翌朝 6:05

携帯のアラームで目覚めると、師匠は横でまだ寝てます。そこで、ゴソゴソと支度をしつつ、朝食をモソモソ
と食べてAさんが目覚めるのを待ちますが・・・どうやらAさんが目覚めたようです

Aさん 「さて、出発しますか」
豆鉄砲 「やっぱり10時ですね(笑)」
Aさん 「ま〜朝は寒いからね〜」

そんな訳で、今期の猟場の状況を確認しつつ、猟場を流しますと・・・

Aさん 「アオクビ発見!」
豆鉄砲 「居ましたね〜」
Aさん 「距離は?」
豆鉄砲 「53mですね」
Aさん 「それじゃ、よろしく〜」

早速、銃をスタンバイしてアオクビ様を狙って、第一弾発射!

パシ! バスン!←命中です

アオクビ様は矢狂っているようですが、まだまだ泳げる気配なので、止める為に第二弾発射!

パシ! バッシューン!←ハズレ

必死のアオクビ様は豆鉄砲から見てブラインドになる部分に逃げ込みました。

豆鉄砲 「逝ってますよね?」
Aさん 「逝ってるでしょ」
豆鉄砲 「回収してきますね」
Aさん 「いいよ、まさかの為に、ここでスタンバイしといて」

そんな訳でAさんが回収に向かいますと、どうやら発見したようです。

豆鉄砲(無線) 「居ました?」
Aさん(無線) 「居たよ〜、ホイ回収完了」
豆鉄砲(無線) 「逝ってました?」
Aさん(無線) 「半矢になってるかと思ったけど、一撃だったね〜」
豆鉄砲(無線) 「よかった〜」

Aさんが回収したアオクビを見ると、妙に大きい感じがします。

豆鉄砲 「Aさん、なんか大きくないですか?」
Aさん 「確かに大きいかもね〜」
豆鉄砲 「今年は成長がイイんですかね〜?」
Aさん 「そうかもね〜」

ちょっと幸先の良いスタートです、今年も期待出来そうな予感がします。
そこで、更に猟場を流しますと、川の中州でアオクビ様メスが5匹の団体でお昼寝中です。

豆鉄砲 「居ましたね〜」
Aさん 「この場所に入るのは久しぶりだね〜」

そこで射撃ポジションを取るべく対岸側に渡り、早速準備に入ます。

Aさん 「距離は?」
豆鉄砲 「63m撃ち下ろしですね」
Aさん 「じゃ〜どうぞ」
豆鉄砲 「それじゃ遠慮なく」

しかし、アオクビ様は気配を感じたのか一部がソワソワし始めます。

Aさん 「ちょっと急いでね」

そこで、最後まで動こうとしないアオクビ様を狙って、第一弾発射!

パシ! バスン!←命中です

アオクビ様は矢狂った状態なので、本来なら第二弾を撃たないのですが、猟期に入って最初なので感覚が
蘇っていないプチ興奮状態の豆鉄砲は続けて、暴れまわるアオクビ様に第二弾発射!

パシ! パッシューン!←ハズレ

Aさん 「大丈夫だよ、もう逝くし」
豆鉄砲 「逝きますかね?」
Aさん 「ほら、首を前に突き出したでしょ?あ〜なると逝くから」
豆鉄砲 「猟期入ったばっかりで、感覚が掴めてないですね〜」
Aさん 「そんじゃ、回収は頼むね」
豆鉄砲 「了解です、反対側から入りますね」
Aさん 「じゃ〜一応、ここで獲物を監視しておくから」

そこで、反対側に回って獲物を回収しようとすると・・・

豆鉄砲(無線) 「Aさん、獲物ドコ?」
Aさん(無線) 「見えてないの?」
豆鉄砲(無線) 「さっき居た場所ですよね?」
Aさん(無線) 「そうだよ」
豆鉄砲(無線) 「どこだ・・・ところでAさん、あっ!」

なんとAさんが豆鉄砲の目の前に現れました。

豆鉄砲 「どうして???」
Aさん 「どしたの?」
豆鉄砲 「ど〜やって川を渡ったんです?足元も濡れてもいないし?(汗)」
Aさん 「秘密(笑)」
豆鉄砲 「聞いても教えてくれないですよね?」
Aさん 「教えない(笑)」
豆鉄砲 「じゃ〜聞かな・・・やっぱり教えて!(笑)」
Aさん 「そのうちにね(笑)」
豆鉄砲 「墓に入る前に教えて下さいね」
Aさん 「気が変わった、墓まで持ってく!(笑)」

どうやらAさんの機嫌を損ねたようです(笑)しかしAさんは、どうやって移動したのか未だに不明・・・不思議だ。
そして無事に回収も終わったのですが、このアオクビ様もナゼだか、いつもよりも大きく感じます。

豆鉄砲 「これもデカイですね〜」
Aさん 「だね〜」

そしてふと気が付くとお昼の時間ですが・・・

Aさん 「豆ちゃん、昼はどうする?」
豆鉄砲 「まだ腹は減ってないですよ」
Aさん 「そんじゃ続ける?」
豆鉄砲 「続けましょう」

そこで更に猟場を流すと、以前は何も無かった所に開発の手が入っています。

豆鉄砲 「ここ開発されるんですね〜?」
Aさん 「かも知れないね〜」
豆鉄砲 「こうやって猟場が消えてゆくんですね〜」
Aさん 「仕方ないね、でもこの奥の猟場は、まだ大丈夫でしょ」

そこで、猟場に入るものの、カモの姿が無いな〜と思っていると1匹だけアオクビ様の姿がブッシュの隙間から
見えました。早速ジェスチャーで獲物が居るコトを伝えて隠れます。

豆鉄砲 「一匹だけですが居ますね」
Aさん 「居たね」
豆鉄砲 「Aさんどうぞ」
Aさん 「いや、豆ちゃんどうぞ、確実に回収したいし」
豆鉄砲 「了解です」
Aさん 「撃つタイミングは任せるけど、流れたら連絡入れてね、回収が難しいし」
豆鉄砲 「了解です」
Aさん 「それじゃ、回収ポイントに移動するから、到着したら始めてね」
豆鉄砲 「了解」

しばらくするとAさんから連絡が入ります。

Aさん(無線) 「回収ポイントに到着、いつでもどうぞ」
豆鉄砲(無線) 「了解です」

そこで、レンジファインダーで獲物との距離を測ると36mと出ましたので、狙うポイントを修正して第一弾発射!

パシ! バスン!←命中です。

しかし、今回は矢狂う様子がありません、この調子じゃ逃げられるかもと焦りつつ、第二弾発射!

パシ! バッシューン←ハズレ

アオクビ様の横に水柱が上がります、ナンだか今日は第二弾が当たる気がしなくなってきました(汗)
しかしアオクビ様はと言うと、徐々に動きが遅くなり、ついに流され始めましたので、慌ててAさんに連絡を入れます。

豆鉄砲(無線) 「そっちに向かってる!」
Aさん(無線) 「了解、半矢?」
豆鉄砲(無線) 「半矢の状態、でも動きは鈍くなってる」
Aさん(無線) 「了解」

そこで、流れるアオクビに併走して、回収ポイントに居るAさんに現在の通過場所を連絡します。

豆鉄砲(無線) 「今、○○を通過」
Aさん(無線) 「状況は?まだ半矢?」
豆鉄砲(無線) 「まだ半矢、でも腹を上に向けてるし、逝くハズです」
Aさん(無線) 「了解」
豆鉄砲(無線) 「今、××を通過」
Aさん(無線) 「了解」
豆鉄砲(無線) 「今、△△を通過」
Aさん(無線) 「了解」
豆鉄砲(無線) 「今、こっちから見えなくなった〜」
Aさん(無線) 「了解、あとはコッチで確認するから」
豆鉄砲(無線) 「了解です」

そしてしばらくすると・・・

Aさん(無線) 「回収完了」
豆鉄砲(無線) 「了解です」

無事にアオクビ様を回収出来たので猟場を移動しますが・・・

豆鉄砲 「今日は暑いですね〜猟期じゃないみたい」
Aさん 「朝晩は冷えるけど、日中は暑いね〜山はまだ、紅葉の真っ最中だし」
豆鉄砲 「ですね〜それでですね、これだけ暑いとカモ、ヤバくないです?(汗)」
Aさん 「だね〜、ちよっと処理しとこうか」

そんな訳で、獲物を処理すべく場所を移動すると・・・

豆鉄砲 「Aさん、ストップ!バックして」
Aさん 「居たの?」
豆鉄砲 「アオクビ様がチラリと見えた」
Aさん 「了解」

そして確認すると・・・

豆鉄砲 「アオクビ様です」
Aさん 「じゃ〜よろしく〜」
豆鉄砲 「了解です」

そこで、レンジファインダーで距離を測ると55mと出ました。この場所は委託する場所が無いので、立射を
するしかありません。フラフラと揺れるレチクルにアオクビ様を合わせ、タイミングを図って第一弾発射!

パシ! バスン!←命中です

アオクビ様はと言うと、矢狂いながらも隠れようと必死で泳ぎます。変な所に隠れてしまうと回収が大変なので、
続けて立射で第二弾発射!

パシ! バッシューン←ハズレ

またもや、アオクビ様の横に盛大な水柱が上がります○| ̄|_

Aさん 「当たった?」
豆鉄砲 「第一弾は当たったけど、第二弾が・・・(泣)」
Aさん 「回収してくるね」
豆鉄砲 「頼みます」

そんな訳で、無事に回収も終わり、暑さ対策の為、ゴミ袋を用意して、早速アオクビ様の処理を始めますが・・・

豆鉄砲 「Aさん、このアオクビ、ハリネズミみたい」
Aさん 「この棒毛は見事だね(笑)」

処理をしてみると、各アオクビ様の棒毛状況は、「ハリネズミ級1・剣山級2・タワシ級1」の状況です(涙)

豆鉄砲 「こんなに棒毛とは・・・(泣)」
Aさん 「やっぱり暖かいし、生え変わりが遅いんだね〜」
豆鉄砲 「唯一の救いが、この脂の乗り具合ですね」
Aさん 「たしかに、十分脂乗ってるね」
豆鉄砲 「この脂で棒毛さえ無ければ・・・」
Aさん 「自然相手だもん、諦めなさい」

そして、ある程度処理が終わった段階で時刻は3時を回っています。

Aさん 「これからどうする?」
豆鉄砲 「今期は鳥屋を作りますよね?」
Aさん 「もう、昨日に作ったよ」
豆鉄砲 「もう作ったんですか?」
Aさん 「うん、昨日早めに入って、鳥屋を作ったのよ、豆ちゃん忙しいだろうし」
豆鉄砲 「有り難い話です」
Aさん 「気にしなくていいよ、あとで請求書回すし(笑)」

そこで、遅い昼食を摂りつつ、鳥屋に入って獲物が入るのを待ちます。

豆鉄砲 「Aさん、どうです?」
Aさん 「今、○○の辺りだね、もう少し待てば大丈夫でしょ」

そして待つことしばし・・・そろそろ日没の時刻です。

豆鉄砲 「そろそろ時間ですね〜状況はどうです?」
Aさん 「意外と寄ってこないね〜時間も時間だから作戦変更しようか」

そんな訳で豆鉄砲は鳥屋で待機して、Aさんが回り込んでプレッシャーをかける作戦に変更です。

Aさん(無線) 「ポイントに到着、状況は?」
豆鉄砲(無線) 「プレッシャー感じたのか寄って来ました」
Aさん(無線) 「こちらにも寄って来たんでタイミングが合えば撃つよ」
豆鉄砲(無線) 「了解です」

しかし、待てど暮らせど銃声がしません・・・?そこでAさんに連絡をいれますが無線機は無反応です。
仕方ないので、レンジファインダーで距離を測ると55mと出ました。そこで、アオクビ様が二匹重なった
状況になるのを待って、第一弾発射!

パシ! バスン!←命中です

アオクビ様は暴れていますが、飛べる様子はありません。そこで、今度こそ落ち着いて第二弾発射!

パシ! バスン!←命中です

アオクビ様は首を水面に入れたまま、ゆったりとした流れに乗って流れて行きます。

Aさん(無線) 「おめでとう、定数です」
豆鉄砲(無線) 「あ〜定数だ、今、気が付いた」
Aさん(無線) 「回収してくるし、撤収準備しといて」
豆鉄砲(無線) 「了解です」

撤収準備をしてしばらくしているとAさんが戻ってきましたが・・・

豆鉄砲 「そのアオクビなんですか!アイガモ並のデカさですよ?(驚)」
Aさん 「これは立派なサイズだね」
豆鉄砲 「オイラの獲った獲物の中で最大級です」
Aさん 「そりゃ良かった(笑)」

その後、獲物を処理すると、棒毛は一切なく、脂がバッチリ乗った最高のアオクビ様と判明しました。
今年は思う存分出猟出来る気配ではありませんが、いい猟期を過ごす事が出来そうです。

Aさん、Cさん、今年もよろしくお願いします。

本日の猟果 祝 アオクビ様 定数確保!