2007年12月16日

前回の出猟から数週間・・・一向に休みの気配が見えてこない豆鉄砲ですが、なんとか休みが取れそう
なので、早速Aさんに連絡します。

豆鉄砲「ども豆ですが〜」
Aさん「どちら様でしたっけ?」
豆鉄砲「豆鉄砲ですよ、3年前からご一緒している」
Aさん「あ〜、そう言えば昔はご一緒した気もしますが・・・」
豆鉄砲「え〜冗談にお付き合いしている時間が無いので手短に言いますと、16日出撃出来ます」
Aさん「はい、こっちは大丈夫ですよ(笑)」
豆鉄砲「そんな訳で、前日にいつものホテルに集合と言うコトで」
Aさん「ハイハイ(笑)ところで、ボクの冗談に付き合うヒマある?」
豆鉄砲「仕事中につき、全然ありません(キッパリ)」
Aさん「ツレないな〜(笑)」
豆鉄砲「15日の晩に目一杯付き合いますんで」
Aさん「それじゃ、15日の晩に」

そんな訳で、15日の仕事終了後、自宅に戻って、装備一式を車に積んで、Aさんと待ち合わせているホテル
に向かいまして、ご対面です。

豆鉄砲「ども〜」
Aさん「どもども(笑)

その後、バカ話をすること数時間・・・気が付けば時刻は午前2時

豆鉄砲「またこの時間ですね・・・(汗)」
Aさん「ま〜ね(笑)」
豆鉄砲「明日もいつもの時間ですよね?」
Aさん「朝は寒いからね〜(笑)」
豆鉄砲「それでは」
Aさん「ではでは」

翌朝、いつもの時間(午前10:00)にホテルを出て、猟場を流します。

豆鉄砲「渡りは入ってますかね〜?」
Aさん「どうだろうね〜」
豆鉄砲「だいぶ冷えてきたし、期待してるんですけどね〜」
Aさん「ま〜、入っていい時期だよね〜」

そして、最初の猟場に到着すると早速、索敵を開始します。

豆鉄砲「居ました」
Aさん「居るけど少ないね〜」
豆鉄砲「恐らく、ここから見てブラインドになっている所には入っていると思いますけどね〜」
Aさん「そうだね、じゃ〜あの場所が狙える所に移動して開始だね」
豆鉄砲「了解です」

そこで、装備を整えて歩いて猟場を移動していますと・・・

Aさん「豆ちゃん、アッチにキジ!」
豆鉄砲「どこです?」
Aさん「あの畑に居たよ、畝の影に隠れているだろうけど、少し移動したら見えると思う」

そこで、その畑を注視しますが、キジの姿は確認出来ません。

豆鉄砲「オイラは発見できま・・・あっ!」
Aさん「居たでしょ?」
豆鉄砲「じゃなくって、アッチ、キジ!」
Aさん「あっ!」

なんと、キジがもう一羽、畑に突っ立っています。

Aさん「どうする?あのキジを撃てば、奥に居るカモ飛んじゃうよ?」
豆鉄砲「キジ最優先で(キッパリ)」
Aさん「だね、じゃ〜どうぞ」

早速、レンジファインダーで距離を測ると50mと出ました。出来れば伏射の体勢で撃ちたいのですが、
今にもキジが飛び立ちそうなので、立射で勝負を掛けるコトにして、第一弾発射!

パシ! ポフ!←ハズレ

キジは何事かと首を伸ばして警戒態勢を取っています。もう一度、立射で勝負とも考えましたが、確実性
を考えて、バイポッドを展開して、伏射のポジションを取り、第二弾発射!

パシ! ポフ!←ハズレ

キジはまだ警戒態勢を取っていますか、次を外せば飛び立つのは必至なので、最後のチャンスのつもりで
第三弾発射!

パシ! バス!←命中です

そして、キジはカモの居るであろう方向に転げ落ち、それと同時に10匹近いカモが飛び立ちました。

豆鉄砲「やっぱ居ましたね〜」
Aさん「居たね〜後悔してる?」
豆鉄砲「全然、今期、初のキジですから」
Aさん「ま〜キジは別格だからね〜」

回収したキジを確認すると、狙い通りのネックに一撃となっていました。

Aさん「幸先イイね〜、今日も期待出来そうだね」
豆鉄砲「ですね〜」

しかし、この後、猟場を廻るもののアオクビ様の姿は見えず・・・

豆鉄砲「居ないですね〜」
Aさん「ひよっとして、別のハンターが入っているのかな?」
豆鉄砲「やっぱホテル出るのが遅かったですかね〜」
Aさん「ま〜常識で考えれば遅すぎでしょ(笑)」
豆鉄砲「次回から出撃時間を早めますか?」
Aさん「だね〜ちょっと早めて、次回は8時出発と言うコトで」
豆鉄砲「そうですね、いきなり6時出撃はツライですからね(笑)」

そんな不真面目なハンター同士の会話をしながら猟場を流していると、明らかに一般人と違う動きをしている
車を発見しました。

豆鉄砲「アレ、ハンターじゃないですか?」
Aさん「ちょっとクサイ動きだね」

そこで車を止めて、ハンターらしき人物を観察しますと・・・

豆鉄砲「クサイですね〜」
Aさん「あの動きはハンターだと思うね〜」
豆鉄砲「と言うコトは今日の獲物の状況はあの人が作り出した?」
Aさん「そう考えるのが普通だね」
豆鉄砲「この猟場、終わりは近いですかね〜」
Aさん「かもね〜」
豆鉄砲「新規開拓の必要がありますね〜」
Aさん「ま〜そう言うのは猟期が終わってから考えよう」

その後、コガモが居る場所と、アオクビ様が居る場所を発見したものの、猟場を落ち着かせる意味で、
もう少し猟場を流していますと、別のハンターらしき車を発見しました。

豆鉄砲「またハンターですね?」
Aさん「だね〜、でも待てよ・・・」

Aさんは、何か気が付いたようで、車にゆっくり近づきますと・・・

Aさん「あ〜Mだな」
豆鉄砲「Mってダレですの?」
Aさん「以前、一緒に廻ってた猟仲間、今年復活したのかな?」
豆鉄砲「へ〜やっぱイイ腕してますの?」
Aさん「ま〜元射撃の某地区代表だからね〜」
豆鉄砲「そりゃスゴそうだ」

そんな訳で、Mさんを探しますと、近くに居たんでご挨拶、その後、情報交換をしつつ世間話を
することしばし・・・結局、Mさんと猟場を廻るコトになりました。

そこで、先ほど発見したアオクビ様を狙うべく猟場を移動します。

Aさん「あそこにさっきアオクビが居たんで、ソレを狙います」
Mさん「了解」
Aさん「豆ちゃんは先行して、コッチが回収するんで、Mさんはバックアップでお願いね」
豆鉄砲「了解です」
Mさん「了解」

そしてアオクビ様に気付かれないように猟場を回りこんで、アオクビ様が居るであろう場所を覗きますが・・・

豆鉄砲(無線)「居ない・・・」
Aさん(無線)「居ないの?」
豆鉄砲(無線)「隠れているかも知れないんで、探索を続けます」
Aさん(無線)「了解」

しかし、猟場が逆光状態なので、アオクビ様を中々発見出来ません。

Aさん(無線)「ダメ?」
豆鉄砲(無線)「逆光で全然見えないです」
Aさん(無線)「逃げたかな〜」
豆鉄砲(無線)「撤収と言うコトで」
Aさん(無線)「了解」

そんな訳で、撤収すべく車に戻ろうとすると、アオクビ様発見です、アオクビ様は豆鉄砲が予想していた場所
よりも、かなり移動していました。

豆鉄砲(無線)「回収スタンバイ!回収スタンバイ!」
Aさん(無線)「了解、いつでもどうぞ」

アオクビ様までは目測で20m程なので、伏射のポジションを取って、第一弾発射!

パシ! バスン!←命中です

アオクビ様には命中しましたが、飛べなくなっただけで、元気に泳いで逃げようとします。
そこで、逃げ切れられる前に第二弾発射!

パシ! バッシューン!←ハズレ、水面に盛大な水柱が立ちます。

アオクビ様も逃走モード全開状態でなんとかブッシュに逃げ込もうするので、続けて第三弾発射!

パシ! バッシューン!←ハズレ、再び、水面に盛大な水柱が立ちます。

逃走モード全開のアオクビ様は、ここでブッシュに逃げ込み、豆鉄砲の視界から完全に消えました。

豆鉄砲(無線)「ブッシュに逃げ込まれました、これから捜索を開始します」
Aさん(無線)「了解」

そこで、アオクビ様が逃げたであろう場所を探しますが、アオクビ様を発見出来ません。

豆鉄砲(無線)「Aさん、この辺りですかね〜?」
Aさん(無線)「ちょっと行き過ぎ」
豆鉄砲(無線)「居ないです、逃げられたのかな?」
Aさん(無線)「ボクが探すし、豆ちゃんは射撃体勢でスタンバイしていて」
豆鉄砲(無線)「了解」

そこで、Aさんがブッシュを丹念に探すと、覚悟を決めたアオクビ様が再び逃走モード全開で泳ぎ始めます。
今度こそ、一撃で仕留めるべく、第四弾発射!

パシ! バスン!←命中です。

アオクビ様はネックを撃ち抜かれ、首を水面に突っ込むようにして、流れ始めます。

豆鉄砲(無線)「仕留めました」
Aさん(無線)「半矢?」
豆鉄砲(無線)「水面に首を突っ込んでいるので大丈夫です」
Aさん(無線)「了解」

そして、Aさんがいつもの慣れた手つきでアオクビ様を回収しようとしていますが、なにか様子がオカシイ・・・?
なんと、回収ネットの一部が破損し、今にもアオクビ様が流れて行きそうな様子です。

豆鉄砲(無線)「Aさん、ど〜なってるの!」
Aさん(無線)「回収ネットが壊れた〜!」

次の瞬間、アオクビ様は壊れたネットから脱出して行きます・・・(汗)

Aさん(無線)「豆ちゃん、回収ネット持ってきて〜!」
豆鉄砲(無線)「間に合いませんよ〜!」
Aさん(無線)「引き上げるのは無理でも、流れないように止めておくのは大丈夫だから〜!」

しかし、無常にもアオクビ様は回収ネットから脱出して、流れて行きます・・・(涙)
そしてAさんがダッシュでアオクビ様を追いかけます。

Aさん(無線)「とにかく回収ネットを持ってきて〜!」
豆鉄砲(無線)「了解です!」

回収ネットは車の中に置き忘れてるので、とりあえず車を目指してダッシュしますが、20mを走った時点であえなく
撃沈・・・(笑)
アオクビ様は、ど〜なったかとAさんの居る方向を見てみると、なんとかアオクビ様を回収した模様です。

豆鉄砲(無線)「回収出来ました?」
Aさん(無線)「回収完了」
豆鉄砲(無線)「良かった〜」

一騒動ありましたが、なんとかアオクビ様を回収出来ました。

Aさん「やっぱ回収ネットは一人一本必要だね〜」
豆鉄砲「ですね〜ズボラし過ぎましたね」
Aさん「回収ネット、もう少し改良しないとな〜」
豆鉄砲「なんで回収ネット壊れたんですか?」
Aさん「ズボラかまして作ったから(笑)」
豆鉄砲「勘弁してくださいよ〜」
Aさん「改良ポイントは解ってるし、次回は大丈夫」

その後、コガモが居た場所に3人で移動して、今回はMさんが出撃、Aさんと豆鉄砲は回収ボイントで一緒に待機します。

豆鉄砲(無線)「Mさん、コガモは警戒心なしで寝ていますんで、いつでもどうぞ」
Mさん(無線)「了解です」

豆鉄砲「某地区の射撃代表のお手並み拝見ですね」
Aさん「ま〜期待して見てなさいよ」
豆鉄砲「コガモまで20mってトコですよね」
Aさん「だね、警戒心無く寝てるし、大丈夫でしょ、ところでココからは何m?」
豆鉄砲「50mですね、撃った後、まだ居るコガモがいれば狙いますんで」
Aさん「任せたよ」

そして、Mさんの銃声がするとコガモは一斉に飛び立ちます、ええ、一匹残らずに・・・(汗)

豆鉄砲(無線)「全て飛びました」
Mさん(無線)「了解です」
豆鉄砲(無線)「撤収します」
Mさん(無線)「了解です」

豆鉄砲「ホントにMさんって某地区の射撃代表?」
Aさん「ホントだってば〜、疑ってるの?」
豆鉄砲「疑ってますよ、あの距離ですよ」
Aさん「ま〜ね〜、久しぶりで腕が錆びたのかな?」
豆鉄砲「錆びたって言うよりも、単なるド下手ですやん」
Aさん「ま〜、紙の的と獲物は違うからね〜」
豆鉄砲「射撃代表だかナンだか知らんけど、紙の的でも撃って出直しやがれ(笑)」
Aさん「荒れてるね〜」
豆鉄砲「ちょっと期待はしてたんで、その分ですかね〜」
Aさん「某地区射撃代表も単なるオッサンになっちゃったね〜」

その後、Mさんと合流し、終了時間も迫っているので、最後のチャンスと猟場を廻るとアオクビ様を発見です。
今度こそ、某地区射撃代表のお手並みを拝見するべく、豆鉄砲がスポッター、Aさんが回収に入ります。

豆鉄砲(無線)「××の所にアオクビ様です、少し警戒している様子なので注意して下さい」
Mさん(無線)「了解です」

Mさんは、注意深くアオクビを射穫できるポジションに移動します。

豆鉄砲(無線)「こちらから見て、ブッシュの影に入りました、状況を把握出来ないのでお願いします」
Mさん(無線)「了解です」

しかし、その後Mさんから銃のトラブルの連絡が入り、急遽、豆鉄砲が射穫ポジションに入るものの、
警戒心の上がったアオクビ様は飛んで行きました。

Aさん(無線)「こっちにも居るから移動してきて」
豆鉄砲(無線)「了解です、ドコに居ます?」
Aさん(無線)「○○のところ、これから回収ポイントに移動します」
豆鉄砲(無線)「了解です」

そして、射穫ポジションに移動すると70m程先にアオクビ様が5匹です。

Aさん(無線)「回収ポイントに到着」
豆鉄砲(無線)「了解です」

伏射のポジションが取れない場所なので座射の状態で、狙いを修正して第一弾発射!

パシ! バッシューン!←ハズレ、水面に盛大な水柱が立ちました。

当然、アオクビ様は全て飛び立ち、本日は終了となりました。

本日の猟果 キジ×1 アオクビ×1