2007年2月10日
さて、今猟期も最後となり、Aさん、Cさんとスケジュールを調整して、今回は3日間の出撃です。
そして、いつもの場所で待ち合せて猟場に向かいますが・・・

豆鉄砲 「なんか霧がスゴクないですか?」
Aさん 「だね〜ちょっと前が見えないかもね」

そんな訳で、一通りの猟場を流しますが、霧が酷くて、視界30m以下では獲物が見えません。
しかし、粘り強く猟場を回っていると・・・

Aさん 「キジ発見!」

霧の中でキジ2匹がお食事中です。
早速、Cさんが出撃して、Aさんが獲物までの誘導をしようとしたのですが・・・

Aさん(無線)「Cさん、××の影に隠れてアプローチして」
Cさん(無線)「(反応無し)」

Cさんの無線機からは反応がありません。

豆鉄砲 「無線機故障ですかね?」
Aさん 「スイッチ入れ忘れてるね、多分」
豆鉄砲 「このままじゃ、キジに発見されちゃいますね」
Aさん 「ちょっと行ってくるよ」

早速Aさんが、Cさんのもとに駆けつけて、アプローチの方法を伝えます。
しばらくすると銃声が聞こえて、キジが横たわります。まだもう一匹のキジは気が付いていない様子なので、
もう一匹を狙い始めたのですが、妙に銃の方向がおかしい感じがします。ナニを狙っているんだろうな〜と
思っていると、突然、横たわっていたキジが起き上がって逃走を始めました(汗)
しかし、逃げた後のキジが立ち止まった瞬間に、もう一発撃ち込み、なんとか回収出来ました。
キジを回収したCさんは、銃を仕舞う為にAさんにキジを渡し、Aさんがキジを持ち帰って来ました。

Aさん 「なんとか回収出来たよ」
豆鉄砲 「まだ生きてます?」
Aさん 「半矢だね、すぐに〆るよ」

そう言って、Aさんはナイフの背で数回キジの頭を叩いて失神させました。
キジの方は既に、Cさんが撃っている為に頭は血だらけで、このまま昇天するのは確実な状態でした。

豆鉄砲 「なんか手伝うコトあります?」
Aさん 「大丈夫だよ、新聞紙ある?」

新聞紙を持ってこようとすると、既に戻っていたCさんが新聞紙を探していましたので、豆鉄砲は車に戻って
車内で一服していたのですが・・・

Aさん 「あっ!逃げた!」

ふと声の方向を見ると、キジが復活して、近くのブッシュに逃げ込みました(汗)
反射的に車を飛び出して、ブッシュに入ります、しかしキジも必死なのでしょう、見つかりません。

豆鉄砲 「死んでたんじゃないの?」
Aさん 「死んだと思ってたよ、見たでしょ?」
Cさん 「死んでなかったんだね〜」

しかし、逃げ込んだと思われる場所はエリアも狭いので、3人で包囲網を狭めながら捜索しますが、中々発見
出来ません。そこで、豆鉄砲が一つ一つの場所を調べるコトにして、Aさん、Cさんにキジの動きを監視して
もらいます。そして捜索するコト10分・・・ブッシュの影に僅かに動くモノを発見しました。

豆鉄砲 「居た〜!」

速攻でキジの居る場所に飛び移ります、ホントならキジを踏んで止めたいのですが、キジを潰してしまう恐れが
あるので、キジの進路を塞ぐ格好で飛び移ります。

Aさん 「居た?」
豆鉄砲 「足元に居るはず、動く訳に行かないし、足元調べられます?」
Aさん 「了解」

そしてAさんが、豆鉄砲の足元を探したのですが・・・

Aさん 「居ないよ?」
豆鉄砲 「そんなバカな確かに居たハズですよ」
Aさん 「なら見てみなよ、ナンも居ないし」

そこで、足元を確認したのですが、キジは居ません・・・

豆鉄砲 「居ない・・・ナゼ?」
Aさん 「でしょ?」

そして、もう一度足元を注意深く調べると、キジの尾羽が・・・

豆鉄砲 「コレって今のキジですかね?」
Aさん 「そんな訳ないで・・・いや、新しいし今のキジだね」
豆鉄砲 「じゃあ、遠くへは移動出来てない?」
Aさん 「だと思うね」

そんな訳で、3人でキジの大捜索が開始されます、そして30分後・・・

豆鉄砲 「居ない・・・」
Cさん 「おかしいね・・・」
Aさん 「居ないハズはないけどな・・・」
豆鉄砲 「コレって犬とか居れば、一発で発見ですか?」
Aさん 「そりゃ、一発だね」
Cさん 「そうそう」
豆鉄砲 「諦めます・・・?」
Cさん 「仕方ないね〜」
Aさん 「まさか復活すると思ってなかったよ・・・」
豆鉄砲 「そう言えば、さっき一匹目の後、変な方向に銃構えていませんでした?」
Aさん 「そうそう、変な方向だったね〜3匹目が居たの?」
Cさん 「アレね、実は境界杭をキジと見間違えていたの(汗)」
豆鉄砲 「なんで???」
Cさん 「アレって先端が赤いでしょ、キジの頬っぺたと見間違えたの、霧のせいでね」
Aさん 「そう言うコトか〜」

乾いた笑いが車内の響きました(笑)

その後、猟場を移動しますが、なぜか獲物が居なかったり、獲物がシビアすぎて、獲物発見と同時に逃げられた
りして、猟果に繋がりません。

豆鉄砲 「なんかスゴくシビアじゃないですか獲物が・・・」
Aさん 「だね〜、ま〜猟期も最後だしね〜」
Cさん 「前回の時と同じ感じだね〜」

しかし、諦めずに猟場を回っていると、やっと川の中に獲物発見です。

豆鉄砲 「どうやって攻めます?いつものパターンですか?」
Aさん 「そうだね、それで今回は、両側から攻めよう」
Cさん 「じゃ〜どういう分担で?」
Aさん 「Cさんはココからポジションに入ってもらって下さい」
Cさん 「了解」
Aさん 「移動するタイミングはこちらで指示を出しますんで」
Cさん 「了解」
Aさん 「豆ちゃんは、私と対岸側に移動して、そこから回収ポイントに移動ね」
豆鉄砲 「了解!」

そこで、Cさんと別れてAさんと共に対岸側に移動します。

豆鉄砲 「それじゃ、回収ポイントに移動しますね」
Aさん 「ちょっと待ってて、獲物がシビアだし、Cさんの移動が終了してからでイイよ」
豆鉄砲 「了解です」

そんな訳で、Cさんの誘導を開始します。

Aさん(無線)「Cさん、感度ありますか?」
Cさん(無線)「感度良好です」
Aさん(無線)「それでは××側いっぱいに寄って、移動を開始して下さい、姿勢を低くして」
Cさん(無線)「了解です」

しかし、無線での指示の仕方が悪かったのか、あまり良くない格好でCさんが移動を開始しました。

豆鉄砲 「ありゃ、ちっょとマズくないですか?」
Aさん 「ちょっとマズイな・・・獲物に見つかっちゃうな・・・」

Aさん(無線)「Cさん、姿勢を低くして」
Cさん(無線)「了解です」
Aさん(無線)「それと川に居る獲物を見ないで、そのまま進んで下さい」
Cさん(無線)「了解です」

豆鉄砲 「なんか獲物が警戒してますよ」
Aさん 「困ったな・・・」
豆鉄砲 「ありゃ、Cさん移動し過ぎじゃないですか・・・?(汗)」
Aさん 「あっ、ホントだ、」

Aさん(無線)「Cさん、止まって、進みすぎ」
Cさん(無線)「了解です」

豆鉄砲 「あっ、飛んだ・・・」
Aさん 「あっちゃ〜・・・」

Aさん(無線)「Cさん、撤収します」
Cさん(無線)「了解です」

その後も猟場を流しましたが、中々獲物が見つからない為、以前作った鳥屋で待ちをかけるコトにしましす。
ちょっどお昼の時間なので昼食を取りつつ、カモの飛来を待ったのですが、しかし、中々カモの飛来はありません。
そんな訳で・・・

Aさん 「ちょっと昼寝するね」
豆鉄砲 「ハイハイ(笑)」

そして待つコトしばし・・・ふと気が付くと、Cさんもお昼寝をしていました(笑)
そんな中、アオクビ様が飛来して来ました、早速、Aさん、Cさんを起こします。

豆鉄砲 「アオクビ来ました」
Aさん 「来た?ドコ?」
豆鉄砲 「今、目の前を移動してアチラに」
Aさん 「居るね〜」
Cさん 「ドコ」
豆鉄砲 「アッチです」
Cさん 「居た居た〜」
豆鉄砲 「アレをデコイ替わりにして、飛来を待ちます?」
Aさん 「そうだね、ちょっと待ってみよう」

そして、しばらく待っていたのですが・・・

豆鉄砲 「アオクビが居なくなったような・・・」
Aさん 「ありゃ、ホントに居なくなったね・・・」
Cさん 「移動しますか?」

その後、猟場を移動しましたが、猟果には繋がりませんでした。

本日の猟果 獲物も必死ですね・・・


2007年2月11日 昨日、Aさんから「猟期も最後なので真剣モードに入るので明日は7時に出発ね」との宣言が出されたので、 それじゃ〜早く起きて準備しないとな〜と思って、5時前に目が覚めた豆鉄砲は、ノソノソと準備をしつつ、 Aさんが起きるのを待っていたのですが・・・なぜか、出発は9時前となりました(笑) そんな訳で、猟場を流すと・・・アオクビ様発見です。 Aさん 「行かせてもうらよ」 Cさん 「どうぞ」 豆鉄砲 「それじゃ、回収に入りますね」 そしてAさんの銃の銃声が聞こえました 豆鉄砲(無線)「獲れました?」 Aさん(無線)「当たったけど、ブッシュに潜り込んだね〜」 豆鉄砲(無線)「このまま待機でイイですか?」 Aさん(無線)「うん、待機しておいて」 そして数分後・・・ Aさん(無線)「豆ちゃん、戻って、隠れて出てこないし死んでると思う」 豆鉄砲(無線)「了解です」 そしてAさんの居る場所に戻ると・・・ Aさん 「あのブッシュに隠れて死んでいると思うんだ」 豆鉄砲 「それじゃ〜オイラが入りますよ」 Aさん 「いや、豆ちゃんは、まさかの時のバックアップをお願い、Cさんに行ってもらうよ」 Cさん 「それじゃ、あそこから入って回収すればイイのね?」 Aさん 「位置はコッチから指示するんで」 Cさん 「了解」 それでは回収に入ろうとした矢先です ガァ〜ガァ〜 ←撃たれて頭から血を流しているアオクビ様が飛び去りました 豆鉄砲 「あ〜あ・・・」 Aさん 「頭から血ィ〜出してたよね?」 Cさん 「最後の力を振り絞ったんだね〜」 昨日に続き、幸先悪いスタートです・・・(汗) その後、猟場を流しますが・・・ 豆鉄砲 「居ないですね〜」 Cさん 「どうしたんだろえね〜」 Aさん 「ちょっとマズいかな・・・」 その後も猟場を流し続け、やっとアオクビ様を発見です。そして、遠くにはコガモの姿もあります。 そこで、アオクビ狙いで、Cさんが出撃します。 Aさん 「Cさん、○○と××を結ぶラインより向こうに行ったら中止してくださいね、反対側から回り込むんで」 Cさん 「了解」 そして、ギリギリの所で発砲したのですが、弾は手前に着弾しました。そのままアオクビ様は飛んでいくかと思った のですが、奥に移動しただけで、回り込めば狙える場所に着水しました。 豆鉄砲 「ラッキーですね、行きますよね?」 Aさん 「当然でしょ!」 その場所は昨日の鳥屋の場所なので、早速、移動を開始して鳥屋に入ったのですが・・・ 豆鉄砲 「居ませんよ・・・?」 Aさん 「居ない?」 Cさん 「ホント、居ないね〜」 Aさん 「飛んじゃったかな?それじゃ、向こうのコガモを狙いましょう」 そして場所を移動して、Aさんがコガモをゲットしました。 再び猟場を移動することしばし、再びアオクビ様を発見しました。 豆鉄砲 「どうしましょうか?遮蔽物無いですよ」 Aさん 「そうだね〜匍匐しかないね、あの木まで匍匐して撃つしかないでしょ、そこからの距離は分るでしょ」 豆鉄砲 「そうですね、50mってトコですね」 Aさん 「それじゃ、豆ちゃん、よろしくね、コッチで監視しとくから」 豆鉄砲 「了解です」 そこで、唯一の遮蔽物であるを木目指して30m程をズリズリと匍匐前進するのですが・・・ Aさん(無線)「どうしたの、カモは警戒してないし、止まってないで、前進してイイよ」 豆鉄砲(無線)「疲れて死にそう・・・」 Aさん(無線)「そんなんじゃ、兵隊さんになれないよ(笑)」 豆鉄砲(無線)「兵隊さんになりたくない〜オイラ民間人でイイ〜」 Aさん(無線)「おっとカモが警戒に入った、しばらく停止」 豆鉄砲(無線)「了解」 その後、数分かけてAさんの指示のもと、狙撃ポイントに到着します。 アオクビは既に警戒したのか、場所を移動しており、レンジファインダーで距離を測ると70mと出ました。 射線上には小枝などが出ている為、射線がクリアな位置にアオクビ様が出るタイミングを狙って第一弾発射! パシ!バッシューン!←ハズレ 着弾は、かなり手前で丸外しの状態です ○| ̄|_ Aさん(無線)「どうしたの丸外しだよ」 豆鉄砲(無線)「枝とか出ていて、射線が上手く取れないんですよ」 Aさん(無線)「腕が悪いってハッキリ言えばイイのに(笑)」 豆鉄砲(無線)「あ〜腕が悪いですよ、で、どうします、移動ですか?」 Aさん(無線)「そうだね、上部に飛んでいると思うし、上部から挟むか〜」 豆鉄砲(無線)「じゃ〜上部に移動・・・いや、一匹残っているので撃ちますよ」 Aさん(無線)「了解」 見るとアオクビ様のメスが取り残されています、警戒したのか泳いで逃げようとしています。 さっきの着弾位置を参考にして狙点を修正して、第一弾発射! パシ!バッシューン!←ハズレ 修正量が僅かに足りませんでした ○| ̄|_ Aさん(無線)「どうしたの、アオクビ、飛んでったよ(笑)」 豆鉄砲(無線)「修正量が〜」 その後、作戦会議を開いて、Aさんが今の場所から攻め、豆鉄砲とCさんが上部で待ちを掛けると言うコトになり、 Cさんと共に移動を開始します。そして準備が完了したところでAさんに連絡を入れカモが入るのを待ちますが、 猟果に繋がらす、時刻も終了時間が近づいてきました。 それでは本日最後と言うコトで再び場所を移動します。今度はAさんが上部で待ちを掛け、豆鉄砲とCさんが下部 から攻めます。そして猟場をCさんと共に攻め始めたのですが、太陽を正面に受けて進むような状態なので、獲物 の発見が困難であるばかりか、先に獲物に発見されてしまう状態でした(涙) そんな諦めモードで歩いていると、アオクビ様が一匹だけポツンと居ます、しかも少し警戒態勢を取っています。 慌てて射撃体勢を取って、第一弾発射! パシ!ボコン!←命中です アオクビ様は泳いで逃げようとしています。Cさんが急いで回収に入ろうとしましたが、回収ネットが中々開きま せん。そうこうしている間にアオクビ様は昇天して、流され始めます(汗) 豆鉄砲 「Cさん、ネット貸して!」 Cさんから、奪うように回収ネットを取ってアオクビの回収に入り、なんとか無事に回収出来ました。 本日の猟果 アオクビ 1

2007年2月12日 本日はCさんが私用の為に参加不能、よってAさんと二人での出撃です。そして毎度のコトながらホテルを出たのは チェックアウトぎりぎりの時間でした(笑) そして猟場を流すものの、獲物を発見出来ません。 豆鉄砲 「ホント、獲物居ませんね〜」 Aさん 「ま〜こう言う時は鳥屋に入ってユックリ待つのがベストでしょ」 豆鉄砲 「じゃ〜その前に鳥屋の近くで獲物の状態を見ません?」 Aさん 「じゃ〜そうしようか」 そこで、鳥屋近くの場所に移動したのですが・・・ 豆鉄砲 「ありゃ、カルガモじゃないですか?」 Aさん 「だね、渡りが入ったんだね」 豆鉄砲 「距離もバッチリだし、行かせてもらいますよ」 Aさん 「了解」 カルガモに気が付かれないように、慎重に移動して、とりあえずレンジファインダーで距離を測定しますと、40.5m と出ます、完全に頂きの距離です、慎重に狙って第一弾発射! パシ!バッシューン!←ハズレ なんと、カモ一羽分着弾がズレでいます???カルガモは既に遠くに飛んで行きました(涙) Aさん 「下手〜」 豆鉄砲 「なんで、この距離でズレるの???」 Aさん 「そりゃ、下手だから(笑)」 豆鉄砲 「おっかしいな〜ナンでだろ???」 そこで銃を調べてみると・・・バレルとエアシリンダーを繋ぐ八の字型の金具の固定ネジが緩んでいました ○| ̄|_ 豆鉄砲 「原因判明しました(涙)」 Aさん 「言い訳はイイから(笑)」 幸いに工具も持っており、Aさんがラッキーにもボアサイターを持っていた為、とりあえずの応急処置を行いました。 本来であれば射撃場に行って、サイト合わせをする必要がありますが、猟期のこの時期、しかも最終日・・・そんな コトをしているヒマはありません。それと過去の経験から、こう言うコトがあっても、30m程度の距離ならば問題無く 使えるコトを知っていたので、猟を続行します。 そんな訳で、鳥屋に入って待ち始めたのですが・・・ Aさん 「豆ちゃん、正面にアオクビ」 豆鉄砲 「あっ、ホントだ、ラッキーですね〜、でも待つでしょ?」 Aさん 「猟果も少ないし、確保しようよ」 豆鉄砲 「ソレじゃ、撃ってもイイですか?」 Aさん 「任せたよ」 距離は判っているので、慎重に狙って第一弾発射! パシ!ボコン!←命中です アオクビ様は、しばらく暴れていましたが、少しすると昇天されました。 その後、獲物を求めて猟場を移動しましたが、結局、猟果に繋がらす、終了となりました。 今期もAさん、Cさん、のおかげで獲物に恵まれました、本当にありがとうございました。 来期もよろしくお願いします。 本日の猟果 アオクビ 1